スニーカー好きなら一度は耳にしたことがある「RFW（アールエフダブリュー）」。
東京発のシューズブランドとして、ファッション感度の高い層からじわじわと支持を集めている存在です。
一見シンプルなのに、履くと不思議とおしゃれに見える──その理由には、RFWならではの哲学とデザインへのこだわりがあります。
ここでは、RFWスニーカーの魅力や人気シリーズを詳しく紹介しながら、どんな人におすすめなのかを丁寧に掘り下げていきます。
東京発・RFWとは？デザインに宿る“日常のリズム”
RFWは1998年に誕生した日本のシューズブランドで、名前の由来は「RHYTHM FOOT WEAR（リズム フットウェア）」の頭文字。
この“リズム”という言葉に象徴されるように、RFWは「日常のリズムに寄り添う靴づくり」をテーマにしています。
創業者でありデザイナーの鹿子木隆（かのこぎ たかし）氏は、ロンドンで靴作りを学んだ経験を持つ人物。
彼が提案するのは、ただのスニーカーではなく「履く人のライフスタイルを整える靴」です。
無駄を削ぎ落としたデザイン、機能性とファッション性の両立、そして日本人の足に合わせた繊細な作りが特徴となっています。
RFWの靴を履くと、足にフィットしながらも圧迫感がなく、自然と姿勢が整うような感覚があります。
まさに“リズム”というコンセプトを体現しているスニーカーなのです。
RFWスニーカーが人気を集める理由
RFWスニーカーの魅力は、一言でいえば「シンプルだけど奥深い」こと。
見た目はミニマルなのに、履いてみるとわかるディテールのこだわりが満載です。
まず特筆すべきは、パターンカッティングの独自性。
一般的なスニーカーは左右対称にアッパーを構成しますが、RFWでは独自の分割構造を採用しており、動きやすさとデザイン性を両立しています。
その結果、歩くたびに足の動きにフィットし、長時間履いても疲れにくい構造になっています。
さらに、素材選びの繊細さもRFWの強み。
キャンバス地やスエード、レザーなどを組み合わせ、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。
どの素材も上質で、履くほどに味わいが増していくのも魅力です。
そしてもう一つ、RFWの人気を支えているのが日本らしい“控えめな美意識”。
ロゴを大きく主張するような派手さはなく、足元に自然と馴染むデザイン。
どんなコーディネートにも違和感なく溶け込むため、幅広い年齢層のファッションにマッチします。
定番人気シリーズ①：SANDWICH-LO COZY LEATHER
RFWを代表するアイコニックなシリーズが「SANDWICH-LO」です。
このシリーズ名は、アッパー部分を“挟み込む”ように縫製している独自構造に由来しています。
「SANDWICH-LO」はローカットの定番モデルで、軽やかさと安定感を両立した履き心地。
シンプルなキャンバス素材をベースに、カジュアルコーデはもちろん、きれいめファッションにも自然に馴染みます。
また、シーズン限定で展開されるカラーや素材違いのモデルも多く、ファンの間では「コレクションする楽しさ」があるラインとして人気です。
レザー仕様の「SANDWICH-LO COZY LEATHER」になると、ぐっと大人っぽい印象に。
休日のカジュアルスタイルだけでなく、ジャケットスタイルにもマッチする万能な一足です。
定番人気シリーズ②：BAGEL-MID
もう一つの定番が「BAGEL」シリーズ。
名前の通り、ふっくらとした丸みのあるフォルムが特徴的です。
特に「BAGEL-MID」はミッドカット仕様で、くるぶしを包み込むような優しい履き心地を実現しています。
見た目にもボリューム感がありながら、重たくならない絶妙なバランス感。
ミニマルなアッパーにステッチのアクセントが効いており、無駄のない美しいデザインに仕上がっています。
キャンバス地モデルは春夏にぴったりで、秋冬にはスエードやウール混素材のモデルが登場するなど、季節に合わせた展開も魅力です。
新定番として注目のモデル：SPRINTシリーズ
ここ数年で新しい人気を獲得しているのが「SPRINT」シリーズ。
ナイロンとスエードのコンビ素材を使い、よりスポーティな印象に仕上げられています。
軽量かつ柔軟性が高く、アクティブなシーンでも快適に履ける仕様が特徴です。
ミニマルなRFWの世界観を残しながら、動きやすさや機能性をプラスしたモデルとして支持を拡大。
通勤用のスニーカーや、旅先での一足として選ばれることも多いです。
RFWスニーカーが愛される理由：シンプル×クラフトマンシップ
RFWが多くのファンに支持されているのは、単なるデザイン性だけでなく、**日本人の足に寄り添った“作りの良さ”**にあります。
日本国内の工場で丁寧に製造されることで、縫製やフィット感の精度が非常に高いのが特徴。
インソールのクッション性や足裏のサポート感も絶妙で、履けば履くほど自分の足に馴染んでいきます。
また、RFWのスニーカーは流行に左右されない普遍的なデザインが魅力。
ロゴやラインで派手に主張せず、服のテイストを問わず使えるため、長く愛用できるのも嬉しいポイントです。
「履き心地が良くて、どんな服にも合う」という口コミが多く、リピーターが多いのも納得です。
購入できる場所と価格帯
RFWのスニーカーは、公式オンラインショップのほか、全国のセレクトショップや百貨店でも購入できます。
東京では伊勢丹新宿本店やアトレ恵比寿などでも取り扱いがあり、実際に試着できる店舗も多いです。
価格はモデルによって異なりますが、キャンバス素材の定番モデルで1万円前後、レザーや限定仕様になると2万円前後が目安。
国内ブランドの中では比較的手に取りやすい価格帯で、コストパフォーマンスの高さも魅力です。
オンラインでは、RFW公式サイトや楽天市場、Amazonなどでも多数のモデルが展開されており、限定カラーやコラボモデルが登場することもあります。
コーディネートの幅が広がる一足
RFWスニーカーは、そのミニマルなデザインからスタイルを選ばず活躍します。
デニムやチノパンはもちろん、スラックスやワンピースと合わせても自然に馴染む。
性別を問わず履けるユニセックスな雰囲気があり、カップルや家族でお揃いにする人も多いです。
街歩き、通勤、旅行、休日の散歩──どんなシーンにも馴染む「ちょうどいい一足」。
それがRFWが多くの人に選ばれ続けている理由といえるでしょう。
RFWスニーカーの人気シリーズで、自分らしい一足を
RFWスニーカーは、東京発のブランドらしい洗練と、クラフトマンシップに裏打ちされた確かな品質が共存する稀有な存在。
トレンドを追いかけるより、自分のスタイルを大切にしたい人にこそおすすめです。
定番の「SANDWICH-LO」、ボリューム感のある「BAGEL」、そして軽快な「SPRINT」。
どのモデルにも共通しているのは、“日常に寄り添う快適さ”と“控えめな美しさ”。
足元から自分らしさを表現したいなら、RFWスニーカーは間違いなくその一助となってくれるはずです。
シンプルで、どこか温もりのあるデザイン。
履く人の日常にリズムをもたらす、RFWスニーカーの世界をぜひ体感してみてください。
