スニーカー選びで一番迷うのが「自分に合うサイズはどれか」という問題。特にニューバランスはモデルごとに木型（ラスト）が異なり、同じ27.5cmでも履き心地がかなり違うと感じる人が多いんです。今回は、そんな「ニューバランス27.5cm」のサイズ感や履き心地、そしておすすめモデルをわかりやすく解説していきます。普段27〜27.5cmの靴を履いている人や、通販でサイズ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ニューバランス27.5cmのサイズ感とは？自分の足に合う選び方の基本
まず押さえておきたいのは、ニューバランスの靴は“同じ27.5cm表記”でもモデルごとにサイズ感が違うということ。
これは「ラスト（木型）」と呼ばれる靴のベース形状が異なるためです。
たとえば代表的な木型には以下の3種類があります。
- SL-1：やや細めの標準的なラスト。990番台などクラシックモデルに多い。
- SL-2：日本人の足型に合いやすいゆったり設計。574や1300などが該当。
- PL-1：競技用モデルに多い細身設計。幅が狭くフィット感重視。
つまり、同じ27.5cmでも「SL-1」はタイトに、「SL-2」は少し余裕を感じやすいというわけです。足幅が広めの人や甲が高い人は、ラストの違いを知っておくとサイズ選びがかなり楽になります。
また、ニューバランスはワイズ（足幅）の展開も豊富。D（細め）・2E（標準）・4E（幅広）などがあり、特に幅広タイプは27.5cmでも快適に履けるという声が多く見られます。
実際の履き心地レビュー：27.5cmで感じるフィット感の違い
では、具体的に「27.5cm」を履いたときの感覚はどうなのか。人気モデルをいくつかピックアップして見ていきましょう。
CM996 ― 定番で迷ったらこれ
CM996はニューバランスの中でも非常に人気の高いモデル。普段27〜27.5cmを履いている人が27.5cmを選ぶと“ジャストサイズ”という声が多いです。アッパー素材が柔らかく、かかとがしっかりホールドされるため、長時間歩いても疲れにくいのが特徴。
「27.0cmだとつま先が当たる」「27.5cmだとちょうどいい」と感じる人が多く、標準〜やや幅広の足に向いています。
574 ― ゆったり履きたい人におすすめ
クラシックなデザインで人気の574は、やや幅広設計。27.5cmを選ぶと程よいゆとりがあり、指先に圧迫感が出にくいのが特徴です。
足幅が広い、厚手の靴下を履くことが多いという人には27.5cmがベスト。見た目よりも軽量で、デイリーユースにも向いています。サイズアップしすぎると踵が浮くことがあるので注意。
U9060 ― トレンド感と安定感を両立
近年人気急上昇中のU9060は、デザイン性と履き心地を両立したボリュームスニーカー。27.5cmで“ちょうど良い＋少し余裕あり”という声が多く、27.0cmだとつま先が当たる人もいるようです。
厚めのソールが特徴で、クッション性・安定感ともに高水準。足幅が広めの人なら27.5cmで快適に履けるでしょう。
XC72 ― スタイリッシュだけど少しタイトめ
XC72はソール形状が特徴的なモデルで、見た目よりもやや細めのフィット。実際、足長26.5cmの人が27.5cmを履くと「小指が少し当たる」というレビューもあります。
タイトめが好みの人は27.5cmでもOKですが、余裕を持って履きたい人は28.0cmを選んだ方が快適に感じることが多いようです。
27.5cmを選ぶときのポイントと失敗しないコツ
ニューバランスのサイズ選びは「足長」だけでなく「足幅」「甲の高さ」も重要。27.5cmを選ぶ際には、以下の点を意識してみてください。
1. 自分の足型を知る
足長だけでなく、ワイズ（足幅）を測ることで最適サイズが見つかります。足幅が広い人は2Eまたは4Eを、細い人はDを目安に。
2. 0.5cmアップの“ゆとり”を基準に考える
ニューバランスはややタイトめに作られているモデルが多いです。普段27.0cmを履く人が27.5cmを選ぶと、指先に少し余裕ができ、長時間履いても快適。
甲高・幅広の人は＋0.5cm、タイトに履きたい人はジャストサイズを意識。
3. モデルごとの木型の違いを確認
SL-1、SL-2、PL-1などの違いを知っておくと失敗しません。ネット通販で購入する場合も、商品ページの「ラスト情報」をチェックしておくと安心です。
4. 靴下や使用シーンも考慮
厚手の靴下を履く冬場や、長時間歩く旅行では少し余裕のある27.5cmを選ぶのが◎。
逆に薄手の靴下でタイトに履きたい場合は27.0cmの方がフィットすることもあります。
5. ネット購入は返品対応をチェック
ニューバランスのモデルはサイズ感に個体差があるため、試着が難しい通販では「返品可能」「試着サービス対応」のショップを選ぶと安心。
Amazonや公式オンラインストアでは、一定条件で返品・交換が可能です。
履き心地の印象：27.5cmで感じる快適性
多くのユーザーが共通して挙げているのが、ニューバランス特有の“柔らかいクッション感”。27.5cmサイズでは、つま先の圧迫がなく、長時間歩いても疲れにくいという声が多数あります。
特にCM996やU9060などは、クッションフォームとヒールカウンターがしっかりしていて、歩行時の安定性も抜群。27.5cmを選ぶことで、少し余裕を持ちながらも踵が浮かずにしっかりフィットします。
一方で、足幅が狭い人が27.5cmを選ぶと、かかとが少し浮く、つま先が余るという感想も。そうした場合は、インソールで微調整するのも一つの方法です。ニューバランス純正のインソールやサポート性の高いタイプを入れると、フィット感が格段に上がります。
ニューバランス27.5cmでおすすめのモデル
ここでは、27.5cmで履いて快適と評判のモデルをいくつか紹介します。
CM996
王道モデル。軽量でクッション性が高く、どんな服装にも合う万能型。27.5cmでジャストサイズの人が多い。
574
幅広設計で、普段履きや長時間の外出にも最適。27.5cmで少し余裕が出る程度なので、厚手ソックスにも対応。
U9060
ボリューム感あるデザインと高い安定感。27.5cmで快適だが、足幅が広い人は＋0.5cmでもOK。
XC72
スタイリッシュなフォルム。少し細身のため、27.5cmでタイトに感じる場合は28.0cmを検討。
これらのモデルは見た目や素材感も異なるため、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。たとえば「街歩き中心なら574」「おしゃれ重視ならU9060」「アクティブに動くならCM996」など、目的で決めると失敗しません。
ニューバランス27.5cmは“ちょい余裕”が心地いい
結論から言うと、ニューバランスの27.5cmは「普段27.0cmを履く人にちょうどいい余裕」が生まれるサイズです。
足先にわずかな空間ができることで歩行時のストレスが軽減され、クッションの反発をしっかり感じられます。特に日本人の平均的な足型（やや幅広・甲高）には相性が良く、日常使いからウォーキングまで幅広く活躍します。
もしサイズに迷ったら、「タイトに履くなら27.0cm」「余裕を持たせたいなら27.5cm」という基準で考えるのがベストです。どちらのサイズも、モデル選び次第で快適に履けるようになっています。
ニューバランスは履けば履くほど足に馴染むブランド。CM996のような定番からU9060、XC72まで、自分に合う一足を見つけて“27.5cmの心地よさ”を体感してみてください。
