ニューバランス1500のスニーカーの中でも、ファンから根強い人気を誇る「1500」。そのスタイリッシュなデザインと英国製ならではの上質な作りで、多くのスニーカーファンを魅了しています。しかし、実際に購入する際に多くの人が気にするのが「サイズ感」。同じニューバランスでも、モデルによってフィット感が異なるため、試着なしでは迷う方も多いですよね。
この記事では、ニューバランス1500のサイズ感や特徴、自分に合ったサイズの選び方まで、詳しく解説していきます。
ニューバランス1500とは？まずはモデルの基本を知る
まず、1500がどんなモデルなのかを簡単におさらいしておきましょう。
ニューバランス1500は1989年に登場したモデルで、当時の最上位ランニングシューズとして開発されました。ミッドソールには「ENCAP（エンキャップ）」構造が採用され、安定性とクッション性を両立しているのが特徴です。
デザイン面では、やや細身でスマートなシルエット。特にトゥ（つま先）部分のカーブが鋭く、全体的にスッキリとした印象を与えます。この“スタイリッシュな細身の形”こそが、サイズ感に影響を与える要素でもあります。
また、1500の多くは「Made in UK（英国製）」として展開されており、クラフトマンシップを感じる上質なレザーやスエード素材を使用。履き心地も特有の「硬質な安定感」があり、他の柔らかめモデル（例：ニューバランス574やニューバランス996）とは少し異なるフィット感を持っています。
1500のサイズ感は「ややタイト」。その理由とは？
結論から言うと、ニューバランス1500のサイズ感は「ややタイトめ」。
多くのレビューでも、「普段のサイズだと少しきつく感じる」「幅が狭い」といった声が見られます。では、なぜ1500はそう感じるのでしょうか？
1. トゥボックスの傾斜が強い
1500はトゥ（つま先）の傾斜が比較的強く、甲からつま先にかけての高さが低め。これにより、足指まわりに圧迫感を覚える人が多いようです。特に甲高の人はこの部分で窮屈さを感じやすい傾向があります。
2. 木型（ラスト）が細身
ニューバランスにはモデルごとに異なるラスト（木型）が使われていますが、1500は比較的細めの設計。標準幅（Dウィズ）でもやや締まった感覚になるため、足幅が広い方は注意が必要です。
3. 英国製の仕立て
Made in UKモデル特有の硬めの素材と構造も、フィット感に影響しています。特に新品のうちはレザーが硬く、足に馴染むまで少し時間がかかる場合があります。そのため「最初は小さく感じたけど、履き慣れるとぴったりになった」という声も多く見られます。
他モデルとの比較で見る1500のサイズ感
他のニューバランスモデルと比べると、1500のサイズ感はどう違うのでしょうか。
- ニューバランス574・ニューバランス996シリーズより細め
これらは比較的ゆったりとしたフィットで、カジュアル用途にも人気。一方の1500は、足に沿うようなフィット感で、見た目もよりシャープです。 - ニューバランス1400・ニューバランス991と近い感覚
同じ英国製ラインの991や、USA製の1400に近いサイズ感ですが、それでも1500の方がつま先がタイトという意見が多数。特に574から乗り換えると、最初は「少し小さい？」と感じるかもしれません。
このように、1500はニューバランスの中でも“フィット寄り”の設計。見た目がスマートである反面、サイズ選びでは慎重になる必要があります。
実際のレビューでわかる「1500の履き心地」
1500を実際に履いたユーザーの口コミから、リアルな感想をまとめてみましょう。
- 「普段ナイキは27cm、ニューバランス996は26.5cmを履いています。1500は27cmでぴったりでした。」
- 「幅が狭く感じるので、0.5cm上げて正解でした。」
- 「英国製のためか、全体的にホールド感が強い。最初は硬いけど、慣れるとすごく快適。」
- 「普段通りのサイズだと少し圧迫感があり、厚めのソックスだと窮屈。」
これらを総合すると、1500は“普段通りでも履けるが、やや小さめに感じる人が多い”という傾向が明確です。
サイズ選びの目安とおすすめの選び方
では、実際に1500を選ぶ際、どんな基準でサイズを決めればいいのでしょうか。
1. 足幅が標準〜狭めの人
普段のスニーカーサイズでOKです。タイトめではありますが、履いていくうちにレザーが馴染んでちょうどよくなります。ジャストフィットを求めるなら、通常サイズをおすすめします。
2. 足幅が広めの人・甲高の人
0.5cm（ハーフサイズ）上げるのがおすすめ。つま先や甲まわりに余裕が生まれ、長時間履いても痛くなりにくいです。
3. 長時間の歩行や通勤用に履く場合
少しゆとりのある方が快適に感じることが多いです。厚手のソックスを使う場合も、ハーフサイズアップが安心です。
4. 英国製モデルを選ぶ場合
素材の硬さや構造の違いから、他のアジア製ニューバランスよりも若干タイトに感じやすい傾向があります。特に初めてUK製モデルを買う方は、必ずサイズアップを検討してください。
試着・購入時に確認すべきポイント
通販で購入する人も多いですが、可能であれば一度は試着しておくのが理想です。その際は以下のポイントをチェックしましょう。
- つま先に0.5〜1cmほど余裕があるか
- かかとが浮かず、歩いてもズレないか
- 足の甲や側面に強い圧迫感がないか
- 靴ひもをしっかり締めた状態で違和感がないか
また、夕方など足が少しむくむ時間帯に試すと、実際の使用時に近いサイズ感を確認できます。
フィット感を高めるための工夫
もしサイズ選びで迷ったり、少し緩さやきつさを感じた場合でも、ちょっとした工夫でフィット感を調整できます。
- 厚め or 薄めのインソールを使う
少し大きめのサイズを選んだ場合は、厚手のインソールで調整。逆にきつい場合は、薄型インソールに交換してみましょう。 - 靴ひもを部分的に締め方を変える
甲部分をゆるめに、かかと部分をしっかり締めるなど、結び方でフィット感を微調整できます。 - 履き慣らし期間を設ける
新品の1500は特に硬く感じることがあります。最初は短時間から履き始め、徐々に慣らしていくと快適になります。
ニューバランス1500のサイズ感まとめと購入前のポイント
最後に、1500のサイズ選びに関するポイントを整理しておきましょう。
- 1500は全体的に「ややタイトめ」な作り
- 標準〜細めの足幅なら普段サイズでOK
- 幅広・甲高の人、厚めソックス派は0.5cmアップがおすすめ
- 英国製（Made in UK）モデルは特にタイト傾向
- 試着時はつま先・かかと・甲の圧迫を重点的に確認
- 履き始めは硬いが、馴染むと理想的なフィット感になる
1500はその精密な作りと高級感のあるデザインで、履く人を選ぶ“特別な一足”とも言えます。だからこそ、サイズ選びを慎重に行えば、長く愛用できる最高の相棒になるはずです。
ニューバランス1500のサイズ感を理解して、理想のフィットを手に入れよう
ニューバランス1500の魅力は、見た目の美しさだけでなく、その履き心地の奥深さにもあります。タイトめの設計ながら、足に馴染むと驚くほど快適に感じられる―それがこのモデルの真骨頂です。
自分の足の特徴をしっかり理解し、普段のサイズを基準に「少し上げるかどうか」を判断すれば、きっとベストな一足に出会えるはず。これから1500を手に入れる方は、ぜひこの記事を参考に、自分だけの完璧なフィット感を見つけてください。
