ニューバランスの中でも、ひときわクラシックな存在感を放つ「CT300」。1970年代のテニスシューズをルーツに持ち、控えめなデザインが魅力の一足です。見た目はどこか懐かしく上品。しかし実際の履き心地はどうなのか?この記事では、CT300の特徴や履き心地、ほかのモデルとの違い、そして“レトロな見た目とのギャップ”まで詳しく検証します。
CT300とは?レトロテニスシューズを再構築したモデル
CT300は、1979年に誕生したニューバランスのテニスシューズをベースに作られたコートスタイルモデルです。
2014年にはイギリス製の復刻版として再登場し、クラシカルなデザインと現代的な軽量性を融合したモデルとして再評価されました。
特徴的なのは、Made in U.K.らしい上質な素材感と職人の仕上げ。革の質感や縫製は他モデルと一線を画し、どこか“靴としての美しさ”を感じさせます。デザイン的にはランニングシューズというよりも、シンプルなローカットのコートシューズ。ソールの厚みを抑えたフラットな形状が、上品な印象を与えます。
デザインと素材が生む“クラシック感”
CT300の魅力は、その「飾らない美しさ」。
ニューバランス574やニューバランス996のようなボリューム感はなく、むしろミニマルでスマート。薄めのラバーカップソールに、レザーとメッシュを組み合わせたアッパー。どんな服装にも合わせやすく、きれいめカジュアルにピッタリです。
また、英国工場での製造モデルは素材選びにも妥協がなく、スエードやプレミアムレザーの質感が秀逸。街歩きはもちろん、ジャケットスタイルにも馴染む“上品スニーカー”として人気を集めています。
履き心地の実際:軽さと接地感がポイント
REV LITEによる軽快な履き心地
CT300には、ニューバランスが誇る軽量ミッドソール素材「REV LITE(レブライト)」が搭載されています。
これにより、クラシカルな見た目からは想像できないほどの軽さと柔らかさを実現。歩行時に足裏が沈み込みすぎず、程よく反発する感覚が心地よいと評判です。
実際に履いたレビューでは、
「軽くてスッと履ける」「見た目よりも軽やか」という声が多く、
一日中履いても疲れにくいスニーカーとして評価されています。
一方で“ふかふか”ではない現実的な履き心地
ただし、ニューバランスの代名詞である分厚いクッション感を期待すると少し違和感を覚えるかもしれません。
CT300はソールが薄めに設計されているため、ニューバランス574やニューバランス996に比べるとクッション性と安定感は控えめ。
「地面との距離が近い」「直接的な接地感がある」と感じる人が多い印象です。
この点については、「NBらしい履き心地を期待していた人には物足りない」という意見も見られますが、逆に「薄底の感覚が好み」「軽快に歩ける」と高く評価する人もいます。
要するに、ふわっと包まれる柔らかさよりも、しっかり足を使って歩く感覚を求める人にはちょうど良い履き心地です。
サイズ感とフィット感:ややゆるめの印象
CT300は全体的にローカットで足首まわりが浅め。
そのため、くるぶしのホールド感が弱く「少しゆるい」と感じる人もいるようです。
一方で、アーチ(土踏まず)のサポートはしっかりしており、足裏の安定感は確保されています。
サイズ選びの目安としては、
- 普段のニューバランスと同じサイズで問題ないケースが多い
- 足首まわりが気になる人はハーフサイズ下げるのもあり
特に足幅が狭い方や、靴の中で足が動くのが苦手な人はサイズ調整を意識すると快適です。
長時間歩行や立ち仕事ではどうか?
街歩きや普段履きには十分な快適性を持つCT300ですが、長時間の立ち仕事やハードなウォーキングにはやや不向きです。
ソールのクッションが薄めで、衝撃吸収力を重視する用途には他モデル(例えばニューバランス574やニューバランス996シリーズ)が適しています。
ただし、通勤やカフェ巡り、ショッピングなど日常的な軽い運動レベルなら問題なし。
「軽いのにしっかり地面を感じられる」「疲れにくいのにスッキリ見える」という点で、バランスの良いモデルといえます。
ファッション性と履き心地のバランス
CT300の魅力を一言で表すなら、「見た目と履き心地のギャップが心地いい」ということ。
見た目は完全にクラシックで、スポーツスニーカーというより革靴寄りの印象。
しかし実際に履くと、軽量ソールによる柔らかい足あたりと軽快な動きやすさがあります。
特にファッション面では、
- スラックスやチノパンと相性が良い
- スーツスタイルの“はずし”にも使える
- レザーアッパーなら大人っぽい印象
といった特徴があり、20代〜40代の男性ファンを中心に人気。
いわば「履き心地も妥協したくないおしゃれ好き」向けのモデルです。
他モデルとの比較:574・996との違い
ニューバランス574やニューバランス996と比較すると、CT300はソールが薄く、軽快でミニマル。
以下のような違いがあります。
- 574:厚みのあるミッドソールで安定感重視。履き心地は柔らかく、全体的にボリュームがある。
- 996:フィット感とクッションのバランスが良く、NBの中でも人気トップクラス。
- CT300:クッションよりも軽さと見た目のスマートさを優先。接地感が強く、クラシックな雰囲気。
このため、「歩きやすさ」を最優先にするなら574・996が優勢ですが、デザイン性と軽快さの両立を求めるならCT300が最適です。
レトロな見た目と履き心地のギャップを楽しむ
CT300は、1970年代のテニスシューズを忠実に再現した“レトロな見た目”を持ちながら、最新素材による快適性も備えています。
ただし、厚底や高反発ソールに慣れている人には“物足りなさ”を感じる可能性もあります。
それでも、地面をしっかり感じられる安定した接地感や、軽快な歩きやすさを好む人にとっては非常に魅力的なモデルです。
また、レザー素材やカラーによって印象が大きく変わるのもCT300の面白いところ。ホワイトレザーなら清潔感があり、ネイビーやグレーならシックで落ち着いた印象に。どんなスタイルにも自然に馴染む万能さがあります。
ニューバランスCT300の履き心地まとめ
- クラシカルな見た目ながら、軽量ソールで歩きやすい
- ソールは薄めでクッション性控えめ。軽快さ重視
- 足首周りはややゆるめ、サイズ調整がポイント
- 長時間の立ち仕事には不向きだが、街履きには最適
- レザー素材とミニマルデザインでファッション性も高い
ニューバランスCT300の履き心地は“見た目以上に軽快”
最終的に、ニューバランスCT300の履き心地をひと言でまとめるなら「見た目以上に軽快」。
クラシックな佇まいに反して、実際に履くと軽くて柔らかい。そのギャップこそがこのモデルの最大の魅力です。
ふかふかのクッションや厚底の安定感ではなく、地面を感じながら歩く自然な心地よさを求める人におすすめ。
レトロな見た目に惹かれつつ、快適に履けるスニーカーを探しているなら、CT300は間違いなくその選択肢に入ります。


