スニーカーを選ぶとき、「サイズ」は気にしても「ワイズ(幅)」まで意識する人は意外と少ないものです。けれど、履き心地の快適さを左右するのは、実はこの“横幅”だったりします。特にニューバランスは、足幅に合わせたサイズ展開が豊富で、自分に合ったワイズを選ぶことで驚くほどフィット感が変わります。
この記事では、標準幅として人気の「2E(ワイズ2E)」に注目し、選び方のポイントとおすすめのメンズモデルを紹介していきます。
ニューバランスの「2E」とは?標準幅の黄金バランス
まず知っておきたいのが、「2E」という表記の意味です。ニューバランスの靴幅(ワイズ)は「B・D・2E・4E」といった形で表記され、Bが細め、4Eが幅広。2Eはその中間に位置し、もっとも多くの男性にフィットする“標準幅”とされています。
つまり「細すぎず、広すぎず」。一般的な日本人男性の足型にちょうどいいのが、この2Eです。
幅が狭いDだと小指が当たったり、逆に4Eだと足の中で遊んでしまう感覚になることもあります。長時間歩いたときの疲れやすさや靴ズレの原因にもなるため、足幅が平均的な人はまず2Eを基準に考えるのがおすすめです。
失敗しないニューバランス2Eメンズの選び方
1. 自分の足幅を知ることから始めよう
靴選びの基本は“自分の足を知ること”。足長(サイズ)だけでなく、足囲(ワイズ)を測ることで初めて本当に合うスニーカーを見つけられます。
足を紙に写して一番広い部分の円周を測るだけでも、おおよそのワイズがわかります。一般的な日本人男性の多くが2E~4Eの間に収まると言われています。
2. 用途で選ぶ
2Eのスニーカーといっても、用途によって最適なモデルは異なります。
・通勤・普段履き用なら、フィット感と安定感を重視したライフスタイル系モデル。
・ランニングやトレーニング用なら、ホールド感やクッション性を重視したランニング系モデル。
・ファッション重視なら、デザイン性の高いコラボモデルや復刻シリーズなどもおすすめです。
3. モデルごとの“ラスト”の違いを意識する
ニューバランスではモデルによって木型(ラスト)が異なり、同じ2Eでも履き心地が微妙に変わります。たとえば「PL-1」ラストはやや細め、「SL-1」は標準的、「SL-2」はやや広めです。
試着できる場合は、実際に履いてみて足先の余裕や小指の当たり具合を確認しましょう。モデルによっては同じ2Eでも違和感を感じることがあります。
4. クッション性と素材もチェック
ニューバランスの魅力はソールテクノロジーの多様さにもあります。
たとえば「Fresh Foam」シリーズは柔らかく包み込むような履き心地、「ABZORB」は衝撃吸収力が高く、長時間歩いても疲れにくい仕様。
また、アッパー素材も重要です。メッシュ素材は軽くて通気性が良く、レザー素材はホールド感と高級感を両立します。用途や好みに合わせて選ぶのがポイントです。
ニューバランス2Eメンズおすすめモデル10選
ここからは、実際に人気が高い2E幅対応のメンズモデルを紹介します。履き心地の特徴やおすすめのシーンも合わせてチェックしてみてください。
1. New Balance 574
ニューバランスの顔ともいえる定番モデル。丸みのあるフォルムと優しい履き心地が魅力で、2E幅の展開も豊富です。
ソールにENCAPを採用し、安定性とクッション性のバランスが抜群。通勤や街歩きなど、あらゆるシーンにマッチします。
2. New Balance 996
スリムなシルエットながらも柔らかいクッションで履き心地が軽いモデル。USA製・アジア製ともに2E展開があります。
上品なスエード素材とクラシックなデザインは、カジュアルからビジネスカジュアルまで万能。
3. New Balance 990v6
ランニングモデルとして高い支持を得る一足。最新の990v6は、FuelCellミッドソールによる反発力と安定感が特徴。
幅広い2E設定で、足全体を包み込むようなフィット感が得られます。ウォーキングにも最適。
4. New Balance 2002R
復刻モデルながら爆発的な人気を誇る2002R。ミッドソールにABZORBとN-ERGYを搭載し、柔らかさと安定性を両立。
2E仕様で幅に余裕があり、履いた瞬間から快適です。ストリートでも大人のファッションにも映える万能スニーカー。
5. New Balance 990v5
クラシックランニングの名作。アッパーのサポート性が高く、足全体をしっかりホールド。2Eモデルは標準〜やや広めの設計で、長時間履いてもストレスが少ないです。
6. New Balance 880v13
「Fresh Foam X」ソールを採用したモデルで、ふんわりとしたクッション感が特徴。
2E幅で設計されているため、足幅がやや広めの方でも快適にランニングを楽しめます。
7. New Balance 5740
クラシックな574をベースに現代的なデザインへアップデート。ボリューム感がありながら軽量で、2Eモデルも豊富です。
トレンド感と快適さを両立したい人にぴったり。
8. New Balance 327
70年代のランニングシューズをモチーフにした人気モデル。細身な印象ですが、2E設定のものを選べば足幅に余裕があり、快適に履けます。
デザイン性が高く、ファッションスニーカーとしても人気。
9. New Balance 990v3 Made in USA
クラシックな見た目と機能性の高さを両立。2Eワイズで足幅が標準的な方にも合いやすく、アメリカ製ならではの重厚感があります。
品質を重視したい大人の男性におすすめ。
10. New Balance 1500
英国製モデルとして知られる高級ライン。職人仕立てのスエードとメッシュのコンビネーションが美しく、2E幅も展開されています。
デザイン性と履き心地を兼ね備えた“通好み”の一足です。
快適な履き心地を実現するためのチェックポイント
2Eモデルを選んでも、履き方次第で快適さは変わります。
まず、靴紐をしっかり締めてかかとを固定すること。足が前滑りするとつま先が当たって痛みの原因になります。
また、長時間履く場合は、吸湿性の高いソックスを合わせると蒸れにくく快適です。
もし2Eでも少しタイトに感じるなら、ハーフサイズ(0.5cm)上げるか、柔らかいインソールに交換してみましょう。
まとめ:ニューバランス2Eメンズは“ちょうどいい快適さ”を求める人に最適
ニューバランスの2Eメンズモデルは、まさに「多くの人にちょうどいい幅」。細すぎず広すぎないフィット感が、長時間の歩行や立ち仕事でも疲れにくい理由です。
Dや4Eと比べて“標準の快適さ”を求めるなら、まずは2Eから試してみるのが正解。
デザインも機能性も豊富なニューバランスのラインナップなら、自分のスタイルに合う一足が必ず見つかります。
足幅にフィットしたスニーカーを選んで、毎日の歩きをもっと快適に、そしておしゃれに楽しみましょう。


