夏の足元を彩るラバーサンダルといえば、ブラジル発のブランド「メリッサ（Melissa）」。見た目の可愛さと個性的な香りで知られる一方、「履き心地が悪いって本当？」「長時間歩くと疲れる？」という声もちらほら。この記事では、人気モデルの特徴や素材、実際の口コミをもとに、履き心地を徹底的に検証していきます。
メリッサってどんなブランド？
メリッサは1979年にブラジルで誕生したシューズブランド。
独自開発のPVC素材「Melflex（メルフレックス）」を使い、100％ヴィーガンかつリサイクル可能な環境配慮型の靴作りを続けています。
「ポップでカラフル」「水に強い」「香り付き」など、まるで“履くアクセサリー”のような魅力があり、世界中で人気を集めています。
日本でも、ファッション感度の高い層を中心に支持されており、特にサンダルやフラットシューズは夏の定番です。
メリッサの履き心地が話題になる理由
SNSや口コミを見ていると、「柔らかくて歩きやすい」という意見と、「蒸れる・重い・痛い」といった意見が両方見られます。
この差は、メリッサ独特の素材や構造に理由があります。
1. ラバー素材の柔らかさと密着感
メリッサの靴は、ラバー素材特有の“しっとりとした柔らかさ”があります。
足に吸い付くようにフィットするので、短時間なら非常に快適です。
一方で、通気性が低く、長時間履くと足が蒸れて滑りやすくなることも。
2. ソール構造によるクッション性
一見ぺたんこのように見えても、インソールの前後にはしっかり厚みがあり、歩行時の衝撃をやわらげます。
ただし、柔らかすぎると感じる人もいて、好みが分かれやすい部分です。
3. 足型との相性
ラバーは革のように“馴染む”素材ではないため、購入時にぴったりフィットしていることが重要。
サイズが合わないと「かかとが浮く」「ストラップが食い込む」といった不快感が出ることがあります。
人気モデル別の履き心地をチェック
Melissa Possession
メリッサの定番サンダル。
グルカ風のストラップデザインと透け感が人気で、雨の日や水辺でも使える万能モデルです。
・柔らかいメルフレックス素材で足あたりがやさしい
・バックル式でホールド感があり、脱げにくい
・インソールはソフトで、一日中履けると好評
ただし、足裏が敏感な人には「柔らかすぎて支えが少ない」と感じることも。
ストラップが浅めのため、サイズ選びを慎重に行うのがポイントです。
Melissa Becky
厚底デザインが特徴のスライドサンダル。
丸みのあるフォルムが可愛く、トレンド感も抜群です。
・ボリュームのあるソールで安定感はある
・一方でやや重く、長時間歩くと疲れるという声も
・デザイン性は高く、短時間の外出やリゾートにはぴったり
見た目重視の人にはおすすめですが、「軽さ」や「通気性」を求めるなら他モデルの方が快適です。
Melissa Campana
メッシュ状のデザインが特徴的なバレリーナシューズ型。
グリッター素材の華やかさが人気で、雨の日にも使える万能タイプです。
・足に沿うように柔らかくフィットする
・素足で履けて夏にも快適
・ただしラメが落ちやすく、足に付くこともある
軽く、履き心地自体は悪くないものの、装飾によるチクチク感が気になる人もいるようです。
履き心地が「良い人」と「悪い人」の違い
同じサンダルでも、人によって履き心地の評価が分かれるのはなぜでしょうか。
実際のレビューを分析すると、いくつかの傾向が見えてきます。
履き心地が良いと感じる人
- 標準〜やや広めの足型で、ラバーのフィット感を心地よく感じる
- 水辺・雨の日・短時間の外出など、軽めの用途で使っている
- 素足で履くことを前提にしており、蒸れをあまり気にしない
履き心地が悪いと感じる人
- 甲高・幅広・外反母趾など、足の形に特徴がある
- 通勤や立ち仕事など、長時間の使用が多い
- 高温多湿の環境で使うことが多く、蒸れや滑りが気になる
つまり、「用途と足型が合えば快適」「合わなければ不快」というのが実態です。
ラバー素材は伸びにくいため、サイズ選びが何より重要になります。
快適に履くためのコツ
- サイズを慎重に選ぶ
EUやUS表記が多いので、必ずサイズ換算表を確認。
ややゆとりを持たせ、中敷きで微調整するのがおすすめです。 - 蒸れ対策をする
夏場は汗を吸収するインナーソックスを使うと、滑り防止にもなります。 - シーンを選ぶ
街歩きや立ち仕事よりも、ショッピングやリゾートなど短時間の着用に向いています。 - メンテナンスを怠らない
汚れたら水でさっと洗えるのがラバーの利点。
乾燥機や直射日光は避け、陰干しで清潔に保ちましょう。
メリッサのサンダルが合う人・合わない人
向いている人
- 雨の日も使える靴を探している
- 見た目の可愛さや香り付き素材を楽しみたい
- 普段使いよりも休日・レジャー用に履きたい
向いていない人
- 蒸れに弱く、通気性を重視する
- 一日中歩く・立ちっぱなしの仕事が多い
- 靴の素材に柔らかさよりも反発や支えを求める
「履き心地が悪い」と感じる人の多くは、使う環境が合っていないことが原因です。
逆に、条件が合えば“柔らかくて履きやすいサンダル”として長く愛用できるはずです。
まとめ：メリッサのサンダルは本当に履き心地が悪い？
結論から言うと、「人と用途による」が正解です。
メリッサのサンダルは、ラバーならではの柔らかさと防水性を備えた快適な一足ですが、
サイズ選びや使用環境を誤ると“履き心地が悪い”と感じやすいのも事実です。
・短時間の外出や雨の日には快適
・長時間歩行や蒸し暑い環境では注意
・足型に合ったサイズを選ぶのが最重要
デザイン性と機能性を兼ね備えたブランドだからこそ、正しい選び方で快適に履きこなしたいところです。
次に選ぶサンダル候補に「メリッサ」を入れてみると、夏のおしゃれが少し楽しくなるかもしれません。
