スケートシーンを中心にじわじわと注目を集めている「Last Resort AB VM001 LO SUEDE」のスニーカー。ストリートのリアルな空気をまといながらも、洗練されたデザインと履き心地の良さでファッション好きの間にもファンが急増しています。この記事では、そんなlast resortスニーカーの魅力、ブランド背景、人気モデル、サイズ感や履き心地まで、徹底的に紹介します。
スケーターが作ったスニーカー、Last Resort ABとは?
Last Resort ABはスウェーデン発のスケートシューズブランド。創設者は、Polar Skate Co.でも知られるスケーター兼デザイナーのポンタス・アルヴ(Pontus Alv)と、シューズデザイナーのサミ・トルッピ(Sami Tolppi)です。
このブランドの合言葉は「By Skateboarders, For Skateboarders」──つまり「スケーターによる、スケーターのためのスニーカー」。巨大企業の資本やマーケティングに頼らず、スケートボードの現場感覚をそのままデザインに落とし込む姿勢で、世界中のスケーターから支持を集めています。
特徴的なのは、派手なロゴやカラーリングを排除したシンプルなデザイン。大きなブランドロゴもなく、スケートボード本来の文化に寄り添う「静かな強さ」を感じさせるのがLast Resort ABの哲学です。
デザインに隠された“リアルスケート思考”
Last Resort ABのスニーカーは、見た目のミニマルさに反して非常に実用的です。特にスケーターから支持される理由は、細部に詰まった「滑るための工夫」。
まず注目すべきはバルカナイズドソール。この製法は、アッパーとソールを加熱圧着することで柔軟性を高め、ボードの感覚を足裏で直に感じやすくします。スケート時の繊細な動きをサポートしながら、衝撃吸収も兼ね備えています。
また、Cloudy Cush(クラウディ・クッシュ)インソールを搭載するモデルでは、クッション性が高く、長時間のスケートや歩行でも疲れにくい設計。履いた瞬間から「柔らかく沈む」ような感覚があり、硬い路面でも足への負担を軽減してくれます。
さらに、オーリーゾーン(足の甲部分)には二重ステッチや補強素材を採用し、耐久性をしっかり確保。滑りながら擦れても破れにくく、実際のスケートシーンで使い続けられる強さがあります。
last resortスニーカーの履き心地とサイズ感
多くのスケーターや愛用者が口を揃えて評価するのが、履き心地の良さ。特に最初の数回から足に馴染む柔軟性が魅力です。
アッパーは柔らかいスエード素材が多く、履き始めから自然に足にフィットします。一般的なスケートシューズよりも軽く、ソールの屈曲もスムーズなので、“履き始めの硬さ”が少ない点も高評価。デッキ上での安定感もあり、滑り出した瞬間から足に吸い付くような感覚があります。
サイズ感はやや細めの作り。特にLast Resort AB VM001 LO SUEDEシリーズなどはタイトフィット気味なので、甲高や幅広の人は0.5cmアップを選ぶとちょうど良いという声もあります。逆に、標準〜細身の足の方はジャストサイズでも快適に履けるでしょう。
人気モデル解説:定番から新作まで
Last Resort ABは、モデル名に「VM(Vulcanised Model)」や「CM(Cup Model)」といった略称を用いています。それぞれに特徴があり、自分の用途やスタイルに合わせて選ぶのがポイントです。
■ Last Resort AB VM001 LO SUEDE
ブランドの原点とも言える代表作。ミニマルなローカットデザインで、どんなコーデにも馴染む万能モデルです。柔らかいスエードアッパーが足にフィットし、シンプルながらも耐久性抜群。スケートだけでなく普段履きにも最適です。
■ Last Resort AB VM002
Last Resort AB VM001 LO SUEDEのシルエットをベースに、やや丸みを帯びたトゥと新しいパターンを採用したモデル。クラシックな雰囲気がありながら、よりクッション性が高く改良されています。履き心地の柔らかさと耐久性のバランスが秀逸です。
■ Last Resort AB VM003
スケート用としてはもちろん、ファッションアイテムとしても人気が高いモデル。素材バリエーションが豊富で、キャンバスやスエードなど季節に合わせた選び方も楽しめます。軽さと柔軟性を兼ね備えた万能タイプです。
■ Last Resort AB VM006 Moc Suede
モカシンスタイルの新シルエット。スケートシューズの枠を超えた、街履きでも映えるデザインが特徴。レザーの質感とステッチのアクセントが上品で、大人のスケートファッションにぴったりです。
■ Last Resort AB CM001 / Last Resort AB CM002
こちらはカップソールを採用したモデル。バルカナイズドソールに比べ、よりクッション性と安定性を重視した設計です。特に長時間の滑走や衝撃の大きいトリックを好むスケーターに向いています。
スケーターから支持される理由
Last Resort ABが多くのスケーターに愛されている理由は、単に「履き心地が良い」からではありません。ブランドの姿勢そのものが、スケートカルチャーに深く根ざしているからです。
巨大企業のマーケティング主導で作られたシューズとは異なり、Last Resort ABは「現場の声」を最優先にしています。製品開発では実際のスケーターの意見を取り入れ、アップデートを繰り返してきました。その結果、プロ・アマ問わず信頼される品質が生まれています。
また、ロゴを控えめにしたデザインは、派手さよりも「自分のスタイルを際立たせたい」スケーターに刺さります。履く人の個性を邪魔せず、スケートボード本来の文化──自由と独立──を体現しているブランドなのです。
ストリートでも映えるファッション性
スケートシューズでありながら、ファッション面でも人気が高いのがLast Resort ABの魅力。無駄のないデザインは、どんなスタイルにも自然に溶け込みます。
シンプルな黒スエードのLast Resort AB VM001 LO SUEDEは、ジーンズにもスラックスにも合わせやすく、クリーンで大人っぽい印象に。Last Resort AB VM006 Moc Suedeなら、カジュアルなジャケットやワイドパンツと合わせてもバランスが良く、スニーカーでありながら上品さを感じさせます。
街歩きや通勤など、日常のスタイルにも馴染むデザイン性。スケートボードをしない人でも履きたくなる理由がここにあります。
last resortスニーカーの選び方とメンテナンス
選ぶ際は、まず用途を明確にすることが大切です。スケート用として使うならバルカナイズドタイプ(VMシリーズ)、普段履きメインならクッション性の高いカップソール(CMシリーズ)がおすすめです。
また、スエード素材が多いため、防水スプレーをかけておくと汚れやすい路面でも安心。ブラシで定期的にケアすれば、素材の質感を長持ちさせられます。
スケーターとファッションの橋渡しをするブランド
Last Resort ABは、スケート文化を尊重しながらも、ファッションとの距離を自然に縮めています。
“スケートのための靴”でありながら、“街を歩くための靴”としても完成されている。その絶妙なバランスこそ、スケーター以外のファンを惹きつける理由です。
機能性・デザイン・哲学──そのすべてが融合したブランド、それがLast Resort AB。
派手なロゴもトレンドの押し付けもない。ただ、履く人のライフスタイルに寄り添うだけ。
シンプルな一足に込められたこだわりが、あなたの足元に新しい選択肢を与えてくれるでしょう。
last resortスニーカーで、自分らしいスタイルを
スケートの現場から生まれたLast Resort ABのスニーカーは、ただの靴ではありません。
スケーターの思想と美学が詰まった、リアルなプロダクトです。
滑る人も、街を歩く人も、自分の足で自由を感じられる──そんなスニーカーを探しているなら、一度は手に取ってみてください。
あなたの「最後のリゾート(避難所)」になるかもしれません。


