『九日ナインソール』は、台湾のRed Candle Gamesが手がけた高難度2Dアクションゲーム。美しいアートと緻密な世界観で話題になりましたが、その中でも特にプレイヤーの前に立ちはだかるのが「易公（イーゴン）」というボスです。
今回は、この易公を効率的に攻略するためのコツを、初心者にもわかりやすくまとめていきます。
ナインソールの魅力と易公戦の位置づけ
ナインソールは、古代神話とサイバーパンクが融合した独自の世界「新崑崙（シンコンロン）」を舞台に、主人公・羿（イー）が戦いと冒険を繰り広げる物語。プレイヤーは、剣・弓・符術（呪符）・玉石（スキル強化）などを駆使して戦闘と探索を進めます。
その中でも易公は、羿の師匠であり、物語的にも最も重要な敵の一人。戦闘難易度は非常に高く、単なる強敵というより「プレイヤーの総合力を試す最終試験」といえる存在です。攻撃の速さ、パターンの多彩さ、反応のシビアさなど、どれを取っても一筋縄ではいきません。
易公が強敵とされる理由
初見では多くのプレイヤーが圧倒される易公戦。その理由を分解すると、次のようなポイントがあります。
- 3段階のフェーズ制
第一形態では攻撃パターンを覚え、第二形態で変化が加わり、第三形態では一気に攻撃速度と威力が上がります。第一段階で安定しても、後半で全く通用しないパターンも多いのが特徴です。 - 赤攻撃（ガード不能）とフェイント
易公は赤オーラをまとった強攻撃を多用します。これらはパリィや回避のタイミングをずらすように仕掛けられており、焦ると一気に体力を削られます。 - 反応速度の要求
攻撃の連携が非常に速いため、ボタンを押すタイミングが0.1秒ずれるだけで被弾。単なる反射神経ではなく、「行動の合図を読む」ことが重要になります。 - スタミナと集中力の勝負
長期戦になりやすく、数回のパリィミスで立て直しが困難に。精神的な集中力も試されます。
このように、易公戦は単純なアクションスキルではなく、観察力と持久力が問われる設計になっています。
易公戦に挑む前に整えておく準備
易公に挑む前に、まずは環境を整えることが大切です。ここを軽視すると、せっかくの努力が無駄になってしまいます。
装備と符術の見直し
- 符術（呪符）
おすすめは「自動爆破（オート爆破）」系。自動でダメージを与えつつ、パリィの合間に削りを入れられます。ミスを減らす保険にもなります。 - 玉石（スキル強化）
回復量アップ・耐久増加・反撃強化系などを優先。特に「身代わり」「回復」「速薬」などを組み合わせると安定感が出ます。 - 武器選択
剣器をメインにしつつ、弓は“保険”として持ち込みましょう。弓は遠距離から牽制したり、危険な攻撃を中断させるのに役立ちます。
資源と探索
- 回復アイテムや矢は十分にストックしておく
- 周辺マップのショートカットを開放
- 未回収の強化素材や符術を取り忘れない
ボス戦そのものより、「挑むまでの整地」が勝敗を分けます。
パリィ（弾き）を極めることが最大の鍵
易公戦では、ほとんどの攻撃に対して**パリィ（弾き返し）**が通用します。無理に回避するより、正確にパリィして反撃する方が安全で効率的です。
タイミングの掴み方
- 易公が「剣を構えてわずかに止まる」瞬間がパリィの合図。
- 初見ではすべて弾くのは無理なので、1パターンずつ覚えていくのがおすすめ。
- 赤攻撃は無量弾き（高精度の弾き返し）でしか防げないため、練習あるのみ。
パリィのリズム
易公の攻撃は単発ではなく「連続攻撃＋派生パターン」が基本。たとえば
「札 → 斬り上げ → 空中斬り → 赤斬り」
といった流れがあり、3段目と4段目のテンポが異なります。
慣れてくると、このリズムを「音」や「モーション」で覚えられるようになります。
弓と符術を組み合わせた安全戦法
すべてを近接で受けるのはリスクが高いため、弓と符術の併用が効果的です。
- 弓で牽制しながら安全な間合いを保つ
- 赤攻撃など危険な技の前兆を見たら、距離を取りつつ弓で削る
- 自動爆破呪符を常に展開しておけば、攻撃チャンスが減っても火力を維持できる
弓は「最後の一押し」や「赤攻撃対策」に活用するのがコツ。矢の数に限りがあるため、乱射は禁物です。
実戦で意識したい立ち回りの流れ
- 第一形態
攻撃パターンを観察し、パリィの練習台にする。焦らず様子見中心でOK。 - 第二形態
フェイントや赤攻撃が増加。パリィのテンポを意識しつつ、危険な連撃は弓で牽制。 - 第三形態
最も攻撃が苛烈になるが、動きの“癖”もはっきりしてくる。
「札からの連撃」「上空からの斬撃」など、見慣れたパターンを確実に処理。
符術や玉石の効果を切らさないようにし、常に安全圏を維持する。
このフェーズごとのリズムを理解できるようになると、ミスの数が一気に減ります。
何度も挑戦することが最大の攻略法
易公は、いわゆる「覚えゲー」です。初見で倒せる人はほぼいません。
何度も負けながら、モーション・合図・音・タイミングを体で覚えるしかありません。
むしろ、死ぬたびに一つずつ成長している感覚を大切にすることが重要です。
一戦ごとに「何でやられたか」「どの攻撃を見切れなかったか」を考えれば、確実に進歩します。
プレイヤーによっては20回以上挑戦するケースもありますが、学習さえ止めなければ必ず突破できます。焦らず、集中力を保つことが最大の武器です。
易公を倒した後に感じる達成感
易公戦は、ナインソールというゲームの集大成。
パリィ・符術・弓・立ち回り・準備、全ての要素が噛み合って初めて勝てます。だからこそ、勝利した瞬間の達成感は格別です。
この戦いを乗り越えることで、プレイヤーは「戦闘の本質」や「操作の極意」を体感できます。
攻略というより、まるで修行のような時間ですが、だからこそナインソールの魅力が最大限に味わえるのです。
ナインソールの効率的な易公攻略法まとめ
最後に、今回紹介した内容を整理します。
- 準備段階で符術・玉石・装備を最適化する
- 自動爆破や回復玉石を組み合わせて安定性を高める
- パリィのタイミングを1パターンずつ覚える
- 弓は“隙潰し”や“保険”として使う
- 探索・補給・ショートカットを整えて挑む
- 諦めず、死を恐れず、反復して覚える
易公戦は、プレイヤーの努力がそのまま成果に直結する戦いです。
装備や符術の工夫、パリィの練度、そして挑戦を重ねる根気。
そのすべてが噛み合ったとき、必ず勝利の瞬間が訪れます。
易公を倒したあなたは、ナインソールの世界を真に理解した証。
ぜひこの達成感を味わいながら、次なる冒険へと進んでください。
