ニューバランスMS1300は、往年の名作ニューバランス1300をベースに、現代的な快適性を融合させたモデルとして話題を集めています。
クラシックな見た目なのに、履き心地は最新。そんなバランスが人気の理由です。
この記事では、ニューバランスMS1300の履き心地を中心に、オリジナルニューバランス1300との違いや実際の使用感を詳しく紹介します。
名作1300から受け継がれた伝統と進化
ニューバランス1300は1985年に登場した、同ブランドの中でも伝説的な存在。
高級スエードとメッシュを組み合わせたアッパー、安定感のある「EN CAP」ミッドソール、そして抜群の履き心地。登場当時はあまりの高価格に「家を担保に」とまで言われたほどのモデルです。
ニューバランスMS1300は、その1300を現代的に再構築したハイブリッドモデル。
クラシックなデザインをそのまま残しながら、ソールやクッション素材を最新仕様にアップデートしています。
見た目は懐かしいのに、履くと確かな進化を感じる──そんな“クラシック×モダン”の共存が魅力です。
アッパーの柔らかさと通気性が心地いい
ニューバランスMS1300の第一印象は、「足あたりが優しい」ということ。
上質なピッグスキンスエードとメッシュのコンビアッパーは、柔らかく足を包み込みながら、通気性にも優れています。
長時間履いても蒸れにくく、足全体を包み込むような自然なフィット感が特徴です。
素材感もニューバランス1300の系譜をしっかりと継承しています。
しっとりとしたスエードは高級感があり、メッシュとのコンビで軽やかさを演出。
街歩きでもアウトドアでも、快適さと上品さを両立できる一足です。
進化したソール構造が生む“現代の履き心地”
履き心地を語るうえで欠かせないのが、ミッドソールの構造。
ニューバランスMS1300では、従来のEN CAPを進化させた「EN CAP REVEAL（エンキャップリビール）」を搭載しています。
これは、衝撃吸収素材ABZORB（アブゾーブ）を内蔵し、クッション性と反発性のバランスを高めた新世代ソールです。
実際に履いて歩くと、着地のときに“ふわっ”と沈み込み、次の一歩で“ぐっと”押し返されるような感覚があります。
この自然な反発が、長時間歩行でも疲れにくい履き心地につながっています。
地面との一体感を保ちながらも、足裏の負担を軽減するクッション設計は、まさに現代のライフスタイル向けと言えるでしょう。
Vibramソールの安定感と安心感
アウトソールには、信頼のVibram（ヴィブラム）ソールを採用。
滑りにくく耐久性が高いことで知られており、街中の舗装路はもちろん、少し荒れた地面でもしっかりグリップしてくれます。
ニューバランスMS1300ではトレイル風のラギッドパターンを採用しており、悪天候時の安定感も優秀です。
実際の使用感としても、「雨の日でも安心して履ける」「地面をしっかり捉える感じがある」といった声が多く、
単なるデザイン重視のスニーカーではなく、“歩く道を選ばない安心感”が評価されています。
サイズ感とフィットの印象
ニューバランスMS1300はDウィズ（やや細め）で設計されています。
そのため、足幅が広めの方は少しタイトに感じるかもしれません。
普段ニューバランスのスニーカーを履いていてジャストサイズがDウィズの場合、同じサイズでも若干フィット感が強く感じることがあります。
ただし、スエード素材は履くほどに柔らかく馴染んでくるため、最初の数回はややきつくても徐々に自分の足型にフィットしていきます。
逆に、甲が低め・足幅が細い方には非常にフィットしやすく、歩行中のブレが少ない安定した履き心地を得られます。
試着時は、厚手ソックスやインソールの有無も含めて確認するのがおすすめです。
実際に履いた印象：軽快さと上質さのバランス
足を入れた瞬間、まず感じるのは“しっとりした包まれ感”。
アッパーのスエードが柔らかく、足の甲や側面を優しく支えてくれます。
歩き出すと、ABZORBによるクッションが衝撃を吸収し、次の一歩を後押しする反発を感じます。
いわば「柔らかさ」と「反発力」が共存している感覚です。
また、Vibramソールによるグリップと安定感があるため、足裏がブレにくく、長時間歩いても疲れが溜まりにくい。
地面を感じつつも、ソフトなクッションが心地よく、ランニングシューズのようなフワフワ感とは違う“安定した快適さ”を実感できます。
立ち仕事や旅行など、長時間履くシーンにも向いています。
オリジナル1300との違いを体感で比較
ニューバランス1300は今でも愛され続けるクラシックモデル。
スエードとメッシュの質感、フォルムの美しさ、そして独特の“しっとりした履き心地”が魅力です。
一方で、ソールのクッションはやや硬めで、現代の柔らかいスニーカーに慣れている人には少し物足りなく感じることもあります。
ニューバランスMS1300はその点をしっかり改良しています。
ABZORBによる弾力あるクッション性、滑りにくく安定したアウトソール、足入れの柔らかさ。
つまり、ニューバランス1300の良さを残しつつ、現代の快適性を加えた“完成度の高いアップデートモデル”と言えます。
デザインはあくまでクラシックなままなので、街で履いてもシンプルで上品。
「懐かしさと新しさを両立したスニーカー」という表現がしっくりきます。
向いているシーンとおすすめの使い方
ニューバランスMS1300は、日常のさまざまなシーンで活躍します。
特におすすめなのは次のような場面です。
- 通勤や通学など、長時間歩く日
- 旅行や外出など、移動が多いシーン
- スラックスやデニムなど、きれいめにもカジュアルにも合わせたい時
- 雨の日や濡れた路面でも安心して歩きたい時
柔らかいスエードと通気性の高いメッシュ構造により、オールシーズン対応できるのも魅力。
秋冬は上品な素材感が映え、春夏は軽やかな履き心地で快適に使えます。
長く快適に履くためのメンテナンス
スエード素材は水や汚れに弱いため、履く前に防水スプレーを使うのがおすすめです。
特に雨の日や湿気の多い季節には効果的。
使用後は柔らかいブラシで軽く汚れを落とし、風通しの良い場所で保管しましょう。
メッシュ部分は汚れが溜まりやすいので、こまめな手入れで通気性を維持することが大切です。
また、ソールのへたりを感じたらインソールを交換すると、クッション性が長持ちします。
手入れを怠らなければ、見た目も履き心地も長くキープできます。
まとめ：ニューバランスMS1300の履き心地を選ぶ理由
ニューバランスMS1300は、名作ニューバランス1300を現代の技術で蘇らせた“新しい定番”。
上質な素材、安定感のあるソール、そして軽やかなクッション性。
すべてがバランスよく調和しており、長時間歩いても疲れにくい履き心地を実現しています。
「クラシックな見た目と、最新の快適性をどちらも手に入れたい」──
そんな人にこそ、ニューバランスMS1300はぴったりの一足です。
ニューバランスらしい誠実なつくりと上品な履き心地を、ぜひ自分の足で確かめてみてください。
