「Onのシューズ、履き心地はいいけれど、最近なんだかクッションがへたってきた気がする…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
ランニングを続けていると、靴底だけでなく“インソール(中敷き)”も確実に劣化していきます。この記事では、Onランニングシューズのインソール交換について、やり方とおすすめのリプレイスメント(交換用インソール)をわかりやすく紹介します。
インソール交換で得られるメリット
インソールは、足と靴の間で最も密接に働くパーツ。走るたびに衝撃を受け止め、アーチを支え、足の安定を保っています。
つまり、見た目以上に“消耗が早い”部分なのです。
長く履いていると、最初のフィット感が薄れてきたり、足裏が疲れやすくなったりします。これはインソールのクッション性や弾力が失われているサイン。交換することで次のようなメリットがあります。
- クッション性が復活し、膝や足首への負担を軽減
- 足裏のアーチがサポートされ、疲労感が減る
- 足のズレやブレが減り、走りの安定感が増す
- 靴内部の衛生状態を改善できる(汗や臭い対策にも)
インソール交換は、単なる「中敷きの入れ替え」ではなく、快適な走りを取り戻すためのリフレッシュ作業です。
Onランニングシューズのインソール事情
スイス発のOnは、「CloudTec(クラウドテック)」と呼ばれる独自のクッショニング構造で知られています。軽やかな履き心地が特徴ですが、公式サイトのFAQでは「純正インソールのみの販売や交換対応は行っていない」と明記されています。
つまり、Onシューズのインソールを交換したい場合は、純正以外の市販リプレイスメントを利用する必要があります。
ここで注意したいのが、Onのシューズはモデルによって中底の構造や厚みが異なること。柔らかいミッドソールに硬すぎるインソールを入れるとバランスを崩すこともあります。選び方と手順をしっかり押さえておきましょう。
インソール交換を検討すべきタイミング
次のような症状を感じたら、インソール交換のタイミングかもしれません。
- 以前より足裏の疲れが早く出る
- かかと部分がつぶれている
- インソールの表面が剥がれたり変色している
- 臭いや湿気が取れにくくなっている
- フィット感が変わり、足が靴の中で動くようになった
ランニング頻度にもよりますが、一般的には6〜12か月を目安に交換すると良いとされています。
毎日のように走る方や、長距離ランナーであればもっと短いスパンで見直しても良いでしょう。
Onシューズのインソール交換手順
ここからは実際の交換方法を紹介します。特別な工具は不要で、少しの手間でできる作業です。
1. 古いインソールを取り外す
まず靴ひもを緩め、足入れ口をしっかり開きます。
取り外し可能なタイプであれば、かかと側からゆっくり持ち上げてつま先に向かって引き抜きましょう。
もし接着されているタイプの場合は、ドライヤーを弱温であてて接着剤を柔らかくしてから、ゆっくり剥がすと安全です。
2. 靴内部を清掃
インソールを外すと、細かいホコリや汗の残りが見えることがあります。
やわらかい布やブラシで軽く掃除し、湿気がある場合は半日ほど風通しの良い場所で乾燥させましょう。
3. 新しいインソールをカット・調整
購入したリプレイスメントインソールを元のインソールの上に重ね、サイズが合わない部分をハサミで少しずつカットします。
このとき、つま先側を基準に合わせて調整するときれいに収まります。厚みが増すと甲が窮屈になるので注意しましょう。
4. 装着・試し履き
新しいインソールをかかとから差し込み、つま先までぴったり収まっているか確認します。
履いてみて「かかとが浮く」「つま先が当たる」といった違和感があれば、再度微調整してください。
最初の数回は短い距離で試し、徐々に走行距離を伸ばして慣らすのがおすすめです。
Onに合うおすすめリプレイスメントインソール
ここでは、Onのシューズに比較的相性が良いとされる市販インソールを紹介します。
純正ではないため、あくまで自己責任での使用となりますが、フィット感を調整したい人には有効な選択肢です。
- SUPERfeet Trim To Fit
アーチサポートに定評のあるブランド。かかとのホールド感が強く、長距離でも安定します。厚みがややあるため、CloudsurferやCloudmonsterのようなボリュームモデル向き。 - Dr. Scholl’s シューインサート
衝撃吸収性とコスパのバランスが良い定番品。初めてインソールを交換する方にも扱いやすく、柔らかい履き心地が特徴です。 - Memory Foam インソール
柔らかいメモリーフォームが足裏にフィットし、疲労軽減をサポート。Cloud 5など軽量モデルとの相性が良いと感じる人も多いです。 - パトリック INSOLE IS004
国産の軽量タイプ。通気性が良く、シンプルな構造でどんなモデルにも合わせやすい万能タイプです。 - Insoles for ON Cloud Replacement
商品名に「ON Cloud対応」と記載のある互換モデル。形状が近く、試す価値のある代替インソールです。
どの製品も、購入前に「サイズ」「厚み」「アーチ形状」が自分の足と靴に合っているか確認してください。
特にOnはフィット感がタイトな設計なので、厚すぎるインソールを選ぶと逆に履きづらくなることがあります。
インソール選びで失敗しないポイント
- 厚さを欲張らない
クッション性を重視しすぎて厚手のインソールを選ぶと、足が前に押し出されてつま先が当たることがあります。
薄型でアーチサポートのあるタイプを選ぶのがOnシューズには無難です。 - アーチサポートの強さに注意
アーチが高すぎると足裏に違和感を感じることも。特に初めての方は「中程度」から試すのが安心です。 - 目的を明確に
疲労軽減を狙うのか、反発力を高めたいのか、あるいは通勤・立ち仕事など日常用途なのか。目的を絞ることで最適なインソールが選びやすくなります。 - 試し履きを丁寧に
室内で履いて違和感がないか、かかとが浮かないかを確認。合わなければ無理せず交換・調整を行いましょう。
インソール交換で得られる走りの変化
交換直後は「足裏が新しくなった」ような感覚があります。クッションが効き、着地の安定性が高まることで、自然と姿勢も整いやすくなります。
長距離ラン後の疲労感が軽減した、足裏の痛みが減ったという声も多く聞かれます。
一方で、慣れない素材や形状のインソールに替えると、最初は違和感が出ることもあります。これは“足の再学習期間”のようなもので、数回のランで馴染んでいくケースがほとんどです。
焦らず、短距離から少しずつ走行距離を伸ばしていくのがコツです。
まとめ:Onランニングシューズのインソール交換で快適な走りを取り戻そう
Onのシューズは、もともと履き心地の良さと軽さが魅力のブランド。
その性能を長く維持するためにも、インソール交換は欠かせません。
純正パーツの販売は行われていませんが、市販リプレイスメントを選べば快適性を再現することが可能です。
大切なのは「自分の足と目的に合ったインソールを選ぶこと」。
少しの工夫で、Onシューズは再び最高のフィット感を取り戻します。
インソール交換は、あなたの走りをもう一段心地よく進化させる、最も手軽なメンテナンスです。


