スイス発の人気ブランド「On(オン)」のスニーカー。ランニングシーンだけでなく、街履きとしてもファッションに取り入れる人が増えています。ただ、「サイズ感がわかりにくい」「モデルによって履き心地が違う」という声も多く聞かれます。この記事では、Onスニーカーのサイズ感を徹底解説しながら、失敗しない選び方と試着のコツを紹介します。
Onスニーカーとは?人気の理由と特徴
Onは2010年にスイスで誕生したブランドで、元アスリートが「走ることの楽しさを取り戻す」ことをコンセプトに開発したスニーカーが始まりです。最大の特徴は、特許技術の「CloudTec(クラウドテック)」ソール。クッション性と反発力を両立させた独自構造で、足への負担を軽減しながら軽快な推進力を生み出します。
デザイン性も高く、無駄のないミニマルな見た目と上質な素材感が魅力。ランニングだけでなく、通勤や街歩きにもマッチする「ハイブリッドスニーカー」として人気を広げています。
Onスニーカーのサイズ感は「やや小さめ」
まず結論から言うと、Onのスニーカーは全体的に「やや小さめ」「細め」に感じる人が多いです。特に足幅や甲が高い方は、いつものスニーカーサイズだと少しタイトに感じるケースもあります。
口コミやレビューでは、「普段24.5cmで25cmを選んだらちょうどよかった」「0.5cm上げたらつま先にゆとりができて快適」といった声が多数。実際、On公式でもモデルによっては「ハーフサイズアップを検討」と明記されていることがあります。
ただし、モデルによってサイズ感が異なるため、一概に“大きめ推奨”とは言い切れません。次の章でモデルごとの違いを詳しく見ていきましょう。
モデル別・サイズ感の違い
Cloud 6
Cloudシリーズの定番モデル。前作よりもアッパーが柔らかくなり、足幅もやや広めに改良されています。多くの人は「普段と同じサイズでOK」と感じていますが、足幅が広めの方は0.5cmアップするとより快適です。
軽さとクッションのバランスが絶妙で、通勤スニーカーとしても人気があります。
Cloudsurfer
Onの中では標準的なサイズ感。細すぎず広すぎず、普段のスニーカーサイズを選べば問題ない人が多いです。ランニング用としても街履きとしても使いやすい万能モデルですが、ぴったりフィットを求めるなら試着をおすすめします。
Cloudtilt
このモデルは少し小さめに感じる人が多く、特につま先や甲部分がタイトに感じられる傾向があります。デザインがスタイリッシュで細身な分、幅広足の方は0.5〜1cm大きめを選ぶのが安心です。
新しいテクノロジーを搭載しており、ソールの柔軟性とフィット感が魅力です。
Cloudmonster
厚底ソールで高いクッション性を誇るCloudmonster。足幅がやや広めの設計になっており、「普段のサイズか、0.5cm下げても大丈夫だった」という声もあります。
ただし、甲が高い方や厚めの靴下を履く方は、通常サイズを選ぶほうが安心です。シリーズによって形状が微妙に異なるため、試し履きが理想です。
自分に合うサイズを見つけるコツ
実寸+0.5〜1cmを目安にする
Onスニーカーを選ぶときは、まず自分の足の実寸を測ることから始めましょう。かかとからつま先までの長さを測り、そこに0.5〜1cmほど余裕を持たせたサイズが目安です。特にランニング用途では、走行中に足が前に動くため、つま先に少し余裕があるほうが安全です。
足幅・甲の高さも考慮する
Onはヨーロッパブランドらしく、やや細身の木型を採用しています。
・足幅が広い
・甲が高い
このどちらかに当てはまる人は、ワンサイズ上げると快適な場合が多いです。逆に、細めの足の人は標準サイズ、または0.5cm下げても良いケースがあります。
試着時のチェックポイント
店頭で試着する際は、次のポイントを確認しましょう。
- つま先に0.5〜1cmの余裕があるか
爪が前に当たらず、指先を軽く動かせるくらいが理想です。 - かかとがしっかりホールドされているか
かかとが浮くようならサイズが大きすぎます。 - 土踏まずや甲の圧迫感
履いてすぐに圧迫を感じるなら、長時間の使用で痛みが出る可能性があります。
購入後の交換が難しいオンラインストアでは、これらを事前に確認しておくことが大切です。
他ブランドとの比較で見るOnの特徴
ナイキやアディダスと比べると、Onは全体的にフィット感が高く、包み込まれるような履き心地です。ナイキよりも若干小さめ、ニューバランスよりもやや細めの印象を持つ人が多い傾向です。
「軽いのに安定感がある」「立ち仕事でも疲れにくい」といった感想が多く、サイズ選びさえ合えば、快適性は非常に高いブランドといえます。
防水モデルを選ぶときの注意点
Onの防水モデル(Cloud WaterproofやCloud 5 Waterproofなど)は、素材の特性上フィット感が少しきつく感じられることがあります。防水膜が内側に追加されることで伸縮性がやや抑えられるためです。
そのため、防水モデルを選ぶ場合は「通常サイズより0.5cm上げる」ことが推奨されています。梅雨時や冬場の使用を考えている方は、厚手のソックスも考慮に入れましょう。
サイズ選びで失敗しないためのチェックリスト
- 足の実寸を測っておく
- つま先に余裕を確保する(0.5〜1cm)
- モデル別のフィット感を確認する
- 防水モデルは0.5cmアップを検討
- 試着時は靴下の厚さも同じ条件で確認
この5つを意識するだけで、履き心地の満足度は大きく変わります。
サイズ選びに迷ったときのおすすめモデル
・Cloud 6:初めてOnを履く人におすすめの定番モデル。標準的なサイズ感で、軽くてバランスが良い。
・Cloudsurfer:クッション性が高く、日常使いにも最適。普段のサイズでOK。
・Cloudmonster:厚底の安定感が魅力。足幅が広い人にもおすすめ。
これらの3モデルは、レビュー件数も多く、サイズ選びの参考情報が豊富なので安心して選べます。
まとめ|Onスニーカーのサイズ感を知って自分にぴったりの一足を
Onスニーカーは、独自のクッション構造と軽さで世界中のファンを魅了しています。しかし、モデルごとにサイズ感が微妙に異なるため、正しく選ぶことが重要です。
基本的には「普段のサイズ」または「0.5cmアップ」でOK。足幅が広い人、防水モデルを選ぶ人は、少し大きめを選ぶと失敗が少ないでしょう。
そして、つま先の余裕・ホールド感・甲の圧迫などを確認しながら、自分にとって快適なフィットを探すことが大切です。
サイズ感を正しく理解すれば、Onの「雲の上を歩くような履き心地」を最大限に楽しめます。
ぜひ自分の足に合った一足を見つけて、毎日の歩行やランニングをより快適にしてみてください。


