ウォーキング用スニーカーを探しているとき、「ニューバランス MW585」というモデルを見かけたことがある人も多いでしょう。
革素材の落ち着いた見た目と、防水性・クッション性を兼ね備えた設計が特徴の一足です。
今回は、このMW585を実際に履いてみた人の声や機能面から、履き心地や歩きやすさの実力を徹底レビューします。
本革仕様のアッパーがもたらす包み込むような履き心地
MW585の最大の特徴のひとつが、アッパーに採用された天然皮革。
一般的なメッシュ素材のスニーカーと比べると、足全体がしっかりと包まれるような感覚があります。
履き始めはやや硬く感じるものの、使うほどに革が柔らかくなり、自分の足型に馴染んでいくのが心地よいポイントです。
足幅が広い人にも優しい設計で、2E・4E・6Eといったワイズ展開があるのも魅力。
「横幅にゆとりがあって圧迫感がない」「革が柔らかく伸びるので長時間履いても痛くならない」という声も多く、特に幅広・甲高の人には相性が良いモデルです。
素材感も上質で、ビジネスカジュアルにも馴染む落ち着いた印象を与えます。
ミッドソールのABZORBが衝撃を吸収し、長時間歩行をサポート
履き心地を語るうえで欠かせないのが、MW585に採用されているミッドソール素材「ABZORB（アブゾーブ）」。
この素材はニューバランス独自の衝撃吸収テクノロジーで、着地時にかかる足への負担を軽減しつつ、次の一歩への反発力もサポートします。
実際に歩いてみると、ソールの厚みと弾力がちょうどよく、沈み込みすぎず安定感があります。
柔らかすぎてフワフワするタイプではなく、「地面をしっかり捉えながら衝撃を和らげる」バランス型。
そのため、長時間歩いても足裏や膝が疲れにくく、通勤や立ち仕事でも快適に使えます。
体重移動を自然に導くアウトソール構造で「歩きやすさ」を実感
MW585は、歩行時の体重移動を分析して開発されたアウトソール構造を採用しています。
かかとからつま先への重心移動がスムーズに行えるため、自然な足運びをサポート。
ソールのグリップ力もしっかりしていて、雨の日の濡れた路面でも安心感があります。
かかと部分には硬めのヒールカウンターが入っており、ブレを防ぎながら姿勢を安定させてくれます。
「踵がしっかりしていて倒れにくい」「歩行時にふらつかない」というレビューも多く、安定性を重視する人にとって大きな魅力です。
滑りにくく、通勤や散歩、旅行先などでも頼もしい一足といえるでしょう。
防水仕様と通気設計で、天候を気にせず快適に履ける
MW585は防水仕様になっているため、雨の日でも足元を気にせず出かけられます。
防水靴というと蒸れやすいイメージがありますが、このモデルはソールやアーチ部分に通気孔を設け、内部の空気を循環させる構造を採用。
結果として「蒸れにくく快適」「雨の日でも靴の中がベタつかない」という評価が多く見られます。
通気性と防水性を両立した設計は、季節を問わず使える大きなメリット。
天気やシーンを選ばない万能さが、MW585を“日常使いできるウォーキングシューズ”として支持される理由のひとつです。
さまざまな世代に支持される理由
実際のユーザー層を見てみると、MW585は幅広い世代から高評価を得ています。
60代以上の方からは「膝や腰に負担がかかりにくく、長時間歩いても楽」という声があり、通勤や買い物など日常的な歩行をサポート。
一方で、30〜40代のユーザーからは「シンプルで革の質感が良いので、仕事でも履ける」「スニーカーだけど上品」といったデザイン面での好評もあります。
見た目はクラシックで落ち着いているものの、履き心地は最新設計。
「スニーカーの快適さと革靴の上品さを両立したい」というニーズにしっかり応えるモデルです。
デメリットや注意点も押さえておこう
もちろん、すべてが完璧というわけではありません。
MW585のデメリットとして挙げられるのは、まず「やや重め」という点。
しっかりしたソールと革素材のため、超軽量スニーカーに慣れている人には少し重量を感じるかもしれません。
また、防水仕様ゆえに真夏の炎天下では蒸れを感じることも。
通気構造があるとはいえ、メッシュ素材のような涼しさは期待できません。
そして、一部のユーザーからは「インソールのサポートが薄い」との意見もあり、扁平足や長時間立ち仕事の人は別途インソールを追加するとより快適になります。
革素材なので、最初は少し硬く感じることもありますが、数日履けば徐々に馴染んでくるので心配はいりません。
この“馴染む過程”も、本革スニーカーならではの楽しみといえるでしょう。
幅広・甲高の人にこそ試してほしい理由
多くのスニーカーは海外向けの細め設計が多く、日本人の足型に合わないこともしばしばあります。
その点、MW585は日本人の足型を意識したワイド設計。
「6Eまで選べるスニーカー」はかなり珍しく、幅広・甲高で靴選びに苦労してきた人には救世主的な存在です。
足の締めつけがないことで血流が良くなり、長時間歩いても疲れにくいというメリットも。
ゆったり履けるのに、踵や甲でしっかりホールドしてくれるため、安定感も抜群です。
まさに「歩きやすさ」と「快適さ」を両立した設計です。
こんな人におすすめしたいMW585
・通勤や買い物など、日常でよく歩く人
・足幅が広く、一般的なスニーカーだときつく感じる人
・革靴風の上品なデザインを求める人
・雨の日でも気にせず履ける防水シューズが欲しい人
・膝や腰への負担を軽減したい人
反対に、「軽量でスポーティなスニーカー」を求める人や、真夏に長時間屋外を歩く人には、通気性重視のモデルを検討しても良いかもしれません。
用途や季節に合わせて使い分けるのがおすすめです。
MW585の履き心地を実際に試す価値
総合的に見ると、ニューバランス MW585は“歩くことを快適にする”ために考え抜かれたスニーカーです。
ABZORBによるクッション性、ヒールの安定感、防水と通気の両立、そして幅広設計。
どれも実際に歩く人のことをよく理解した作りになっています。
デザイン面でも、派手すぎず落ち着いた印象で、普段使いから通勤まで幅広く対応。
革の風合いを楽しみながら、長く履ける一足です。
「歩くときに足裏の衝撃が少なくなった」「帰宅しても脚の疲れが軽い」といった実感の声も多く、快適性の高さは確か。
ウォーキングを習慣にしている人はもちろん、普段の移動をもう少し快適にしたい人にもおすすめです。
MW585の履き心地まとめ
MW585の履き心地をレビューしてきましたが、まとめると以下のような特徴が際立ちます。
・本革の柔らかさと包み込むようなフィット感
・ABZORBによる優れた衝撃吸収と反発性
・防水仕様と通気性を両立した全天候対応設計
・幅広ワイズによるゆとりある履き心地
・ヒールカウンターが支える高い安定性
「しっかり支えてくれるのに、重くない」「一日中歩いても疲れにくい」――そんな感想が多いのも納得の一足です。
ニューバランスが長年培ってきたウォーキング技術が詰め込まれたMW585は、まさに“歩行サポートに優れた快適スニーカー”と呼ぶにふさわしいモデルです。
