最近話題になっている「ナインソールSwitch」。名前だけ聞くと「インソール(靴の中敷き)」を連想する人も多いかもしれませんが、実はこれはNintendo Switch向けに発売されたアクションゲーム『九日ナインソール(Nine Sols)』のことです。ここでは、実際にどんなゲームなのか、どんな効果(魅力)があるのか、そして購入前に押さえておきたい注意点まで、丁寧に解説していきます。
ナインソールSwitchとは?ゲームの基本情報
『ナインソール(Nine Sols)』は、台湾のデベロッパーRed Candle Gamesが開発した2Dアクションアドベンチャーゲームです。2024年にPC版がリリースされ、その後Nintendo Switch版が登場しました。タイトルにある“九日”は中国神話に登場する太陽の神々をモチーフにしており、独自の世界観が魅力のひとつです。
ジャンルは「メトロイドヴァニア」と呼ばれる探索型アクション。つまり、広大で複雑に繋がったマップを探索しながら、キャラクターを成長させていくタイプの作品です。横スクロールアクションとしては、『Hollow Knight』や『Dead Cells』などに近いプレイフィールを持っています。
世界観とストーリーの魅力
物語の舞台は、古代中国神話とサイバーパンク要素を融合させた「タオパンク(Tao-Punk)」世界。かつて人間を導いた“九つの太陽神=ナインソールズ”が支配する神聖都市を舞台に、主人公ヨイが失われた真実を求めて旅をする、というストーリーです。
伝統的な筆画風アートと現代的な電子的エフェクトが融合しており、神話的な雰囲気とSF的なテクスチャが見事に同居しています。この独特の美術と音楽が、他のアクションゲームでは味わえない深い没入感を生み出しています。
戦闘システム:パリィで戦う緊張感あるバトル
ナインソールSwitchの最大の特徴は「パリィ(弾き)」を軸とした戦闘システムです。敵の攻撃を単に避けるだけでなく、タイミングよく弾き返すことで反撃のチャンスを作り出します。
- 攻撃を弾いて氣を溜める
敵の攻撃をパリィすると、主人公の「氣(エネルギー)」が上昇します。これが後の攻撃やスキルの発動に必要なリソースになります。 - 呪符を使って反撃する
溜めた氣を消費して「呪符(お札)」を敵に貼り付け、強力な追撃を放つことが可能です。これにより、単純な攻撃の繰り返しではなく、リズム感ある戦闘が展開されます。 - 緊張感あるボス戦
ボス戦はかなり歯ごたえがあり、敵のモーションを見極め、わずかなタイミングを狙ってパリィを成功させることが鍵。操作は直感的ながらも、プレイヤーの集中力が問われる構造になっています。
この戦闘のテンポとリズム感は、まさに「死にゲー」と呼ばれる系譜を継ぐもの。何度も挑戦するうちに上達を実感できる、プレイヤーの技術を磨く楽しさが詰まっています。
探索と成長:メトロイドヴァニアの醍醐味
ナインソールSwitchでは、戦闘だけでなく探索の面白さも大きな魅力です。初期段階では通れなかったルートが、新たな能力を手に入れることで開けていく──そんな仕組みがゲーム全体に組み込まれています。
マップ構造は非常に緻密で、行き止まりだと思っていた場所が後に重要なショートカットに繋がることもあります。さらに、隠されたエリアやサイドストーリーを発見する喜びもあり、プレイを重ねるほど世界が広がっていく感覚が得られます。
成長要素も充実しており、スキルツリーで新たな技を習得したり、氣の容量を強化したりと、自分のプレイスタイルに合わせた育成が可能です。
ビジュアルとサウンド:タオパンクの美学
グラフィックは手描きアニメーションを思わせるアートスタイルで、背景には古代中国の寺院や符号、SF的な機械装置が融合しています。
色彩のコントラストも美しく、暗い洞窟や神殿の光の反射など、場面ごとに緻密な演出が施されています。
音楽は静謐な和楽器と電子音が混ざり合う独特のサウンドデザイン。戦闘中のBGMは緊張感を高め、探索中は神秘的な空気を作り出します。没入感を高める演出の力が非常に強いのも、このゲームの評価が高い理由のひとつです。
ナインソールSwitchの難易度とプレイ時間
多くのプレイヤーが共通して挙げるポイントが「高難度」。敵の攻撃パターンを完全に覚え、精密なパリィを成功させないと勝てない場面が多くあります。アクション初心者にはやや厳しい設計ですが、練習すれば必ず上達が実感できるバランスになっています。
1周目のクリアまでにかかる時間は、おおよそ20~30時間前後。すべてのエリアを探索したり、隠しボスを倒したりする場合は40時間以上かかることもあります。ボリュームは十分で、やり込み派にも満足できる内容です。
購入前に知っておきたいポイント
ナインソールSwitchを購入する前に、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
- 高難度であることを理解する
反射神経と学習力が求められるため、ライトユーザー向けではありません。ただし、挑戦的なゲームが好きな人にはたまらない作りです。 - 日本語ローカライズの違和感
原作は台湾開発のため、一部の翻訳に不自然な表現があるとの声もあります。ただし物語の核心は十分に伝わるレベルで、世界観に没頭できます。 - パリィ中心の戦闘に向き不向きがある
回避主体のアクションに慣れている人には最初戸惑うかもしれませんが、慣れると他の作品にはない爽快感を味わえます。 - Switch版のパフォーマンス
携帯モードでも安定して動作し、ロード時間も比較的短め。グラフィックの質感もPC版に劣らず、十分なクオリティです。
ナインソールSwitchの魅力を総括
ナインソールSwitchは、見た目こそ静かで芸術的ですが、その中にはプレイヤーの集中力と緊張感を刺激する戦闘が詰まっています。
手描きアニメーションの美しさ、神話とテクノロジーが融合した世界観、そして「弾き」を極める戦闘の爽快さ──そのすべてが一体となって、唯一無二の体験を作り出しています。
「死にゲー」「メトロイドヴァニア」と聞いて尻込みする人もいるかもしれませんが、挑戦を楽しむ気持ちがあればきっとハマるはず。Switchでいつでも気軽にプレイできる環境も大きな魅力です。
ナインソールSwitchを始めるなら今がチャンス
発売以降、SNSやゲームコミュニティでは「久々に手ごたえのある2Dアクション」「芸術と戦闘の融合」といった高い評価が相次いでいます。
Switch版は手軽さと快適さを両立しており、アクション好きにとって理想的なプラットフォームと言えるでしょう。
神秘的な世界を旅し、幾度もの死闘を乗り越えて真実へと迫る——そんな体験を味わいたいなら、『ナインソールSwitch』は間違いなくおすすめの一本です。


