ランニングを始めるとき、最初に悩むのが「どんなシューズを選べばいいのか」という点ですよね。ネットで探せば数えきれないほどのランニングシューズが出てきますが、実際に履いてみると印象がまったく違うこともあります。そんなときこそ頼りになるのが、試し履きや足型測定ができる実店舗。今回は全国にある人気のランニングシューズ店舗をまとめて紹介します。
実店舗でランニングシューズを選ぶメリット
ランニングシューズは、ただサイズが合えば良いというものではありません。足の長さ、幅、アーチの高さ、そして走り方まで、人によって違います。だからこそ、専門スタッフに相談しながら選べる店舗での購入がおすすめです。
実店舗の最大のメリットは「足型測定」と「試し履き」ができること。最近は3Dスキャンで足を立体的に計測できるお店も増えており、自分の足の特徴を数値で知ることができます。さらに、店内にトレッドミル（ランニングマシン）が設置されている店舗では、実際に走りながらフィット感を確かめることも可能です。
また、初心者から上級者まで対応できる専門スタッフが在籍している店舗では、走力や目的（ジョギング、マラソン、部活など）に合わせて最適な一足を提案してもらえます。ネットでは得られない“生のフィードバック”を受けられるのが大きな魅力です。
足型測定ができる代表的な店舗
アシックスストア
アシックスの直営店「アシックスストア」では、足型測定やランニング能力測定を実施しています。専用機器で足長・足幅・アーチの高さなどを分析し、データに基づいてシューズを提案してくれるサービスが人気です。さらに、ランニングイベントやフォーム改善のための相談会も行われており、初心者でも安心して利用できます。
全国の主要都市に展開しているため、仕事帰りや休日に立ち寄れるアクセスの良さも魅力です。店舗によっては予約制のサービスもあるので、事前に確認しておくとスムーズです。
ニューバランス Run Hub
ニューバランスの直営店舗では「3Dスキャン計測サービス」を導入。足を360度スキャンして、長さ・幅・高さ・左右差などを数秒でデータ化してくれます。その結果をもとに、足に合った「ウイズ（幅）」のシューズを選べるのが特徴です。
代々木公園近くの「Run Hub」では、実際に屋外で走りながらシューズを試すことも可能。ランナー同士が交流できるイベントも開催されており、単なる販売店ではなく“ランニングの拠点”として人気を集めています。
スーパースポーツゼビオ／ヴィクトリア
全国に店舗を展開する大型スポーツショップ「ゼビオ」や「ヴィクトリア」でも、無料の3D足型測定サービス「Feet Axis」が利用できます。足の静的な形だけでなく、歩行時やラン時の動きも分析してもらえるため、フォームに合わせたシューズ選びが可能です。
スタッフの知識も豊富で、「マラソン大会に出たい」「膝に負担をかけたくない」といった具体的な悩みにも対応してくれます。大型店ならではの豊富な品揃えも魅力で、複数ブランドを一度に試せる点は他にはないメリットです。
Alpen TOKYO
アルペングループの旗艦店「Alpen TOKYO」では、ランニングスペシャリストによる足型測定・筋力バランス分析を行い、個々の走り方に合わせてシューズを提案してくれます。測定結果をもとに、自分に合うクッション性・反発性・安定性のモデルを具体的に紹介してくれるのが特徴です。
初心者でも丁寧に説明してくれるため、初めてランニングシューズを選ぶ人にとっても安心です。スポーツ用品店というより、もはや“ランナー向けフィッティングスタジオ”といえる存在です。
店舗選びでチェックしたいポイント
同じ「ランニングシューズ販売店」でも、店舗によってサービス内容が大きく異なります。訪問前に以下をチェックしておくと失敗しにくいです。
- 足型測定が無料か、有料か
- 3Dスキャンや動的分析（走り方の測定）に対応しているか
- 店内にトレッドミル（試走機器）があるか
- スタッフがランニング専門資格や知識を持っているか
- ウイズ（幅）展開が豊富か（ナロー・ワイド対応）
- 測定データを保存・共有できるか（次回以降に活用可能）
- イベントやランニングコミュニティを開催しているか
特に「足幅が広い」「甲が高い」など足の特徴がある人は、ウイズ展開が豊富な店舗を選ぶのがポイント。ニューバランスやアシックスなど、幅別モデルを取り扱う店舗が安心です。
地方でも利用しやすい店舗の探し方
都市部には専門店が多い一方で、地方ではまだ限られています。ただし、近年は大型スポーツショップが各地に足型測定機器を導入しており、地方在住でもサービスを受けやすくなっています。
ゼビオやアルペンのような全国チェーンなら、主要都市以外でも対応店舗を見つけやすいです。さらに、最近では測定データをスマホアプリに保存し、オンライン購入時にも活かせるシステムが増えています。
たとえば、店舗で測定して自分の足データを登録しておけば、次回はネットで最適なサイズやモデルを提案してもらえるという仕組みです。店舗とECを連携して活用することで、地方でも精度の高いシューズ選びが可能になります。
店舗を訪れる前に準備しておきたいこと
せっかく実店舗に行くなら、以下の点を意識しておくとより有意義です。
- 普段履いているシューズのサイズと気になる点をメモしておく
- どんな用途で走るか（ジョギング／レース／部活など）を明確にする
- 走る距離・頻度・ペースなどをスタッフに伝える
- 可能なら普段のランニングソックスを持参して試し履きする
- 複数モデルを履き比べ、違いを体感する
また、気になる店舗が混雑しそうな時間帯（休日の午後など）は、事前に予約しておくのがおすすめです。とくに測定機器の利用やトレッドミル試走を希望する場合は、予約制の店舗が多いです。
実店舗を活用することで得られること
店舗での測定や試し履きには、単なる「買い物」以上の価値があります。
- 自分の足型・特徴を客観的に理解できる
- 専門家のアドバイスを直接受けられる
- シューズを履いて走ったときの感覚を確認できる
- 適切なモデル選びでケガや疲労を防げる
- 次回以降の買い替え時に同じ基準で選べる
一度データを取っておけば、同じブランドやサイズ感を基準にオンライン購入もできるようになります。
「最初に足を測る」だけでも、その後のランニング生活がかなり変わるはずです。
全国のランニングシューズ店舗まとめ！試し履きや足型測定ができる人気店を紹介
ランニングを長く続けるためには、自分の足に本当に合ったシューズを選ぶことが大切です。そのためには、やはり実際に店舗で試してみるのが一番の近道。アシックスストアやニューバランス Run Hubなどの直営店、スーパースポーツゼビオやAlpen TOKYOといった大型スポーツショップを活用すれば、足型測定から試走までワンストップで体験できます。
「ネットで探すのが便利」と感じる人も、まずは一度実店舗で測定を受けてみてください。そのデータが、これからのシューズ選びの“基準”になります。
そして、自分にぴったりの一足に出会えたら、きっとランニングがもっと楽しくなるはず。全国に広がるランニングシューズ店舗を上手に活用して、快適なランニングライフをスタートしましょう。
