テニスをしていて「試合の後半で足が重くなる」「踏ん張りがきかない」と感じたことはありませんか？
その原因、実はインソールにあるかもしれません。
今回は、テニスプレイヤーにぴったりのインソール選びと、おすすめの10モデルを紹介します。
疲労を軽減し、動きの安定感を高めるインソールを見つけて、より快適にプレーを楽しみましょう。
テニスでインソールが重要な理由
テニスは前後左右のステップ、ストップ＆ダッシュ、ジャンプなど、常に足に強い衝撃と負担がかかるスポーツです。
一試合あたりの総ステップ数は数千回に及ぶこともあり、足裏のアーチやかかとの安定性が崩れると、全身のバランスにも影響します。
特に次のような悩みを抱える人は、インソールを見直すことでプレーが大きく変わる可能性があります。
- 長時間のプレーで足が疲れやすい
- 切り返しで足首がぐらつく
- かかとや膝に違和感がある
- シューズが滑りやすく感じる
インソールは「クッション性」だけでなく、「安定性」「反発力」「フィット感」を調整する役割もあります。
つまり、足の“性能”を底上げするパーツなのです。
テニス向けインソールの選び方
1. 素材と反発性のバランスをチェック
テニスでは瞬間的な加速・減速が多いため、柔らかすぎるインソールは不向きです。
適度な硬さと反発力がある素材を選ぶことで、地面をしっかり蹴り出せ、踏ん張りも効きやすくなります。
たとえば「PORON（ポロン）」などは衝撃吸収性と反発性のバランスがよく、テニス向け素材として人気です。
2. アーチサポートで足裏の安定を確保
長時間のプレーで土踏まずが潰れてくると、足が疲れやすくなります。
アーチをしっかり支えるインソールなら、足の骨格を整え、体重を均等に分散できます。
特に偏平足やハイアーチの人は、アーチ形状に合ったサポートタイプを選びましょう。
3. かかとのホールド感がカギ
左右のステップが多いテニスでは、かかとのズレがプレーの安定性を損ないます。
「かかとを深く包み込む形状」や「硬めのヒールカップ」を採用したインソールを選ぶことで、横ブレを防ぎ、安定感が増します。
4. 通気性・抗菌性にも注目
シューズ内のムレや臭いは、集中力を下げる原因になります。
通気孔があるタイプや、抗菌・防臭加工が施されたインソールなら、長時間のプレーでも快適です。
5. シューズとの相性を忘れずに
既存の中敷きを外してインソールを入れる場合、厚みが合わないと足先が圧迫されることがあります。
インソールの厚さ・長さを確認し、シューズとのフィット感を確かめてから使いましょう。
疲労を軽減したい人におすすめのインソール
シダス アクション3D
スポーツインソールの定番。アーチをしっかり支える3D設計で、ジャンプやダッシュの衝撃を吸収します。
かかと部分のジェル素材が疲れを和らげ、長時間の練習でも快適。
ヨネックス パワークッションプラスインソール
ヨネックス独自の「パワークッション」素材を採用。衝撃吸収と反発性を両立し、スムーズな蹴り出しをサポート。
特にソフトテニスプレイヤーにも人気があります。
アシックス TIZ302 テニスSRBインソール
アシックスのテニス専用設計モデル。軽量で通気性が高く、アーチサポートもしっかり。
足裏のフィット感が良く、試合後半でも安定感が持続します。
ミズノ マイルドクッションインソール
柔らかめのクッション素材で、衝撃をしっかり吸収。
「足裏が痛くなりやすい」「硬めのシューズを使っている」という人におすすめです。
安定感を重視したい人におすすめのインソール
ミズノ プレミアムインソール（ラケットスポーツ用）
足の沈み込みを抑える構造で、切り返し時のブレを軽減。
土踏まずと外側アーチを同時に支えるバランス設計が特徴です。
ザムスト フットクラフト スタンダード
医療用サポート理論をもとに作られたスポーツインソール。
かかとを包み込む深いヒールカップで、横方向の動きに強いタイプです。
シダス マックスプロテクト
衝撃吸収力が高く、アスリートの負担を軽減。
特にハードコートでのプレーが多い人や、膝・腰に不安がある人に向いています。
ソルボ アスリート
「ソルボセイン」素材が衝撃を熱エネルギーに変換して吸収。
捻転やジャンプの多いプレイヤーに人気のロングセラーモデルです。
コスパ重視派におすすめのモデル
ヨネックス ACW100 パワークッションインソール
価格は手頃ながら、パフォーマンスは高水準。
初心者から中級者まで幅広く使える万能モデルです。
バネ インソール アスリートグリップ
足の自然な動きを妨げず、グリップ感を高める構造。
軽量で耐久性もあり、日常練習や部活用途にもおすすめです。
インソール選びで失敗しないためのポイント
- 厚みを確認する：インソールが厚すぎると、シューズの中で足が圧迫されます。
- サイズを微調整する：ハサミでカットできるタイプなら、自分のシューズに合わせやすい。
- アーチタイプを合わせる：偏平足の人はサポート強め、ハイアーチの人はやや柔らかめを選ぶ。
- 靴紐を正しく結ぶ：インソールを変えたら、紐の締め方も見直すとフィット感が向上します。
- 交換のタイミングを意識する：ヘタリやすい素材なら、3〜6か月ごとの交換が目安です。
テニスインソールでパフォーマンスを引き出そう
テニスで安定したプレーを続けるには、足元のコンディションが何より大切です。
どんなに高性能なラケットやシューズを使っても、足裏が疲れてしまえば思い切った動きはできません。
インソールは“地面との接点を整えるカスタムパーツ”です。
自分の足の形やプレースタイルに合うものを選べば、疲労を軽減し、安定したステップで最後まで戦えるはず。
ぜひ今回紹介したおすすめモデルを参考に、自分にぴったりのテニス向けインソールを見つけてみてください。
