イタリア発のラグジュアリースニーカーブランド「GHOUD（ゴウド）」を知っていますか？
まだ日本では知名度こそ高くありませんが、ファッション感度の高い人たちの間でじわじわ注目を集めているブランドです。上品で洗練されたデザイン、そしてイタリア職人による確かなクオリティが融合したGHOUDは、「日常を格上げする大人のスニーカー」として世界中で人気を広げています。
この記事では、GHOUDの魅力や人気モデル、デザインの特徴、履き心地、そしてブランドの背景までをわかりやすく紹介します。
GHOUDとは？ヴェネツィア発の新進気鋭ブランド
GHOUD（ゴウド）は2016年、イタリア・ヴェネツィアで誕生したスニーカーブランドです。
ブランド名の由来は、古いフランドル語で「金」を意味する言葉。名前の通り、上質で価値ある靴を作るという理念が込められています。
創業当初から掲げるコンセプトは「ミニマリズム」と「職人技」。
過剰なロゴや派手な装飾に頼らず、素材やフォルム、色のバランスそのもので高級感を表現するのがGHOUDの特徴です。
実はこのブランド、あの有名ブランド「PHILIPPE MODEL（フィリップモデル）」のデザインチームが関わっており、デザインや品質へのこだわりはその流れを受け継いでいます。
つまり、GHOUDは“イタリアの美意識”と“クラフトマンシップ”を現代的に再構築したブランドと言えるでしょう。
GHOUDの魅力は「控えめなラグジュアリー」
GHOUDの最大の魅力は、“さりげない高級感”にあります。
近年のスニーカーブームでは、ブランドロゴや派手なデザインが多い中、GHOUDはあくまで控えめ。
しかし一目でわかる上質さと洗練されたシルエットがあり、シンプルな服装に合わせても自然に映える存在感を放ちます。
たとえば、ホワイトやグレー、ベージュなど落ち着いた色味に、スウェードやナイロン、カーフレザーを絶妙に組み合わせた素材構成。
見る角度や光の当たり方によって微妙にニュアンスが変化し、シンプルながら奥行きのある表情を見せてくれます。
ロゴの配置も極めて控えめ。
ブランド名を主張するより、靴そのもののデザインと質感で魅せる。
これこそがGHOUDの「本物志向」を象徴するポイントです。
イタリア職人の技が光るディテール
GHOUDのスニーカーはすべてイタリア国内で生産されています。
手作業で丁寧に仕上げられる一足一足には、イタリアの職人文化が息づいています。
アッパーには上質なスウェードやナッパレザーを使用し、カットラインやステッチも非常に繊細。
ソールは軽量でクッション性が高く、歩行時の安定感にも優れています。
また、インソールは取り外し可能で、足の形に合わせて微調整できる構造になっている点も高評価です。
さらに、ソールの形状にも独自の美学があります。
「RUSH」などの代表モデルでは、少し反り上がったつま先と立体的なアウトソールが特徴的で、デザインと機能性を両立。
ファッション性だけでなく、履き心地にも妥協しない作りが、多くのユーザーを惹きつけています。
人気モデル紹介：GHOUDの定番ライン
GHOUDのラインナップはシーズンごとに少しずつ変化しますが、特に人気の高いモデルをいくつか紹介します。
RUSH（ラッシュ）
ブランドの代表的シリーズで、異素材のコンビネーションが美しいモデル。
ナイロン、スウェード、レザーがバランスよく配置され、スポーティーかつエレガントな印象です。
カラー展開も豊富で、グレー×ベージュ、ホワイト×ブルーなど大人のコーデに馴染む上品な配色が揃っています。
TWEENER（トゥイーナー）
RUSHよりもスリムで、軽やかなフォルムが特徴のモデル。
カジュアルすぎず、ジャケットスタイルやオフィスカジュアルにも対応できる万能な一足です。
RUSH LOW MAN / RUSH LOW WOMAN
ユニセックスで展開されるベーシックモデル。
ややボリュームのあるシルエットながら、ミニマルなデザインで使いやすく、初めてのGHOUDにもおすすめです。
履き心地の良さとサイズ感
見た目の美しさだけでなく、履き心地の良さもGHOUDの大きな魅力です。
足入れした瞬間にわかる柔らかさとフィット感、そして長時間歩いても疲れにくい軽快さ。
ソールのクッションが衝撃を吸収し、日常使いにも最適です。
ヨーロッパブランドのスニーカーにありがちな「かかとが抜けやすい」「甲がきつい」といった問題も、GHOUDでは改善されています。
日本人の足型にも比較的合いやすく、サイズ感としては普段のスニーカーサイズでジャストフィットすることが多いです。
スタイリング：大人のコーデに馴染む万能スニーカー
GHOUDのスニーカーは、カジュアルからきれいめまで幅広いスタイルに対応できます。
特に人気のRUSHシリーズは、デニムやチノパンはもちろん、セットアップやスラックスにも相性抜群。
スポーティーすぎず、上品にまとめたいときに最適です。
たとえば、ベージュのRUSHに白シャツとネイビースラックスを合わせれば、都会的で洗練された印象に。
一方、グレーカラーのモデルは、Tシャツ×黒パンツなどのシンプルコーデに大人の抜け感をプラスしてくれます。
“頑張りすぎない上品さ”を演出できるのが、GHOUDの最大の魅力といえるでしょう。
価格帯と入手方法
GHOUDの価格帯は、おおよそ6万円〜8万円前後。
ラグジュアリーブランドとしては比較的手の届きやすい価格で、「手の届くハイエンドスニーカー」として人気です。
日本ではまだ取り扱い店舗が限られていますが、セレクトショップや正規通販サイト（FARFETCH、BEIGE BROWN、CINQ ESSENTIELなど）で購入可能。
国内在庫が少ないため、シーズンによっては早めに完売するモデルもあります。
サイズやカラーによって希少性が高く、ファッション好きの間では“人と被らないスニーカー”としても注目されています。
GHOUDが選ばれる理由とは？
GHOUDがここまで支持される理由は、単なるデザインの良さではなく、哲学にあります。
それは「Less is more（少ないほど豊か）」という美意識。
無駄を削ぎ落としたデザインの中に、確かな技術と素材の力を宿す。
このアプローチは、ラグジュアリーを知る大人たちの心に響きます。
さらに、ブランドが目指すのは「ブランドロゴではなく、履く人自身が主役になる靴」。
その控えめな姿勢こそが、GHOUDの魅力の核心です。
まとめ：GHOUDスニーカー完全ガイド！イタリア発の高級スニーカー人気モデルを紹介
GHOUDスニーカーは、イタリア職人の情熱と美意識が詰まった一足です。
控えめなデザインの中に漂う高級感、快適な履き心地、そしてどんなコーデにも馴染む汎用性。
トレンドに左右されず、自分らしいスタイルを貫く人にこそ似合うスニーカーです。
まだ持っている人が少ない今こそ、GHOUDで一歩先のファッションを楽しんでみてください。
足元から始まるラグジュアリーな日常が、きっとあなたのスタイルを新しくしてくれるはずです。
