ランニングを始めたいけれど、どんな靴を選べばいいかわからない――。そんなときに頼りになるのが、初心者でも安心して履ける「STEPのランニングシューズ」です。近年はクッション性や安定感、軽さ、デザイン性までバランスよく備えたモデルが多く、初めての一足として選ばれる理由にも納得がいきます。ここでは、これから走り始めたい人に向けて、失敗しない選び方とおすすめポイントをわかりやすく紹介します。
初心者がランニングシューズを選ぶ前に知っておきたいこと
ランニングシューズを適当に選んでしまうと、膝や足裏、腰などに思わぬ負担がかかります。特に初心者はまだ筋力やフォームが安定していないため、シューズが体を守る“最初のサポーター”になります。
まず意識しておきたいのは「クッション性」「フィット感」「安定性」。この3つを軸に選ぶことで、快適に走り始められます。
- クッション性：着地の衝撃を吸収し、膝や足首への負担を減らす。
- フィット感：足の形に合ったホールド感があれば、長時間のランでもズレや痛みが起きにくい。
- 安定性：体が左右にブレるのを抑え、初心者でもスムーズに足運びができる。
この3要素がそろっていれば、長く走り続けても疲れにくく、ランニングを「楽しい」と感じられるようになります。
快適に走るための構造を知る
アッパー（靴の上部）
足を包み込む部分で、通気性やホールド感に直結します。最近のモデルはメッシュ素材が多く、蒸れにくく軽いのが特徴です。足幅が広い人や甲が高い人向けのバリエーションもあるので、試し履きで自分に合う形を確認することが大切です。
ミッドソール（靴の中底）
クッションと反発のバランスを司る“心臓部”です。柔らかすぎると安定性が落ち、硬すぎると衝撃吸収が不十分になります。初心者は「やや柔らかめで安定感のある」タイプを選ぶと失敗しにくいでしょう。
また、かかととつま先の高さ差（ドロップ）が大きすぎないものを選ぶと、自然な足運びがしやすくなります。
アウトソール（靴底）
地面との接地感を支える部分で、滑りにくさと耐久性をチェックしましょう。舗装路を走るならフラットでグリップ力のあるタイプが快適です。通勤・ウォーキングと兼用する人は、街歩きでも違和感のないデザインを選ぶと使いやすいです。
初心者が快適に履けるランニングシューズの条件
1. 柔らかく包み込むようなクッション性
初めてのランニングでは、どうしても衝撃が体に伝わりやすいもの。ミッドソールの厚みがしっかりあるモデルを選ぶと、足裏の疲れを軽減できます。HOKA Bondiシリーズのような厚底タイプは、長時間歩いても痛くなりにくいと人気です。
2. 足にぴったりと寄り添うフィット感
足とシューズの一体感が得られると、走るたびに余計な力を使わずにすみます。最近はニット素材やエンジニアードメッシュで包み込むような構造のモデルが増えています。靴紐を締めても圧迫感が少なく、足の甲が当たらない設計のものを選びましょう。
3. 安定して走れる設計
初心者のうちは、着地のたびに体が左右に揺れやすくなります。安定性を高めるために、かかと周りをしっかりホールドしてくれるヒールカウンター付きのシューズがおすすめ。足首のグラつきを抑えてくれる構造なら、フォームが安定し、長く走っても疲れにくいです。
4. 耐久性とコストのバランス
ランニングシューズの寿命はおおよそ500〜800km。初心者の場合、1年ほどで買い替えが目安です。初めての一足は、価格と性能のバランスが取れた中価格帯のモデルを選ぶとよいでしょう。高級モデルを無理に選ぶ必要はありません。
5. 通勤・ウォーキングにも使える汎用性
最近は、走るだけでなく「歩く」「立つ」場面でも快適に履けるモデルが増えています。STEPのランニングシューズにも、街歩きにも馴染むシンプルなデザインが多く、通勤や買い物にも使える万能さが魅力です。
人気ブランドから見る初心者向けモデルの傾向
HOKA
厚底クッションの代名詞的存在。HOKA BondiやHOKA Cliftonシリーズは衝撃吸収性が非常に高く、立ち仕事やウォーキングにも適しています。ふかふかの履き心地を求める人にぴったり。
ON
独自の「クラウドテック」ソールが特徴で、軽さと反発の両立が魅力。デザイン性も高く、普段履きとしても人気です。ON Cloud 6は初心者が日常からランに移行しやすいモデルとして注目されています。
adidas
adidas ADIZEROシリーズは軽量で反発性が高く、少しスピードを意識したい人向け。クッション重視ならadidas ULTRABOOSTもおすすめです。耐久性があり、走り慣れるまで長く使えるのが強みです。
Nike
Nike ペガサスシリーズは初心者から上級者まで愛される定番。安定性とクッションのバランスが良く、万人に合いやすい構造です。走り出しから違和感の少ない設計で、初めての一足として非常に人気があります。
自分に合ったSTEPランニングシューズを見つける手順
- 目的を決める
「週末のジョグ」「通勤後のウォーキング」など、どんなシーンで使いたいかを明確にします。 - 足型を知る
自分の足長・足幅を測定し、試し履きでフィット感を確かめます。特に夕方は足がむくみやすいので、その時間帯に試すと実際のサイズ感に近くなります。 - クッションと安定性のバランスをチェック
立ったときや軽く歩いたときに、かかとが沈みすぎないか、前に転がる感覚が自然かを確認します。 - 実際に動いてみる
店舗では軽く走る動作を試してみましょう。足の内側や外側に偏りがないか、かかとが浮かないかをチェックします。 - デザインと用途の両立を意識する
日常使いも視野に入れるなら、カラーやフォルムも大事なポイント。ランニング専用すぎないモデルなら、街でも違和感なく履けます。
よくある悩みと対策
Q. 走ると足が痛くなるのはなぜ？
→ サイズが合っていない可能性があります。特につま先に余裕がないと、長距離で爪が黒くなったり、指が圧迫されることがあります。
Q. ソールがすぐすり減るのは？
→ 走り方の癖や体重のかかり方が原因かもしれません。靴底の減り方を見て、左右どちらかが極端なら安定性重視のモデルに変えてみましょう。
Q. どれくらいで買い替えるべき？
→ ソールの凹凸がなくなってきた、クッションがへたったと感じたら買い替え時です。定期的に底の状態をチェックしましょう。
ランニングを続けるためのちょっとしたコツ
初心者にとって最も大切なのは「無理をしないこと」。最初は走る距離よりも、走る習慣を作ることを意識しましょう。
ウォーキングとジョギングを交互に取り入れれば、体にも優しく継続しやすくなります。お気に入りのSTEPのシューズを履けば、自然と外に出たくなるはずです。
また、シューズを2足用意して交互に履く「ローテーション」もおすすめ。靴の寿命を延ばし、毎回の履き心地を一定に保てます。
まとめ｜STEPのランニングシューズで快適な一歩を踏み出そう
初心者が最初に選ぶランニングシューズは、ただの運動靴ではありません。足を守り、モチベーションを支えるパートナーのような存在です。
クッション性・安定性・フィット感をしっかりチェックし、自分に合った一足を見つけることで、ランニングはもっと楽しく、もっと続けやすくなります。
今日からあなたも、STEPのランニングシューズで新しい一歩を踏み出してみませんか。
