「バッシュを買ったのに、小指が痛くて履けない…」
「いつもつま先が当たって、プレーに集中できないんだよな」
そんな悩み、ありませんか?
実はそれ、靴の“長さ”じゃなくて“幅”が原因かもしれません。
今回は、バッシュ選びで見かける「2E」という表記の意味から、幅広・甲高さんにぴったり合うモデルまで、とことん詳しく解説していきます。
バッシュの2Eとは何か?読み方と基本のキ
まずは超基本からいきましょう。
「2E」って、どう読むか知ってますか?
答えは「ニーイー」または「ツーイー」。
これは靴の「ワイズ(幅)」を表す記号です。
足のサイズって、長さだけで決まるわけじゃないんですよね。同じ26.0cmでも、骨格がしっかりしている人、肉付きが良い人、人によって足囲(足の周囲の長さ)はまったく違います。
この“幅の違い”をアルファベットで表したのがワイズ表記。Eがひとつで普通〜やや細め、2Eになると「幅広」、3E、4Eと数字が増えるほど、どんどんゆったりした作りになります。
つまりバッシュの2Eとは、「標準より幅にゆとりがあるモデルですよ」というメーカーからの目印なんです。
ここでひとつ大事なポイント。
「2Eだから絶対に幅が広いはず!」と思い込むのは、ちょっとキケン。
実はワイズの基準って、メーカーごとにまちまち。アシックスは日本人の足型をベースにしているので割と忠実ですが、海外ブランドだと「2Eと書いてあるのに、いつもの感覚より細く感じる…」なんてこともよくあります。
だから、“表記”はあくまで目安。過信しすぎないでくださいね。
なぜバッシュで2E(幅)が重要なのか?痛みとケガのリスク
「多少きつくても、そのうち伸びるでしょ」
うーん、それ、かなり危険な考え方です。
特にバスケは、ただ走るだけじゃないスポーツですよね。急に止まる、横に飛ぶ、高く跳ぶ。足には前後左右、とにかく大きな負荷がかかります。
幅の合わないシューズでプレーし続けると、どうなるか。
まずシューズの中で足が動きすぎて、不安定になります。すると、無意識に足の指をギュッと縮めて踏ん張ろうとする。この癖が外反母趾やハンマートゥ(指が曲がって固まる変形)を引き起こす原因になるんです。
さらに怖いのが、足の痛みをかばうことで、膝や腰、股関節にまで負担が飛び火すること。腰痛や膝の故障といった深刻なトラブルに発展してから「靴のせいでした」と気づくケースは、実はとても多いんですよ。
「2E」のバッシュを選ぶことは、単に“楽”なだけじゃない。
将来のケガを防ぐ、立派な予防策なんです。
もう間違えない!自分の足幅を知る正しい測り方
「自分が2Eが必要な足なのか、いまいちわからないんだよな…」
という方のために、簡単なセルフチェック方法をお伝えします。
用意するのは、紙とペン、そして定規だけ。
- まず裸足で、紙の上に立ちます。かかとを壁にぴったりつけて、まっすぐ立ちましょう。
- 両足に均等に体重を乗せて、足の親指の付け根と小指の付け根、一番出っ張っている部分に印をつけます。
- その2点の直線距離を測ります。これがあなたの「足幅」です。
- 同じように、親指の先端に印をつけて、壁からその点までの距離を測ったものが「足長」です。
JIS規格では、同じ足長でもこの足幅によって、A〜Fまでのワイズが決まります。
例えば、足長が26.0cmの場合、足幅が約100mmならE(普通)、約104mmで2E、約108mmで3Eという感じ。
でも、これだけだと「足囲」がわからず、甲高の人は判断できません。できればシューズショップにある3D足型測定器(アシックスのASICS FOOT IDなどが有名です)を使うのが、一番正確で手っ取り早いですよ。無料で測れるお店も多いので、まだの人はぜひ試してみてください。
幅広・甲高さんにおすすめ!2Eサイズで履ける名作バッシュ
