「最近SNSでよく見る“ppaco”って、履き心地どうなの?」
そんな疑問を持つ人、きっと多いと思います。私自身、ミニマルでおしゃれな見た目に惹かれつつも、実際の快適さが気になって試してみた一人です。
この記事では、ppacoの靴の履き心地やサイズ感、人気モデルの特徴をリアルにレビューしていきます。
ppacoとは?靴好きが注目する新ブランドの正体
ppacoは、シューズデザイナー竹ヶ原敏之介氏がディレクションを務める新しいブランドです。
彼は「foot the coacher」や「BEAUTIFUL SHOES」などを手掛けた人物で、クラフトマンシップと機能性を融合させた靴作りで知られています。
ブランドのテーマは「Overturn common sense.(常識をひっくり返そう)」。
これまでのサンダルやシューズの常識を覆すような、シンプルだけど考え抜かれたデザインが特徴です。
ファーストコレクションでは、4タイプのスライドシューズが登場。どれも見た目はミニマルなのに、実は機能面がかなり練り込まれています。
履き口が直線的で裏返して置ける仕様など、「ベランダに置いても埃や雨を防げる」よう工夫されているのもユニークなポイントです。
履き心地の秘密:天然ラテックス配合の“High-PerFORM”素材
ppacoの履き心地を語る上で欠かせないのが、独自素材「High-PerFORM」。
これは天然ラテックス(生ゴム)を配合し、微発泡させた中反発素材で作られています。
実際に履いてみると、まず感じるのは“もっちり感”。
ふかふかしすぎず、適度な弾力で足裏を支えてくれる感覚があります。いわゆる「沈み込みすぎないクッション性」です。
軽さも抜群で、長時間履いても足が重たくならない。
編集部レビューでも「雲の上を歩いているよう」「軽くて履きやすい」と高く評価されており、この素材が履き心地の核になっています。
AIR STUDDED SOLEが生む“雲の上”の感覚
モデルによっては「AIR STUDDED SOLE」というソール構造を採用。
これは凹凸状のスタッズ内部にエアが入っており、歩くたびに空気がクッションのように足を支えてくれる仕組みです。
このソールはまさに、ppacoの履き心地を象徴するポイント。
衝撃をやわらげながら、地面をしっかり捉える感覚があり、立ち仕事やお出かけにもぴったり。
「疲れにくい」「軽く歩ける」という感想が多いのも納得です。
一方、AIR STUDDED SOLEなしのモデルはよりフラットでミニマルな印象。
自宅やオフィス履き、リラックスシーンにはこちらも心地よい選択肢になります。
サイズ感の印象:普段履きサイズでOK。ただし足型には注意
ppacoのサイズ展開は5〜10(23〜28cm)で、男女兼用仕様です。
実際に履いた印象としては「標準的な日本サイズに近い」と感じました。
普段スニーカーで26cmの私がppacoの「8(26cm)」を履いたところ、長さ・幅ともに自然なフィット感。
ただし、素材が柔らかくて包み込むような感触なので、甲高・幅広の方はワンサイズ上げても良いかもしれません。
逆に裸足でフィットさせたい場合は、いつものサイズを選ぶのがベター。
ストラップやベルトで調整するタイプではないため、「履いた瞬間に足がズレないか」「踵が浮かないか」を試着時に確認しておくと安心です。
実際の履き心地レビュー:軽さと反発のバランスが絶妙
履いた瞬間、まず「軽っ!」と驚く人が多いはず。
一般的なサンダルよりも軽量で、足を包み込む柔らかさがあります。
長時間歩いても疲れにくいのは、この“中反発構造”が効いているから。
歩行時の沈み込みは少なく、しっかりと足裏に反発を感じます。
また、ソール全体が均一に衝撃を分散してくれるため、足の一部だけが痛くなることがありません。
私の場合、1日中履いて出歩いても足の裏や踵が痛くならず、「ラクだけどちゃんと歩ける」という印象。
裸足で履くと素材のもっちり感をダイレクトに感じられ、靴下を履くとより安定感が増すなど、用途に応じた使い分けもできます。
デザイン性も履き心地の一部。ミニマルで美しい機能美
ppacoの靴は、一見すると彫刻のような滑らかさ。
無駄な装飾が一切なく、素材の質感とフォルムで魅せるデザインです。
ミニマルながら、履いたときに足元がすっきり見えるライン設計。
ソールの厚みも絶妙で、スタイルアップ効果すら感じます。
さらに、裏返して置ける仕様や、水に強い素材など、生活の中で“使いやすいデザイン”が詰まっています。
単なるサンダルというより、“機能美の塊”といってもいいでしょう。
どんなシーンに向いている?日常からリラックスまで幅広く活躍
ppacoの靴は、デザインがモード寄りながら、機能的にはカジュアルにも対応できる万能型。
おすすめの使い方としては――
・休日の街歩きやショッピング
・ベランダや玄関周りでのリラックス用
・職場のオフィス履き
・旅行先やホテルでのセカンドシューズ
「脱ぎ履きが楽で、しかもおしゃれに見える」ので、夏場だけでなく通年活躍できます。
天候に左右されにくく、水に強いのも嬉しいポイントです。
ppacoの価格帯とコスパをどう見るか
ppacoの価格は8,800円〜9,900円前後。
正直、サンダルとしては少し高めに感じるかもしれません。
しかし、天然ラテックス配合の独自素材、高いデザイン性、そして耐久性を考えると、十分納得の価格。
むしろ「この履き心地でこの値段ならコスパが良い」と感じる人も多いでしょう。
使い込んでもヘタりにくく、ラバー特有の劣化も起きにくい仕様なので、長期的に見ればコストパフォーマンスは高めです。
購入前にチェックしたいポイント
ppacoの靴はオンラインでも購入可能ですが、サイズ感や足型のフィットは実際に試してみるのが一番。
試着の際は次のポイントを意識してみてください。
- かかとが浮かないか
- 甲の高さが合っているか
- 素足・靴下どちらで履くか想定して選ぶ
- ソールの種類(通常 or AIR STUDDED SOLE)を確認
また、素材のもっちり感は気温によって微妙に変わるため、季節ごとの履き心地の違いもチェックするとより納得して選べます。
ppaco 履き心地まとめ:軽くて、柔らかくて、見た目以上に頼れる靴
ppacoの靴は、ただデザインが洗練されているだけではなく、履き心地の完成度も非常に高いアイテムでした。
・軽くて歩きやすい
・もっちりしたクッション性で疲れにくい
・デザイン性と機能性の両立
・ユニセックスで使いやすいサイズ展開
「履くアート」とも呼びたくなる、機能美と快適さの融合。
シンプルな見た目の中に、細やかな設計思想と日本人の足に合う柔軟な構造が詰まっています。
ppacoの履き心地が気になっていた人は、ぜひ一度その“もっちり快適”な感触を体感してみてください。
軽やかな足取りとともに、これまでの「サンダルの常識」がきっと変わるはずです。


