スイス発のブランド「On(オン)」のスニーカーが、いま世界中で話題になっています。
一度履いたら忘れられない“雲の上の履き心地”。その秘密は独自のソール構造「CloudTec(クラウドテック)」にあります。
この記事では、そんなOnの魅力をたっぷりと紹介しながら、人気モデルの中から特におすすめの5足を徹底解説します。
Onとは?スイス生まれのテクノロジー系スニーカー
Onは2010年にスイス・チューリッヒで誕生したブランドです。
創業者は元トライアスロン選手。彼が「走ることをもっと気持ちよくしたい」という想いから生み出したのが、後に世界中のランナーを虜にしたクラウドテックソールです。
ブランドのコンセプトは「走る感覚を変える(Run on clouds)」。
シューズに求めるのは軽さでも反発力でもなく、“自然な走行感”。
それを実現するためにOnは、エンジニアリングとデザインを融合させた独自構造を採用しました。
スイスらしいミニマルな見た目も人気の理由。スポーツ用としてだけでなく、街歩きやオフィスカジュアルでも違和感がなく履けるデザインが魅力です。
雲の上の履き心地「CloudTec」とは?
Onのスニーカーを象徴するのが「CloudTec(クラウドテック)」と呼ばれるソール技術。
これはミッドソールに丸い空洞を持たせることで、着地時の衝撃をやわらげつつ、次の一歩への反発を生み出す仕組みです。
普通のスニーカーでは「衝撃を吸収するほど、反発力が落ちる」というトレードオフがあります。
しかしOnのソールは、着地時にクラウド(空洞)が潰れて衝撃を吸収し、蹴り出す瞬間に元に戻って推進力を発揮する構造。
この“沈み込みと跳ね返り”の絶妙なバランスが、「雲の上のような履き心地」と表現される理由です。
さらに最新モデルでは、「CloudTec Phase」と呼ばれる進化版も登場。
ドミノのように並んだソールが順に潰れ、より滑らかな重心移動を実現しています。
Onのスニーカーが人気を集める理由
Onの魅力は、ただ「履き心地が良い」だけではありません。
以下の3つの特徴が、ランナーにもファッションユーザーにも支持されている理由です。
1. 科学的に計算された快適性
ランニング中の足の動きを徹底的に研究し、ソール形状や素材を調整。
特にHelion(ヘリオン)と呼ばれる独自フォームは、軽さ・耐久性・反発力を兼ね備えています。
2. シンプルで洗練されたデザイン
余計な装飾を省き、どんな服にも合うミニマルなデザイン。
トレーニングだけでなく、カフェやオフィスにも自然に馴染む「大人のスニーカー」として人気です。
3. 豊富なモデル展開
ランニング用からウォーキング、ジム、タウンユースまで、目的に合わせた多彩なラインナップ。
性別や年齢を問わず選びやすいのも特徴です。
Onのおすすめスニーカー5選
ここからは、数あるOnのスニーカーの中でも特に人気が高い5モデルを紹介します。
それぞれの特徴とおすすめの履き方を見ていきましょう。
1. Cloudboom Echo 3
その名の通り、On史上最大級のクッションを誇るモデル。
分厚いソールが足裏全体をやさしく包み込み、長距離ランでも疲れにくい履き心地を実現します。
特徴は“モンスター級の反発力”。
衝撃吸収と推進力を両立し、走りながらも足が自然に前へと進むような感覚があります。
・長距離ランナーや立ち仕事の多い人におすすめ
・見た目のボリュームがあり、ストリートファッションにも映える
・価格帯は約23,000円前後
「柔らかいけれど沈まない」クッションを求める人にぴったりのモデルです。
2. Cloud 6
定番モデルの「Cloud 5」を進化させた最新作。
軽量性と履き心地のバランスが取れた万能スニーカーです。
足入れがスムーズなスピードレースシステム(ゴムシューレース)を採用しており、脱ぎ履きがとてもラク。
旅行や通勤、買い物などの普段使いに最適です。
・ウォーキング、旅行、日常の相棒として人気
・カジュアルにもきれいめにも合わせやすい
・約18,000円台とコストパフォーマンスも良好
走る日も歩く日も、どんなシーンにもフィットする万能モデルです。
3. Cloudtilt
都会的なデザインで注目を集める、ライフスタイル寄りの新シリーズ。
CloudTec構造による衝撃吸収に加え、屈曲性の高さで快適な歩行をサポートします。
・スタイリッシュで街履き向き
・軽くて足にフィットしやすい
・価格は22,000円前後
ランニング用というよりは、「歩く時間が長い人」や「デザイン性も重視したい人」におすすめ。
モードファッションやミニマルコーデにも自然に馴染みます。
4. Cloud X4
ジムやトレーニングにも対応するオールラウンドモデル。
軽量で安定感があり、ランニングだけでなくフィットネスやHIITなどの動きにも柔軟に対応します。
・足のブレを抑える安定設計
・横方向の動きにも強い構造
・約20,000円台で多目的に使える
「走るだけでは物足りない」「運動も日常も一足で済ませたい」という人に最適な1足です。
5. Cloudmonster
Onの中でも“スピード”に特化したレーシングモデル。
カーボンファイバーを内蔵し、爆発的な反発力でテンポの速い走りをサポートします。
・軽量で推進力が高く、レース向け
・エリートランナーやスピード練習におすすめ
・価格は約26,000円前後
トレーニングでスピードを求めるランナーには、このモデルが理想的。
ただし普段履きにはクッションが硬めなので、ランニング専用として使うのがベストです。
モデルの選び方:用途別のおすすめ
Onのスニーカーは見た目が似ていても、目的によって性能が異なります。
選ぶときは「どう使いたいか」を明確にするのがポイントです。
・日常使い中心 → Cloud 6、Cloudtilt
・ランニング中心 → Cloudmonster、Cloudsurfer、Cloudboom
・ジム・トレーニング中心 → Cloud X4
・デザイン重視 → Cloudtilt
サイズ感はやや細め。足幅が広い人はハーフサイズアップを選ぶと快適です。
Onスニーカーの評判と口コミ
ユーザーのレビューを見ると、共通して挙げられるのが「軽くて疲れにくい」という声。
また、「履くだけで姿勢がよくなる」「長時間歩いても足が痛くならない」といった意見も多く見られます。
特に旅行や通勤など、1日中履くシーンでの快適さは高評価。
その一方で、「ソールの形状に慣れるまで違和感がある」という意見もありますが、多くの人が数日で自然に馴染むと回答しています。
Onのスニーカーを長く楽しむためのポイント
Onのスニーカーは耐久性にも優れていますが、長く快適に使うためには定期的なケアが大切です。
・使用後は湿気を避けて陰干しする
・中敷きを取り外して風通しを良くする
・洗濯機ではなく中性洗剤での手洗いが安心
ソールの構造上、泥や小石が入りやすいので、使用後はブラシなどで軽く掃除すると清潔に保てます。
Onのスニーカー人気モデル徹底解説まとめ
スイス生まれのOnは、テクノロジーとデザインを融合させた新世代スニーカーブランド。
その履き心地は“雲の上”という言葉がぴったりです。
ランニングを楽しみたい人も、街歩きを快適にしたい人も、目的に合わせてベストな1足が見つかるはず。
まずは定番の「Cloud 6」や高クッションの「Cloudmonster」から試してみてください。
そして最後にもう一度。
あなたに合うOnのスニーカーを見つければ、歩くこと・走ることがもっと楽しくなる。
その一歩を支えるのが、この“雲の上の履き心地”なのです。