ここからは、実際に2Eサイズが用意されていたり、幅広設計と評判の高いモデルを厳選してご紹介します。
「自分の足に合う一足」を探す、参考にしてみてくださいね。
安心の国産ラスト:アシックス GELHOOP V17
「迷ったらこれ」と言われる、バッシュの大定番です。
日本人の足型データを徹底的に研究して作られたラスト(靴型)が採用されていて、まさに “幅広・甲高のための一足”。
もちろん標準で2E相当のゆとりがあります。
履いた瞬間の「包み込まれるようなフィット感」は、他のブランドではなかなか味わえません。GELHOOPシリーズは長く愛されているだけあって、変なクセがなく、どんなプレースタイルの人にもおすすめしやすい一足です。
軽さとフィット感のバランス:アシックス NOVA FLOW 2
「とにかく軽いのがいい!」
「バッシュの重さで疲れたくない」
そんな声をよく聞くので、ずばりこれ。
エントリーモデルながら、アッパーには柔らかなメッシュ素材をたっぷり使っていて、足当たりが実にマイルド。
こちらもワイズは2Eで設計されています。
初めてバッシュを買う中学生や、部活で毎日ハードに履き倒したい人に。軽いので、動き出しの一歩にキレが出ますよ。
ミドルカットでしっかり守る:アシックス NOVA SURGE 3
「足首がちょっと不安…」
「ケガだけは絶対に避けたい」
心配性なあなたにこそ選んでほしいのが、このNOVA SURGE(ノヴァサージ)シリーズです。
NOVA FLOWよりもしっかりとした剛性感のあるアッパーと、2Eのゆったりワイズが特徴。
特に3はクッション性も高く、まるでトランポリンのような弾む感覚があります。
初心者の方は、まずこういうミドルカットで安心感を得ながら、徐々にローカットに挑戦するのがセオリアです。
スタイリッシュな幅広モデル:ナイキ ジョーダン ワン テイク 4 PF
国産以外も履いてみたい、でも幅が心配。
そんなわがままに応えてくれるのが、ジョーダンブランドの「PF(パフォーマンスフィット)」です。
これはアジア圏向けに設計された幅広タイプで、2E相当のゆとりがあります。
さすがシグネチャーモデルだけあって、デザインのかっこよさはピカイチ。
「おしゃれな見た目でテンションを上げたい!」という人は、ぜひ検索してみてください。
それでもバッシュの2Eがきついと感じたら?
「2Eを履いてるのに、まだ小指が痛い…」
「足の甲が圧迫されて、しびれてくる…」
実はこれ、よくある相談です。
そんな時の対処法を、簡単にまとめておきますね。
- 3E、4Eも検討する:アシックスは特にワイズ展開が豊富で、「WIDE(3E相当)」「EXTRA WIDE(4E相当)」といったモデルがあります。2Eできついなら、素直にもうひとつ上のサイズを試しましょう。
- サイズアップと幅は別問題:長さが余っているからといって、さらに大きいサイズを買うのは逆効果。足が前に滑って指を痛める原因になります。あくまで「幅」で選んでください。
- シューレース(靴ひも)の通し方を変える:すべての穴に通すと甲に負担がかかる場合、一番上の穴をあえて飛ばす「スキップレーシング」や、甲の部分だけ平行に通す「パラレルレーシング」を試すだけで、嘘のように楽になることがあります。バスケ用のエリートレースホールも有効です。
バッシュの2Eとは|まとめ
さて、ここまで「バッシュの2Eとは何か」を軸に、幅の重要性からおすすめモデル、ちょっとした裏技までお話ししてきました。
「2E」という表記は、あなたの足を守るための大切なサインです。
「なんとなく」でサイズを選んでいた人は、今日を境に、ぜひ“幅”にもこだわってみてください。シューズが変われば、動きが変わる。動きが変われば、バスケがもっと楽しくなるはずです。
自分の足を一番大事にできるのは、自分自身ですからね。
さあ、最高の一足を見つけて、コートで思いっきり走り回りましょう!


