雨の日、外を見ると「今日はやめておこうかな」と思ってしまうランナーも多いですよね。でも、実は雨天こそ走ることで気持ちがリフレッシュできる日でもあります。大事なのは、濡れても不快にならず、しっかり足元を支えてくれるシューズを選ぶこと。今回は、「ランニング シューズ 雨」をテーマに、雨の日でも快適に走れるおすすめモデルと選び方のポイントを紹介します。
雨の日にランニングするときの悩みとは？
雨の日のランニングには、晴れの日とは違った注意点があります。最も多いのは「足が濡れて冷える」「滑って危ない」「シューズが重くなる」といった不快感です。
一般的なランニングシューズは通気性を重視して作られているため、メッシュ部分から水が入りやすく、靴下までびしょびしょになってしまうことも。さらに、濡れた路面では滑りやすくなり、特にマンホールや白線の上は危険です。
こうした状況を防ぐには、「防水性」と「グリップ力」を兼ね備えたシューズを選ぶことが重要になります。
防水ランニングシューズが活躍する理由
1. 雨を通さず快適さをキープ
防水ランニングシューズは、アッパー素材に「GORE-TEX（ゴアテックス）」などの防水透湿膜を採用しているモデルが多く、水を弾きながら内部の湿気を逃がす構造になっています。これにより、外からの雨水はシャットアウトしつつ、靴の中が蒸れにくいというメリットがあります。
2. 濡れた路面でも滑りにくいソール設計
雨の日のランニングでは、ソールのグリップパターンが重要です。深めの溝や特殊なラバー素材を使用することで、滑りやすいアスファルトや石畳でも安定した走りが可能になります。中にはトレイルランニング用のソールを応用したモデルもあり、都市の濡れた道でもしっかりと路面を掴んでくれます。
3. 重さを感じさせない軽量設計
昔の防水シューズは「重い・蒸れる」といったイメージがありましたが、最近は軽量で通気性にも配慮されたモデルが増えています。シューズ内部の快適さを保ちつつ、走行時のストレスを減らす工夫が進化しています。
雨の日ランニングにおすすめの防水・撥水モデル
ここからは、実際に雨天時に強いと評判のランニングシューズを紹介します。いずれも防水性やグリップ性能に優れ、口コミでも評価が高いモデルばかりです。
● Nike React Pegasus Trail 5 GORE-TEX
ナイキの人気シリーズ「ペガサス」のトレイル仕様。GORE-TEXアッパーで高い防水性を持ちながら、Reactフォームが優れたクッション性と反発力を発揮します。雨の日だけでなく、ぬかるんだ道や不整地にも対応できる万能型。デザインも都会的で、街ランや通勤ランにもマッチします。
● On Cloudrunner 2 Waterproof
スイス発ブランド「On（オン）」の防水モデル。クラウドテック構造による独特のクッショニングが特徴で、濡れた地面でも安定した接地感を維持します。防水アッパーは軽量で、長時間のランニングでもムレにくい設計。雨の日でも走りたくなるシューズです。
● adidas Supernova GORE-TEX
アディダスの定番「スーパーノヴァ」シリーズにGORE-TEXを搭載した防水モデル。足全体を包み込むようなフィット感で、雨の日でも安定した走行が可能。通気性と防水性のバランスが良く、普段履きにも使いやすい万能タイプです。
● ASICS GEL-CONTEND 7 防水モデル
コスパ重視で選ぶならアシックスのこのモデル。防水仕様ながら価格が手頃で、初めての雨ランにも最適です。日本ブランドらしいフィット感の良さと、安定したソール設計で安心して走れます。日常使いにもおすすめ。
● Salomon SENSE RIDE 5 GTX
本格派のトレイルランナーにも人気のサロモン。SENSE RIDE 5はGORE-TEX搭載で、悪天候でも抜群のグリップ力を発揮します。舗装路でも違和感が少なく、滑りやすい都市環境にも対応。雨の日のロングランや山道ランに心強い一足です。
● Merrell NOVA 4
アウトドアブランドのメレルが開発したハイブリッドモデル。防水性とクッション性を両立し、足への負担を軽減します。街ランから軽登山までカバーできる多用途設計で、悪天候に強いランナーから高評価を得ています。
雨の日ランニングを快適にするコツ
シューズ選び以外にも、少しの工夫で雨の日ランニングはもっと快適になります。
1. ストライドを短くして滑りを防ぐ
濡れた路面では、大きなストライドよりも小刻みな足運びが安全。接地時間を短くすることで、滑りにくく安定した走りになります。
2. 反射素材のウェアで安全対策を
雨の日は視界が悪く、ドライバーからランナーが見えにくくなります。反射材付きのジャケットや明るいカラーのウェアを選び、視認性を高めましょう。
3. シューズのお手入れを忘れずに
走り終えた後は、新聞紙を丸めてシューズに詰め、自然乾燥させます。ドライヤーの熱は素材を傷めるのでNG。防水スプレーを定期的に使うと、撥水効果を長持ちさせられます。
4. 靴下にもこだわる
濡れにくい速乾素材のソックスを選ぶと、シューズ内の不快感を減らせます。薄手のタイプなら、蒸れにくく足さばきも軽快になります。
雨の日用ランニングシューズの選び方チェックリスト
- 防水素材を採用しているか（GORE-TEXや撥水加工）
- アウトソールのグリップパターンは深いか
- 通気性と防水性のバランスが取れているか
- 軽量で走りやすい設計になっているか
- クッション性・安定性が十分か
- 使用シーン（通勤ラン、トレイル、ロード）に合っているか
この6つのポイントを基準に選べば、雨の日でもストレスなく走れるシューズを見つけやすくなります。
雨ランを習慣にすると、ランニングがもっと楽しくなる
雨の日のランニングは、意外と静かで集中できる時間です。人が少ない道を、自分のリズムで走るのはとても気持ちがいいもの。水たまりを避けるステップや、雨音に合わせて走るリズムなど、晴れの日にはない楽しさがあります。
しっかりと防水性とグリップ力を備えたランニングシューズを選べば、足元の不快感も減り、雨の日も快適にトレーニングを続けられます。「雨だからやめよう」ではなく、「雨でも走れる」装備を整えることが、ランナーとしてのステップアップにつながります。
雨の日でも快適に走れるランニングシューズを手に入れよう
最後にもう一度ポイントをまとめましょう。
雨の日に強いランニングシューズを選ぶなら、防水性・グリップ力・軽量性の3つがカギ。GORE-TEX搭載モデルや、防水メッシュ、滑りにくいアウトソールを備えたシューズが理想です。
「ランニング シューズ 雨」で検索して出てくるモデルの多くは、デザイン性と機能性を両立しているものばかり。お気に入りの一足を見つければ、どんな天気でも走ることが楽しみになります。
雨の日も、走る自分を止めない。
それが本当の“走る自由”を手に入れる第一歩です。
