靴を履いていると、どうしても避けられないのが「足裏の疲れ」。長時間歩いたり立ち仕事が続いたりすると、かかとや土踏まず、膝や腰にまで負担が広がってしまいます。そんなときに頼れるのが、クッション性を高めた「極厚インソール」。厚みのある中敷きを入れるだけで、まるで別の靴のように履き心地が変わることもあります。
ここでは、極厚インソールの特徴や選び方、そしておすすめのモデルを紹介していきます。
極厚インソールとは？通常タイプとの違い
一般的なインソールの厚みは3〜6mmほどですが、「極厚」と呼ばれるタイプは約10mm、つまり1cm近い厚さを持つものが多いです。この“厚さ”こそがポイント。クッション性が増すことで、足が地面に着地する際の衝撃を吸収し、足裏全体を優しく支えてくれます。
さらに、極厚インソールには「3層構造」や「部位ごとの厚み調整」が可能なモデルもあります。つま先・土踏まず・かかとを個別に調整できるタイプなら、靴との相性や足の形に合わせたフィット感を得られます。
極厚インソールを使うメリット
1. 衝撃吸収で足や腰の負担を軽減
厚みのあるクッションが地面からの反発をやわらげ、かかとや膝への負担を減らしてくれます。特にアスファルトなど硬い地面を歩く人には効果的です。夕方になると足がだるくなる、腰が重くなるという人にもおすすめです。
2. 靴のサイズ調整にも便利
少し大きめの靴に入れれば、内部の隙間を埋めてフィット感を高めることができます。ブーツやスニーカーの「かかと浮き」対策として使う人も多く、甲の部分がしっかり安定することで歩きやすくなるのも魅力です。
3. 長時間の立ち仕事や通勤が快適に
立ちっぱなしや移動が多い仕事では、足裏への負担が蓄積します。厚みとクッション性のあるインソールを使うことで、地面からの衝撃が分散され、疲労感を軽減できます。飲食業・販売業・医療現場など、長時間立つことが多い人に人気です。
使用時の注意点とデメリット
靴との相性を確認する
厚みが増す分、靴の内部空間が狭くなります。ぴったりサイズの靴に入れると、甲やつま先が圧迫されることがあるため注意が必要です。特にパンプスやスリッポンなど、もともとスペースに余裕がない靴には不向きな場合もあります。
柔らかすぎる素材は安定感を損なう
厚みがある＝柔らかい、ではありません。クッション性が高くても沈み込みすぎると足裏が安定せず、歩行時のバランスを崩すことも。厚みと硬さのバランスが取れたものを選びましょう。
通気性・重さにも注意
クッション材が厚い分、通気性が悪くなり蒸れやすくなる傾向があります。特に夏場はメッシュ素材や抗菌防臭加工があるタイプを選ぶと快適です。
極厚インソールの選び方
1. 厚みと構造で選ぶ
つま先やかかと部分がどれくらいの厚さかをチェック。1cm前後の厚みがあれば「極厚」と呼べるレベルです。さらに3層構造や部位ごとの調整ができるタイプは、靴や足に合わせやすいです。
2. 素材とクッション性
ウレタンフォームやEVA素材は軽くて柔軟性があり、長時間歩いてもへたりにくいのが特徴。ジェルタイプやPU素材は衝撃吸収性が高く、足裏の痛み対策にも向いています。
3. 靴のタイプに合わせる
スニーカーや安全靴など、内部に余裕がある靴には厚めタイプがぴったり。逆に、革靴やパンプスなどフィット感重視の靴には、薄型や部分インソールの方が合います。
4. 通気性・抗菌加工をチェック
厚めインソールはどうしてもムレやすいため、通気穴やメッシュ表面、抗菌防臭機能があるものを選ぶと快適に使えます。
極厚インソールおすすめ10選
1. シューズフィット 極厚インソール
厚さ約1cmのウレタンフォーム仕様。3層構造でつま先・土踏まず・かかと部分を別々に調整可能。ブカブカの靴もピッタリフィットに。
2. シューズフィット 極厚インソール ハードタイプ
上記モデルの硬め仕様。足の沈み込みを防ぎ、踏ん張りの効く安定感を求める方におすすめ。立ち仕事や通勤に最適。
3. K+WORKS 極厚クッションインソール
ホームセンターでも購入できる定番アイテム。価格が手ごろでコスパ重視の人にぴったり。柔らかすぎず、長時間使用にも耐える仕様です。
4. 不動化学 極厚インソール（男性用）
作業靴・安全靴ユーザーに人気。厚みと耐久性を両立し、EVA素材で衝撃吸収に優れています。立ち仕事のサポートに。
5. 不動化学 極厚インソール（女性用）
女性の足形に合わせた設計で、つま先までしっかりフィット。ヒール靴にも対応できるスリム形状が特徴です。
6. is-fit 超極厚ワーキングインソール
通気性の良い素材を採用し、抗菌防臭機能も搭載。厚み約10mmながらムレにくく、夏場の使用にも向いています。
7. HiCool 厚底インソール
かかと部分が約2.5cmアップする厚底タイプ。姿勢改善やスタイルアップ効果もあり、シークレットインソールとしても人気。
8. muiles シークレットインソール
3段階で高さ調整が可能なタイプ。靴や用途に合わせて厚みを変えられる便利な構造。衝撃吸収とサイズ調整を両立しています。
9. 村井インソール 極厚ソフトタイプ
柔らかいクッションで足裏全体を包み込む感覚。かかとの安定性も高く、長時間の通勤・立ち仕事に向いています。
10. ソルボ 極厚クッションモデル
衝撃吸収素材「ソルボセイン」を採用。特にかかとや土踏まずへの負担軽減に強く、スポーツシーンにも対応できる万能型です。
極厚インソールをより快適に使うコツ
- 靴の既存インソールを外してから使用する
- 初日は短時間の使用から慣らす
- 通気性のある靴下を合わせてムレを防ぐ
- インソールがへたったら早めに交換する（目安：3〜6ヶ月）
極厚インソールは、使い方や組み合わせ次第で快適性が大きく変わります。特に「厚みの相性」を確認してから導入するのがポイントです。
まとめ：極厚インソールで足裏の衝撃吸収と履き心地をアップ
極厚インソールは、足裏の負担を軽減し、靴の履き心地を劇的に変える便利アイテムです。厚みや素材、靴との相性を考えながら選べば、立ち仕事や長時間歩行の疲労感がぐっと減ります。
「インソール 極厚」は、単なるクッションではなく、足を支え、姿勢や安定感まで整えるサポートギア。日常の一歩をもっと軽く、快適にするために、あなたの靴にも極厚インソールを取り入れてみてください。
