夏のアウトドアシーズンが近づくと、誰もが一度は悩むんじゃないでしょうか。
「キャンプにも川遊びにも使えるサンダルが欲しいけど、どれを選べばいいの?」
「水に濡れても大丈夫で、かつ街でも浮かないデザインってある?」
そんなわがままな願いを叶えてくれるのが、水陸両用サンダルです。最近は各ブランドから高機能なモデルが続々と登場していて、選択肢が多すぎて迷いますよね。
この記事では、実際に数多くのモデルを履き比べてきた経験をもとに、シーン別のおすすめモデルと失敗しない選び方をお伝えします。
水陸両用サンダルって何?普通のサンダルとどう違うの?
まずは基本から。水陸両用サンダルとは、その名の通り水辺でも陸上でも快適に履けるように設計されたハイブリッドなフットウェアです。
普通のサンダルとの決定的な違いは以下の3つ。
速乾性の高さ
アッパーには水を吸いにくい合成素材やメッシュが使われていて、水から上がっても数分でサラッと乾きます。普通の布製サンダルだと、いつまでもジメジメして気持ち悪いですよね。
濡れた場所でのグリップ力
アウトソールには、濡れた岩場や滑りやすい川底でも踏ん張れる特殊なラバーコンパウンドを採用しているモデルが多い。ビブラムソールを搭載した高級モデルなら、軽い登山道でも安心感があります。
脱げにくいフィット構造
水の抵抗を受けても流されないよう、かかとをしっかりホールドするストラップやバンジーコードで調整できるモデルが主流です。
失敗しないための「水陸サンダル」選び方4つのポイント
ショップに行くとずらっと並んでいる水陸サンダル。どれを手に取ればいいのか、基準がわからない人も多いはず。選ぶときは、次の4つを必ずチェックしてください。
履くシーンを明確にする
川遊びやSUPがメインなら、足を守るクローズドトゥでグリップ力重視のモデル。キャンプサイトでのんびり過ごすだけなら、脱ぎ履きしやすいスライドタイプやサンダルタイプでも十分です。逆に、本格的なトレイルを歩く予定があるなら、ハイキングシューズに近い設計のモデルを選ばないと足を痛めます。
フィット感の調整幅
特に注意したいのが幅の広さ。海外ブランドは全体的に幅広設計のものが多く、日本人の足には余ってしまうケースがあります。甲の部分やかかとがしっかり調整できるストラップ付きだと安心です。
アウトソールの素材とパターン
濡れた岩場は想像以上に滑ります。ラグ(溝)が深く、柔らかめのラバーを使っているモデルほどグリップ力は高いです。でも、柔らかいソールは減りが早いというトレードオフも。バランスを見極めましょう。
排水性と速乾性
アッパーに排水用の穴が空いているか、メッシュ素材で水が抜けやすい構造になっているか。これが悪いと、靴の中に水が溜まって重くなり、マメの原因になります。
アウトドア派に本気でおすすめしたい水陸両用サンダル5選
ここからは具体的なモデルを紹介していきます。まずは、ガチのアウトドアシーンで信頼できるモデルから。
ハイキングもこなせる安定感:Hoka Hopara 2
厚底でおなじみのHokaが作る水陸サンダル。見た目はかなりボリューミーですが、履いてみるとそのクッション性と安定感に驚きます。メッシュアッパーは通気性と排水性を兼ね備え、アウトソールは濡れた岩場でもしっかりグリップ。本格的なトレイルもカバーできる実力派です。ただ、その分お値段は張ります。
**つま先を守る設計:HUMTTO ウォーターシューズ】
アウトドアで気になるのが、つま先のケガ。水中の見えない岩にぶつけて「痛っ!」となった経験、ありませんか?このHUMTTOはクローズドトゥで、つま先をしっかりガード。12個の排水穴が水抜けと通気を助け、比較的リーズナブルな価格も魅力です。
手頃に試せる安心感:Merrell Speed Fusion Web
