ステフィン・カリー。NBAの歴史を塗り替えた男が履くバッシュ カリーは、バスケットボールシューズの常識を次々と覆してきました。軽さ、グリップ力、敏捷性。ガードプレイヤーが求めるすべてを詰め込んだ一足は、今や世界中のコートで愛用されています。
でも、気になりませんか?「結局どのモデルを選べばいいの?」「最新作ってどうなの?」「カリーがUAを離れたって本当?」そんな疑問に答えながら、バッシュ カリーの魅力をとことん掘り下げていきましょう。
バッシュ カリーとは?NBAを変えたシューズ革命
バッシュ カリーは、NBAのスーパースター、ステフィン・カリーのシグネチャーモデルです。もともとはナイキと契約していたカリー。しかし2013年、彼が選んだのは当時バスケットボール市場では無名に近かったUnder Armour(アンダーアーマー)でした。この決断が、のちにスニーカー業界全体を揺るがすことになります。
2015年、初代モデル「Curry 1」がデビュー。そこからカリーがMVPを獲得し、ウォリアーズを優勝に導くたびに、シューズの評価もうなぎ登り。軽量性とグリップ力を極限まで追求した設計思想は、特にスピードスターやシューターに圧倒的な支持を受けています。
何より革新的だったのが、2020年の「Curry 8」で初搭載された「UA Flow」クッショニングです。ラバーアウトソールを完全に廃止し、フォーム材がそのまま地面と接する構造。これにより、ありえないほどの軽さと、コートに吸いつくようなトラクションを両立しました。バスケットボールシューズの設計思想を根本から変えた、まさに革命的な一足と言えるでしょう。
最新作Curry 13とカリーの今。UA離脱で何が起きている?
さて、ここからが本題です。2026年2月、最新モデルとなる「Curry 13」が発売されました。しかしこのリリース、ファンにとっては少し切ないニュースとともに届きました。Curry 13が、カリーのアンダーアーマー最終シグネチャーモデルになるというのです。
そう、カリーはUAとの長年のパートナーシップに終止符を打ち、現在はスニーカー無所属のフリーエージェント状態。2026年4月には、NBAのコートでスイスブランド「On」のシューズを着用し、大きな話題を呼びました。
「え、じゃあCurryブランドは終わっちゃうの?」そう思った人もいるかもしれません。でも、ちょっと待ってください。UAはカリーとの契約終了後も「Curry Brand」を継続すると明言しています。つまり、Curry 13はカリー本人が直接関わった最後のモデルであり、ある意味「集大成」とも呼べる一足なのです。
Curry 13の実力
Curry 13は、スピードを何よりも重視した設計です。側面を包み込む成型3Dフレームが横ブレを防ぎ、カットやストップを思いのままに。もちろんミッドソールには「UA Flow」がフルレングスで搭載され、地面を掴むようなグリップと軽量性はシリーズ最高峰。カラーバリエーションは“Splash Party”や“The City”など全5色展開で、価格は$140です。
レビューでは「今までで一番足に馴染む」「トラクションが別次元」と高評価が並んでいます。カリーのUAラストダンスを飾るのにふさわしい、気合の入った一足と言っていいでしょう。
プレイスタイル別おすすめモデル3選
ここで、現行ラインナップから特におすすめしたい3モデルを紹介します。自分のプレイスタイルに合わせて選んでみてください。
1. 爆発的な加速力を求めるなら「Curry Series 7」
「相手を一瞬で抜き去りたい」そんなアグレッシブなプレイヤーに刺さるのが「Curry Series 7」。バスケットボール界初の“スーパーシューズ”と銘打たれ、ミッドフットにPebax®プレートを内蔵しています。このプレートがしなりと反発を生み出し、カットからの加速がまるで違う。UA Flowのグリップ力と相まって、ストップ&ゴーの鋭さはシリーズ屈指です。
ユーザーからは「コートに張り付くような感覚」「爆発的な一歩目が出せる」と絶賛の声が。ただし「少し細身だから試着をおすすめ」という意見もあるので、いつもよりハーフサイズアップを検討してもいいかもしれません。
2. 安定感と軽さのバランスなら「Curry 11」
「スピードも大事だけど、足首の安心感も欲しい」そんなバランス重視派には「Curry 11」がぴったり。UA IntelliKnitアッパーが足を優しく包み込み、必要なところだけしっかりサポート。デュアルデンシティのUA Flowクッショニングと前足部のPebax®プレートが、柔らかさと反発力をいいとこ取りしています。
レビューでは「軽くて履いていることを忘れる」「トラクションが最高で、普段履きにも使えるデザイン」と好印象。オンコートでもオフコートでも活躍する万能モデルです。
3. コスパ重視でカリー沼にハマるなら「Curry 3Z7」
「まずは手頃な価格でカリーのテクノロジーを体感したい」という入門者におすすめなのが「Curry 3Z7」。手頃な価格帯ながら、UA Flowクッショニングによる抜群のグリップ力はしっかり継承。アッパーは通気性の高いメッシュ素材で、長時間のプレイでも蒸れにくいのが嬉しいポイントです。
コスパ抜群で、「練習用にもう一足欲しい」というヘビーユーザーにも人気の隠れた名作です。
シューズ選びで失敗しないための3つのポイント
1. コート環境でグリップが変わる
UA Flowソールはクリーンな屋内コートでこそ真価を発揮します。ホコリっぽいコートだと、グリップ性能が落ちるケースも。普段プレイする体育館のコンディションをチェックしておきましょう。
2. サイズ感は試着が鉄則
Curryシリーズは全体的に細身の設計。特に幅広甲高の人は、通常サイズだと窮屈に感じることがあります。スポーツショップで必ず試着して、足に合うサイズを選んでください。店舗が近くにない場合は、レビューを参考にハーフサイズアップも視野に。
3. プレイスタイルに合ったクッショニング選び
UA Flowは反発力とグリップが魅力ですが、衝撃吸収重視のプレイヤーには少し硬く感じるかもしれません。ジャンプやリバウンドが多いビッグマンは、よりクッション性の高い他ブランドも検討してみるといいでしょう。カリーのシューズはあくまで、カットや素早い動きを武器にするプレイヤーに最適化されています。
バッシュ カリーの未来。ブランドはどうなる?
カリー本人がUAを離れた今、最も気になるのは「じゃあ次はどこ?」ということですよね。現時点で正式な発表はありませんが、先述の通りOnとの関係性が取り沙汰されています。もし契約が実現すれば、カリーのインサイトが注ぎ込まれた全く新しいハイパフォーマンスシューズが誕生するかもしれません。
一方で、「Curry Brand」はUAの元で継続。今後の新モデルにカリー本人のサインがあるかはわかりませんが、彼が築き上げたテクノロジーと哲学は確実に受け継がれていくでしょう。
バッシュ カリーは、ステフィン・カリーという不世出の天才が、自身のプレイを極限まで高めるために進化させてきたシューズです。その歴史を振り返れば、バスケットボールシューズの可能性がどれだけ広がったかを実感できるはず。
もしあなたがコートで一歩でも速く動きたいなら、一度足を入れてみてください。軽さとグリップがもたらす未知の感覚が、きっとあなたのプレイを変えてくれますよ。


