「アディダスとニューバランス M2002Rって、一緒に着てもいいの？」
そんな疑問を持ったことがある人、多いのではないでしょうか。両ブランドともスポーツ系でありながら、それぞれに違う個性を持っています。アディダスはスタイリッシュで都会的、ニューバランス M2002Rは上品で抜け感のある印象。この2つをどう組み合わせるかで、コーデの完成度は大きく変わります。この記事では、アディダスとニューバランス M2002Rを一緒に取り入れるときのコツ、色やシルエットのバランス、おしゃれ上級者の具体的な着こなし方まで、じっくり掘り下げていきます。
アディダスとニューバランス M2002Rを組み合わせるってアリ？
昔は「違うブランドを混ぜるのはちょっと…」という考え方が一般的でした。ナイキ×アディダスなどのブランドミックスは、どこか“ごちゃつく”印象を持たれやすかったんですね。
でも、今はトレンドが大きく変わっています。ストリートやスポーツミックスの流行が続く中で、複数ブランドを掛け合わせた“ブランドミックス”が当たり前になりました。特にアディダスとニューバランス M2002Rの組み合わせは、相性が良いと評判。
理由は簡単で、アディダスが持つ「直線的でモードな印象」と、ニューバランス M2002Rの「柔らかく上品なトーン」がバランスよく調和するから。片方が主張しすぎず、自然にお互いを引き立ててくれるんです。
成功の鍵は“色数を絞ること”
ブランドを混ぜるとき、一番ありがちな失敗は「情報量が多すぎる」こと。ロゴ・ライン・カラー・素材が全部違うと、どうしても統一感が出ません。
まず意識したいのは「色数を減らす」こと。
ベースカラーを2色、多くても3色に抑えると、どんなブランドを混ぜても不思議とまとまりが出ます。
例えば、
- アディダスの黒トラックパンツ＋ニューバランス M574＋グレーのスウェット
このくらいシンプルでも、しっかり“今っぽい”ムードが出ます。
モノトーンで揃えると、ロゴやラインが自然にアクセントになってくれるので、無理に派手さを出す必要もありません。
シルエットのバランスを整える
アディダスもニューバランス M574も、アイテム単体では存在感が強いブランドです。だからこそ、全身のシルエットバランスを整えることが重要。
たとえば、アディダスのワイドトラックパンツを履くなら、足元はニューバランス M996を合わせて“下重心”にまとめる。逆にスキニーパンツやスリムトラックパンツのときは、スニーカーもすっきりしたフォルムを選ぶと全体が綺麗に見えます。
シルエットで遊ぶなら「ゆる×ゆる」もおすすめ。トップスにアディダスのオーバーサイズジャケット、足元にニューバランス M2002Rを合わせると、ストリート感が出つつも大人っぽく決まります。
一方で、「タイト×ボリューム」ならモード寄り。アディダスのスリムパンツにニューバランス M2002Rを合わせると、都会的な印象に仕上がります。
主役をひとつに決める
アディダスとニューバランス M574、どちらも目立つブランドだからこそ、“主役を決める”のが上級者のテク。
どちらも同じくらい目立たせようとすると、ロゴやデザインがぶつかってしまい、まとまりがなくなります。
基本は「服で主張するなら靴は控えめに」「靴を主役にするなら服はシンプルに」。これだけで印象がガラッと変わります。
たとえば、アディダスのトラックジャケットを主役にしたいときは、足元をニューバランス M996で落ち着かせる。
逆に、ニューバランス M2002Rを主役にするなら、アディダスはロゴ控えめのトップスやモノトーンのパンツを合わせて“余白”を作る。
この引き算の感覚が、ブランドミックスを“わざとらしく見せない”コツです。
小物で“色を拾う”と統一感が出る
ブランドが違っても、色のトーンを合わせれば全体は自然にまとまります。
そこで意識したいのが“小物のリンク”。
キャップやバッグ、ソックスなどを使って、スニーカーやロゴの色を拾ってあげると、全身の完成度がぐっと上がります。
たとえば、ニューバランス M996を履くなら、白キャップや白ソックスを合わせる。
アディダスのトラックパンツにネイビーのラインが入っているなら、トップスやバッグに同系色を取り入れる。
色の“点と点”を結ぶことで、ブランドを超えたまとまりが生まれるんです。
adidas×New Balanceおすすめの組み合わせ例
ここからは、実際に取り入れやすい組み合わせパターンを紹介します。どれも派手すぎず、日常コーデに落とし込みやすいバランスです。
パターン1：トップスにアディダス、足元にニューバランス
もっとも初心者向けの組み合わせ。
アディダスのトラックトップやパーカーをメインに、パンツは無地のブラックやグレー。足元はニューバランス M574やニューバランス M996など、定番モデルを合わせると上品に仕上がります。
この構成は、全身を“アディダスっぽく”見せながら、足元でトレンド感をプラスできるのが魅力。
パターン2：上下アディダス＋ニューバランスのスニーカー
アディダスのセットアップに、ニューバランス M996を合わせるのもアリ。
セットアップの統一感があるぶん、足元の異素材・異ブランドが程よく際立ちます。
特に、グレーやネイビーのセットアップにグレーのニューバランス M574を合わせると、落ち着いた大人のスポーティスタイルに。
パターン3：トップスにニューバランス、ボトムにアディダス
少し上級者寄りのミックス。
ニューバランス M2002Rのスウェットやフーディを使い、下半身にアディダスのトラックパンツを合わせる。
上下でブランドを分けることで、視覚的に動きが生まれます。
このとき、ロゴの主張が強すぎるアイテムは避け、全体のトーンを落ち着かせるとおしゃれにまとまります。
季節別のコーデポイント
ブランドミックスは、季節に合わせた素材選びでも印象が変わります。
春夏は軽やかに。
アディダスのショーツや薄手ジャージ素材に、ニューバランス M574を合わせると爽やかです。
ソックス見せで遊ぶのもおすすめ。
秋冬は素材感を重ねる。
アディダスのナイロンジャケットやボアアウターに、ニューバランス M996を合わせると、季節感のあるスタイルに仕上がります。
ベージュやチャコールなど、秋冬の落ち着いた色を基調にすれば大人っぽく見えます。
ブランドミックスを楽しむためのマインド
「違うブランドを一緒に着るのはダメ」という固定観念を手放すこと。
今のおしゃれは“統一よりも個性”。
アディダスとニューバランス M2002Rのような異なるブランドを組み合わせることで、むしろ“自分らしい”バランスを作れます。
重要なのは「どう見せたいか」。
ストリートっぽくしたいのか、上品にまとめたいのか。
方向性を一つ決めて、その軸に沿って調整していけば、ブランドが違っても全体の雰囲気はちゃんと揃います。
気負わず、鏡の前で「この組み合わせ、思ったより良いかも」と思える瞬間を楽しんでほしいですね。
アディダスとニューバランス M2002Rの組み合わせで作る“自分だけのスタイル”
アディダスとニューバランス M2002Rを組み合わせるコーデは、ルールに縛られない自由さこそが魅力です。
色を抑え、シルエットを整え、主役を決める――この3つを押さえれば、ブランドミックスは怖くありません。
大切なのは“違うブランドを合わせる”ことではなく、“どう自分らしく見せるか”。
今日の気分でアディダスを主役に、明日はニューバランス M574で抜け感を。
そのバランス感こそ、おしゃれ上級者への第一歩です。