アウトドアブランドとしての信頼感があるMerrell。このモデルは濡れた路面に強いグリップ力と、リサイクル素材を使ったアッパーが特徴。クッション性も十分で、カヤックやSUPにも最適です。初めて水陸サンダルを試す人にもおすすめしやすいバランスの良さ。
足を包み込むホールド感:Keen HYPERPORT H2
Keenといえば、つま先を守るトゥキャップが有名ですよね。このHYPERPORT H2は、ブランド創業モデルのDNAを受け継ぎつつ、驚くほど軽量に仕上がっています。まるで靴のような安定感があり、アッパーとソールが一体化したような履き心地。水の中でも脱げる気がしません。
カジュアルと機能の融合:Jack Wolfskin Lakewood Ride
街中でも浮かないスニーカーのようなデザインが魅力。人間工学に基づいたソール形状で、ちょっとしたトレイルなら問題なく歩けます。「ガチガチのアウトドアサンダルはちょっと…」という人にぴったりです。
デイリーユースや旅行にも使いたい人向けおすすめモデル4選
「メインは街履きだけど、急な雨やちょっとした水辺にも対応したい」という人向けのモデルも充実しています。
Teva ハリケーン ドリフト
Tevaのアイコン的モデルを軽量EVAで仕上げた一足。驚くほど軽くて、水もさっと流れます。スポーツサンダルらしさを残しつつ、タウンユースに溶け込むデザインが秀逸。
Crocs スイフトウォーター サンダル
クロックスといえばクラシッククロッグですが、こちらはアウトドア志向のサンダル。柔らかくて軽いマテリアルで、着脱も簡単。長時間歩くよりは、リゾートやキャンプサイトでのんびり過ごしたい日に。
Chaco Z/クラシック
リバーガイドにも支持される本格派。分厚いポリウレタンミッドソールと、足全体を包み込む一本のストラップが特徴。一度自分の足に馴染ませると、もう手放せなくなる中毒性があります。
Xero Shoes Z-Trail EV
ベアフット(裸足感覚)で歩きたい人に。驚くほど薄くて軽量ですが、5,000マイル保証のソールを採用するなど耐久性は折り紙付き。足の力を鍛えたいトレイルランナーにも支持されています。
履いてわかった、水陸サンダルの「ここがストレス!」とその対策
良いところばかりお伝えしてきましたが、正直なところストレスに感じるポイントもあります。事前に知っておけば、対策もできます。
小石や砂の侵入が地味にストレス
これ、本当に多いんです。オープンヒールのモデルだと、歩いているうちに小石が入ってきて、いちいち脱いで取り除くハメに。対策としては、ネオプレーンソックスを合わせるか、そもそもヒールがしっかり覆われているモデルを選ぶのが正解です。
履き始めの擦れやマメ
特に水に濡れた後は、肌がふやけて擦れやすくなります。新しいサンダルをいきなり本番で履くのは絶対にやめてください。事前に短時間の慣らし履きをしておくこと。心配なら、擦れやすい部分に先に絆創膏を貼っておくのも手です。
幅が合わなくて中で足が滑る
海外ブランドは日本人には幅が広すぎるものが多いです。調整ストラップで締めても、どうしても前滑りしてしまう場合は、厚手のソックスで調整するか、ワンサイズ下を選ぶという選択も検討しましょう。
あなたにぴったりの水陸サンダルを見つけよう
ここまで読んでいただいて、水陸両用サンダルがただの「濡れてもいいサンダル」ではないと感じてもらえたでしょうか。
自分の行動パターンや足の形に合った一足を選ぶことで、夏のアウトドア体験は格段に快適になります。選択肢が多すぎて迷ったときは、まず「どんなシーンで一番使うのか」に立ち返って考えてみてくださいね。
今年の夏は、足元から自由を手に入れましょう。


