ランニングをしていて「足が靴の中で動く」「走るたびにかかとが浮く」「つま先が当たって痛い」…そんな経験はありませんか?
実はその多くが、シューズのサイズや性能ではなく「紐の結び方」に原因があるんです。特にナイキのランニングシューズは構造が精密で、紐の通し方ひとつでフィット感や安定感が大きく変わります。
ここでは、ナイキのシューズをより快適に履くための紐の結び方を、足のタイプや走り方別にわかりやすく解説します。
なぜ「紐結び方」で走りが変わるのか
ランニングシューズの紐は、ただの飾りではありません。足とシューズを一体化させ、ブレを防ぎ、正しいフォームを支える重要な要素です。
紐が緩ければかかとがずれ、擦れや水ぶくれの原因に。逆に締めすぎれば血流が悪くなり、足の疲労や痛みに繋がります。
ナイキのランニングシューズは「フライワイヤー」や「エンジニアードメッシュ」など、足を包み込むような構造が多いので、正しい締め方をすることで本来のフィット性能を最大限に発揮できます。
基本の紐通しと結び方をおさらい
まずは基本の通し方です。
- 一番下の穴から紐を通し、両側の長さを揃える。
- 交差させながら上へ順に通していく。
- 最後に結び目を作り、全体を軽く引き締めてフィット感を整える。
ナイキのランニングシューズの多くには、最上部に「予備の穴(アイレット)」が設けられています。これは“ヒールロック(かかと固定)”用。走行中のずれを防ぐ効果があるので、特に長距離やスピード練習時には活用しましょう。
かかとがずれる人におすすめ「ヒールロック結び」
ヒールロックは、通称「ランナーズループ」とも呼ばれる方法です。
手順は以下の通り。
- 上から2番目の穴まで通常通し。
- その先の穴に、同じ側の紐をまっすぐ上に通し、ループを作る。
- 反対側の紐を交差させてそのループに通す。
- 両方を引き締めて結ぶ。
この方法で、かかとがぴったり固定され、下り坂やスピード走でも足が前に滑りにくくなります。特にマラソン後半でかかとが浮くタイプの人には効果的です。
幅広・甲高の足に合う紐の通し方
「ナイキの靴は少しタイトに感じる」という声もよく聞きます。それは足の形に対して紐のテンションが合っていないから。
そんなときは、以下のように調整してみましょう。
幅広の足向け
下から2つ目の穴を飛ばして紐を通すことで、前足部にゆとりが生まれます。足の横幅が広くても圧迫感が軽減され、長時間走っても快適です。
甲高の足向け
中央部までは通常通し、そこから上部は交差させず同じ側で縦に通します。
これにより甲部分の締め付けがゆるみ、血流を妨げずに快適なホールド感をキープできます。
甲が痛くなる・足がしびれるときの「ウィンドウラッシング」
走行中、足の甲に痛みを感じる人には「ウィンドウラッシング」という方法が有効です。
これは特定の部分に“窓”を作り、圧迫を逃がす通し方。
痛みを感じる箇所の交差をスキップし、同じ側でまっすぐ上に通してから再び交差を再開します。
たったこれだけで、甲の局所的な圧迫が軽減され、長時間のランでも快適です。
紐がほどけやすい人に試してほしい「ダブルボウ結び」
走っている途中で紐が解けるのはストレスのもと。
一般的な結び方にひと手間加えるだけで、ほどけにくくなります。
- 通常通り蝶結びをする。
- 輪の片方をもう一度結び目に通し、二重にする。
これで「ダブルボウ(2重結び)」の完成です。見た目もすっきりしていて、走行中に緩む心配が大幅に減ります。練習や大会でも安心です。
紐素材にも注目しよう
意外と見落とされがちなのが、紐そのものの素材。
丸紐は滑りやすく軽い一方、ほどけやすい傾向があります。
一方、平紐や丸平紐は摩擦が高く、結び目がしっかり固定されやすいのが特徴。
ナイキ純正のシューレースは滑りにくく作られていますが、劣化すると締めても緩みやすくなるため、定期的な交換をおすすめします。
また、結ぶ前に紐を軽く湿らせると、繊維が膨張してほどけにくくなるという小技もあります。少しの工夫で、安定感はぐっと上がります。
紐結びの見直しで防げるトラブル
紐の通し方や結び方を変えるだけで、以下のようなトラブルを予防できます。
- かかとのズレや水ぶくれ
- 爪の変色・黒爪
- 足の甲の圧迫痛
- つま先のしびれ
- シューズの中での滑り
特に長距離を走る人ほど、細かな違いが後半のパフォーマンスに影響します。
靴選びと同じくらい、「自分に合った紐の結び方」を見つけることが大切です。
ラン前のチェックリスト
シューズを履いたら、次のポイントを確認してみましょう。
- かかとがしっかりフィットしているか
- 甲が痛くないか、指が動かせるか
- 紐の左右の長さが均等か
- 結び目が緩みそうになっていないか
- 余った紐は邪魔にならないように収納しているか
走る前のわずか1分のチェックで、快適さが驚くほど変わります。
ナイキのシューズ構造を理解して紐を活かす
ナイキのランニングシューズには、モデルごとに特性があります。
例えば、フライニットやナイキ ズームフライシリーズはアッパーが柔らかく、紐の締め具合でフィット感が大きく変化します。
一方、ナイキ ペガサスのような安定モデルは、かかと固定の「ヒールロック」を組み合わせることでより安定した走りが得られます。
同じ「ナイキ」でも構造や素材が違うため、シューズごとに微調整するのがポイントです。
走りながら微調整する習慣を
最初に完璧に結んだつもりでも、走っているうちに足がむくんだり、紐が少し緩んだりします。
長距離の途中やインターバルの合間に、軽く締め直す癖をつけましょう。
疲労感や痛みを感じる前に調整することで、怪我のリスクを大きく減らせます。
まとめ|ナイキ エアズームのランニングシューズ紐結び方でフィット感を極めよう
ナイキのランニングシューズは、正しい紐の結び方で性能が一段と引き立ちます。
ヒールロックでかかとを安定させ、甲高や幅広の足にはラッシング調整を。
ウィンドウラッシングやダブルボウなどを組み合わせれば、快適性と安全性が格段にアップします。
シューズ選びにこだわるのと同じように、紐の通し方にも少しの工夫を。
その一手間が、次のランをもっと軽やかに、もっと楽しくしてくれるはずです。


