「ニューバランスの22cmって、子ども用?それとも小さいサイズのレディース?」と迷ったことがある人は意外と多いかもしれません。22cmというサイズは、子どもの足が成長してきた時期から、大人の女性の小さめサイズまで幅広くカバーしています。今回は、そんな“22cm”というサイズを中心に、ニューバランスの靴選びで失敗しないポイントや、モデルごとのフィット感の違いをわかりやすく解説していきます。
ニューバランス22cmの位置づけとは?
まず最初に、ニューバランスの「22cm」はどんな層に向けたサイズなのかを整理しておきましょう。
ニューバランスの公式サイズチャートを見ると、22.0cmはレディースではUS5、キッズでは上位サイズに該当します。つまり、「成長期の子ども」と「足が小さめな女性」の両方がターゲットになるサイズ帯です。
特に女性向けでは、22cmは最小サイズとして設定されているモデルが多く、小柄な方や足が小さい人でもフィットするように作られています。一方で、ジュニアやユース向けのスニーカーでも22cmが存在し、男女問わず成長期にぴったりのサイズです。
サイズ選びで意識すべきは「足長」と「足幅」
靴選びでよく見落とされがちなのが、「足長」だけで判断してしまうこと。
ニューバランスは、単なる長さだけでなく「ウィズ(足幅)」の概念が非常に重要です。
足長の目安
足長とは、かかとから最も長い指先までの距離を指します。22cmサイズを選ぶ場合、自分の足長が21.5〜22cm前後なら適正範囲。ただし、実際の履き心地を考えると、指先に0.5〜1cmのゆとりを持つのが理想です。ぴったりすぎると靴擦れや疲れの原因になることもあるため、少し余裕を持たせるのがポイントです。
足幅(ウィズ)の重要性
ニューバランスはウィズ展開が細かく、「D」「2E」「4E」といった幅の違いがあります。
- D:やや細め
- 2E:標準
- 4E:幅広
日本人は足幅が広めの傾向にあるため、標準または幅広タイプが合うケースが多いです。同じ22cmでもウィズが違えば履き心地が全く変わります。足が窮屈に感じる場合は、ハーフサイズ上げるか、ウィズが広いモデルを選ぶと快適に履けます。
子どもとレディース、それぞれの22cmサイズの選び方
子ども・ジュニア向け
成長期の子どもの足は日々変化します。22cmは、小学校高学年〜中学生あたりに多いサイズ帯。
この時期は「ぴったり」よりも「少し余裕を持たせる」ほうがベターです。成長を見越して0.5〜1cm大きめを選ぶことで、履ける期間を長くできます。ただし、大きすぎると歩行が不安定になるため、インソールで微調整するのもおすすめです。
ニューバランスのキッズシリーズでは、面ファスナー(ベルクロ)タイプや軽量モデルが多く、足の成長を考えた柔軟な設計になっています。22cmサイズを選ぶ際は、靴底の屈曲性とフィット感をチェックしてみましょう。
レディース向け
女性向けの22cmは、ウィメンズモデルやユニセックスモデルで展開されています。
レディース仕様は細身に設計されていることが多く、足幅が広い方は「D」より「2E」や「幅広設計」を選ぶのがおすすめ。足の甲が高い人も、少し余裕を持つと快適です。
特に人気の「WL996」や「327」「574」などは木型が異なり、モデルによって履き心地が変わります。同じ22cmでも、996はやや細め、574はややゆったりめなど、それぞれ特徴があるため、口コミや試着情報を参考にすると良いでしょう。
モデル別で変わる22cmのフィット感
ニューバランスのサイズ感はモデルごとに微妙に違います。22cmを選ぶときも、そのモデルがどんな木型を使っているかを知っておくと安心です。
主な木型(ラスト)の種類
足幅が広い方はSL-1やPL-1モデルだと窮屈に感じる可能性があるため、ハーフサイズ上げるのも一つの方法です。逆に細身の足ならSL-1の方がフィットします。
人気モデルの傾向
- WL996:やや細め。女性らしいシルエットでフィット感重視
- 574/WL574:幅広め。クッション性が高く、22cmでも安定感あり
- 327:トレンドデザインでやや細め。靴下での微調整がしやすい
- 2002R・1906R:やや小さめに感じることがあり、ハーフサイズアップが無難
同じ22cmでも、ラスト(木型)とモデルの設計で履き心地は大きく変わるため、レビューや試着情報をチェックしておくのがおすすめです。
ネット購入で失敗しないためのコツ
オンラインで22cmを選ぶときは、以下のポイントを意識すると失敗を減らせます。
- 自分の足長と足幅を測る
壁にかかとをつけて測り、つま先から壁までの距離を確認。足幅も親指と小指の付け根の骨の位置で測るとより正確です。 - レビューを確認する
「小さめ」「大きめ」といった口コミは非常に参考になります。特に同じサイズ帯(22〜22.5cm)を履いている人の声をチェックしましょう。 - 返品・交換可能なショップを選ぶ
サイズが合わないときに対応してもらえるショップを選ぶことで、リスクを抑えられます。ニューバランス公式オンラインやAmazon公式ストアなどはこの点でも安心です。 - 靴下や季節も考慮する
冬場は厚手ソックスで履く場合、22.5cmを選んだ方が快適なこともあります。逆に夏場の薄手ソックスならジャストサイズで問題ありません。
実際のユーザーの声
22cm前後を履くユーザーのレビューを見てみると、共通して次のような傾向があります。
- 「足幅が広めなので22.5cmを選んでちょうどよかった」
- 「WL996は細めなので、普段より0.5cmアップした」
- 「574はクッションが柔らかく、22cmでもきつく感じなかった」
- 「子どもの成長を考えて0.5cm大きめを購入。中敷きで調整して快適に履けた」
このように、同じサイズでもモデル・足幅・履く人の好みによって感じ方が異なります。
サイズ選びの正解は「自分の足型と用途に合っているかどうか」。そのため、複数モデルを比較してみるのが理想的です。
ニューバランス22cmを選ぶときのチェックリスト
最後に、22cmサイズで失敗しないための簡単なチェックリストをまとめます。
- 足長・足幅を正確に測った
- 木型(ラスト)を確認した
- モデルごとのサイズ傾向を調べた
- 返品・交換可能な販売店を選んだ
- 靴下の厚さ・季節を考慮した
- 子ども用かレディース用か、用途を明確にした
この6つを意識するだけで、サイズ選びのミスは大幅に減らせます。
ニューバランス22cmの靴選びまとめ
ニューバランスの22cmサイズは、子どもにもレディースにも対応する“境界サイズ”です。
そのため、選び方を少し間違えると「小さすぎる」「大きすぎる」と感じやすい領域でもあります。しかし、自分の足長・足幅を正確に把握し、木型やモデルごとの特徴を理解すれば、22cmでも驚くほど快適なフィットを得られます。
成長期の子どもには少し余裕を、足の小さい女性にはモデルごとのフィッティングを意識して選ぶことが大切。
オンラインでの購入も、レビューとサイズ表をしっかり確認すれば安心です。
ニューバランス22cmの靴は、正しく選べばデザインも履き心地も妥協しない一足になります。ぜひ、自分の足にぴったりのサイズを見つけて、毎日のスタイルをもっと快適に楽しんでください。


