「自分に合う靴を履いているはずなのに、足が疲れる」「長時間立っていると足裏が痛くなる」――そんな経験はありませんか?
その原因、実は“足に合っていないインソール”かもしれません。
今回は、初心者の方でも分かりやすく、**オーダーメイドインソール**の作成方法と費用相場を徹底的に解説していきます。
オーダーメイドインソールとは?まずは基本を知ろう
オーダーメイドインソールとは、ひとりひとりの足の形や歩き方、体重のかけ方に合わせて作る「自分専用の中敷き」のこと。
既製品のインソールでは補えない部分をサポートするため、足裏の安定感や姿勢改善、疲労軽減などを目的に作られます。
特に次のような人に向いています。
- 扁平足や外反母趾など、足のトラブルを抱えている
- 長時間の立ち仕事で脚が疲れやすい
- ランニングやウォーキングなど運動量が多い
- 既製インソールでは合わず、違和感がある
- 姿勢や歩き方を整えたい
「足の健康は全身の健康につながる」といわれるほど、インソールの役割は大きいんです。
オーダーメイドインソールを作るメリット
オーダーメイドの最大の魅力は、自分の足に完全にフィットすること。
たとえば、次のような効果が期待できます(※医療効果を保証するものではありません)。
- アーチ(土踏まず)をサポートし、体重を均等に分散
- 姿勢や歩行のバランスを整える
- 衝撃吸収による疲労軽減
- スポーツ時の安定性やパフォーマンス向上
- 足や膝、腰への負担軽減
実際、整形外科や義肢装具士が関わる分野でも、オーダーメイドインソールは治療やリハビリの一環として導入されています。
「自分の足に合わせて設計される」という安心感が、長く使う上での満足度にもつながります。
オーダーメイドインソールの作成方法
では、実際にどのようにしてオーダーメイドインソールが作られるのでしょうか。
ここでは、一般的な流れを分かりやすく紹介します。
1. カウンセリング・ヒアリング
まずは目的の確認からスタートします。
「ランニング用に作りたい」「立ち仕事で疲れやすい」など、生活スタイルや靴の種類をヒアリング。
痛みの有無や既往歴、普段の歩き方などもチェックします。
2. 足の計測・分析
次に、足型の採取や3Dスキャン、圧力測定、歩行分析などを行います。
最近ではAI解析を取り入れている店舗も多く、静止時だけでなく「動いているときの足の動き」まで細かくデータ化することが可能です。
この工程が、インソールの精度を左右するといっても過言ではありません。
3. 設計・製作
測定結果をもとに、素材や形状、厚みなどを決定します。
代表的な素材には、EVA(柔軟で軽い素材)やポリウレタン、カーボン、シリコンゲルなどがあります。
用途によって設計も変わり、例えばランナーなら「反発性重視」、立ち仕事なら「衝撃吸収重視」といった具合です。
製作は、熱成形やバキューム方式(真空成形)で行われ、職人や専門スタッフが微調整を加えながら仕上げます。
4. フィッティング・微調整
完成後は実際に靴に入れて試し履きを行います。
歩行時の違和感や荷重の偏りを確認し、必要に応じて削りや成形の微調整を実施。
この段階で納得いくまで調整してもらうことが大切です。
5. アフターフォロー
使用後に足や体の状態が変わることもあります。
信頼できる店舗では、再調整やメンテナンスサービスが用意されているので、長く快適に使うためにもチェックしておきましょう。
オーダーメイドインソールの費用相場
気になるのは「値段はいくらぐらいするの?」という点ですよね。
オーダーメイドインソールの費用は、目的や素材、作成場所によって幅があります。
一般的な相場は以下のとおりです。
- スポーツ店・靴専門店:13,000円〜25,000円前後
- 医療・整形外科連携の製作:15,000円〜50,000円前後
- ハイエンドモデル・プロ仕様:50,000円〜100,000円程度
保険が適用されるケースもありますが、これは医師の診断に基づく「治療用装具」として作成する場合のみ。
自由診療やスポーツ目的では保険対象外となるため、自費になります。
「高い」と感じるかもしれませんが、靴を買い替えるよりも効果的に“足の悩みを根本からサポートできる”と考えると、コストパフォーマンスは高いといえます。
店舗やクリニックを選ぶ際のポイント
オーダーメイドインソールを作るお店は全国に多数あります。
しかし、どこで作っても同じではありません。
失敗しないためには、次のポイントを押さえておきましょう。
- 測定の精度:3Dスキャンや歩行分析など、科学的データをもとにしているか
- 担当者の専門性:義肢装具士や足の専門家が対応しているか
- アフターサービス:再調整・メンテナンスの有無
- 靴との相性確認:使用予定の靴を持ち込めるか
- 口コミや実績:過去の利用者の満足度や症例紹介を確認
特に、履き心地やバランスは「その人の生活習慣」によっても変わるため、丁寧に対応してくれる店舗を選ぶのが重要です。
どんな人におすすめ?用途別の考え方
オーダーメイドインソールは、目的によって作り方が異なります。
代表的な用途を簡単にまとめると次のとおりです。
- 立ち仕事向け:足裏全体の衝撃吸収を重視。疲れを軽減し、姿勢を安定させる。
- ランニング・ウォーキング向け:アーチサポートや反発性に優れ、パフォーマンスを維持。
- ビジネス・通勤用:長時間の歩行や立ち姿勢に対応。革靴でも快適に履ける薄型設計が多い。
- 登山・アウトドア向け:凹凸のある地面でも安定。足首のサポートを強化。
- リハビリ・医療用:変形性膝関節症や外反母趾、扁平足などの治療・補正を目的に作成。
自分がどんな目的で使うのかを明確にすることが、最適な1足を作る近道です。
よくある疑問Q&A
Q:どのくらいで完成しますか?
→ 一般的には1〜2週間ほど。ただし即日作成できる店舗もあります。
Q:他の靴にも使えますか?
→ 形状やサイズが近ければ使えることもありますが、靴によって合わない場合もあります。
Q:インソールはどれくらい持ちますか?
→ 使用頻度にもよりますが、半年〜1年程度が目安。変形やへたりを感じたら交換を検討しましょう。
Q:既製品との違いは?
→ 既製品は「平均的な足」に合わせて作られており、誰にでも使いやすい一方でフィット感に限界があります。オーダーメイドインソールは“あなたの足”だけに合わせて作られる点が決定的に違います。
まとめ:インソール作成は“自分への投資”
オーダーメイドインソールは、単なる中敷きではなく「足と身体を支えるオーダーメイドの基礎」です。
一度作れば、歩き方や姿勢が整い、毎日の疲れ方が変わる人も多くいます。
もちろん、すべての悩みがインソールだけで解決するわけではありません。
しかし、自分の足を知り、正しいサポートを受けることは“快適な毎日”への第一歩です。
もし今、「足が疲れやすい」「姿勢が崩れている気がする」と感じているなら、
一度、オーダーメイドインソールを試してみる価値は十分にあります。
正しい作成方法と費用相場を理解して、あなたにぴったりの一足を手に入れてください。


