スニーカーを選ぶとき、デザインと履き心地、どちらを優先していますか？
「見た目も大事だけど、結局は履き心地が一番」という人に、今回はニューバランス565を徹底レビューします。クラシックな見た目で人気のこのモデル、実際の履き心地はどうなのか。長時間歩いたときの快適さやサイズ感、ほかのモデルとの違いも含めて詳しく紹介します。
ニューバランス565とは？クラシックな見た目と万能さが魅力
ニューバランス565は、レトロなデザインと日常使いのしやすさで人気のライフスタイルモデルです。
同ブランドのなかでは比較的価格も手頃で、初めてニューバランスを試してみたい人にも選ばれやすいモデルです。
素材にはスエード風の合成皮革とメッシュを組み合わせたアッパーを採用。クラシックな見た目ながら、軽量で通気性も確保されています。アクティブすぎず落ち着いた印象で、カジュアルにもきれいめにも合わせやすいのが特徴です。
また、ソールには「C-CAP」ミッドソールを採用しており、軽さとクッション性を両立。街歩きや通勤、旅行など、日常生活のあらゆるシーンで快適さを感じられるよう設計されています。
実際の履き心地は？柔らかさよりも安定感重視のつくり
履き心地に関してよく挙げられるのが、「軽くて疲れにくい」という声。
C-CAPミッドソールは柔らかすぎず、踏み込んだときの安定感がしっかりしています。長時間歩いても足の裏が痛くなりにくく、立ち仕事や街歩きにも向いています。
ただし、柔らかさや反発性を重視する人にとっては「やや硬め」と感じる場合もあります。
特に新品の状態ではソールがやや硬く、履き慣らすまで少し時間がかかるというレビューも見られます。数回履けば足になじみ、自然と柔らかく感じるようになるので、最初の印象だけで判断しないことが大切です。
一方で、インソールには「NB COMFORT INSERT」が使用されており、足裏の当たりは意外とソフト。衝撃をほどよく吸収してくれるので、クッション感と安定感のバランスが取れています。
サイズ感とフィット感｜幅広の人にも優しい設計
ニューバランス565は「D〜2Eワイズ相当」と言われており、日本人の平均的な足型にフィットしやすい設計です。
幅が広めの人でも窮屈さを感じにくく、ゆとりのある履き心地を求める人に向いています。
実際のレビューでも「幅広でも痛くならない」「普段どおりのサイズでちょうどいい」といった意見が多く見られます。
一方、足が細め・甲が低めの人の場合は、少し余裕が出ることもあるようです。その場合は、厚手の靴下を合わせるか、インソールを追加してフィット感を調整するのがおすすめです。
新品時はアッパー素材が少し硬く感じられますが、1〜2回履けばしなやかに馴染んでいきます。初期の硬さが気になる人は、短時間の外出から慣らしていくと快適に使えるでしょう。
歩きやすさと実用性｜「毎日履きたい」と感じる理由
ニューバランス565は、見た目のクラシックさに反して機能的にも優れています。
ソールはやや厚みがあり、地面からの衝撃をしっかり吸収。フラットな構造なので、安定した歩行をサポートしてくれます。特に長時間歩くときでも足首がブレにくく、自然な体重移動ができる設計です。
また、軽量なので長く履いても足が重くならず、通勤や買い物、旅行先の散策などにぴったり。実際に「1日中履いても疲れにくい」というレビューも多く、ウォーキングシューズとして使っている人もいます。
ただし、ランニングやトレーニングにはやや不向き。クッションや反発力がスポーツモデルほど高くないため、あくまで「街歩き・普段使い向け」と考えるのがベストです。
デザイン面の魅力｜“N”ロゴが主張しすぎない大人のスニーカー
ニューバランス565の魅力は、履き心地だけではありません。
見た目のバランスの良さも、人気の理由のひとつです。
他の定番モデル（ニューバランス574やニューバランス996など）と比べても、565はやや丸みのあるフォルムで柔らかい印象。サイドの“N”ロゴも大きすぎず、落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
カラー展開もグレーやネイビー、ブラックなどベーシックなトーンが中心で、年齢や性別を問わず履きやすいデザインです。
特にグレー系のカラーは、どんなファッションにも馴染みやすく、清潔感を演出できます。デニムやチノパン、スラックスにも自然に合わせられる万能さがあり、日常のコーディネートに取り入れやすいのもポイントです。
ニューバランス574・ニューバランス996との違いを比較
ニューバランスの定番モデルでよく比較されるのが「ニューバランス574」と「ニューバランス996」。
それぞれの特徴を簡単に整理すると、次のようになります。
- 574：柔らかめのクッションとENCAPミッドソールを採用。より安定感と衝撃吸収力に優れ、長時間のウォーキングにも最適。
- 996：上位モデルとしての完成度が高く、履き心地の滑らかさや素材感も上質。ただし価格も高め。
- 565：軽さと安定感を重視しつつ、手頃な価格でクラシックな雰囲気を楽しめる。
つまり565は、「歩きやすく、価格も手頃で、デザインがシンプル」なバランス型のモデルです。
通勤や普段使いで気軽に履けるスニーカーを探している人にとって、非常にちょうどいい位置づけといえるでしょう。
メリットとデメリットを整理
メリット
- 軽くて歩きやすく、長時間履いても疲れにくい
- 幅広設計で日本人の足型に合いやすい
- クラシックな見た目で服を選ばない
- 価格が手頃でコストパフォーマンスが高い
デメリット
- 最初はやや硬めで、慣らしが必要
- 足が細い人には少しゆとりが出る場合あり
- クッション性は上位モデルより控えめ
このように、565は“万人受けする万能モデル”でありながら、細身の足型やふんわり柔らかいクッションを好む人には少し物足りなさを感じるかもしれません。
ただし、しっかりした履き心地と安定性を求める人にとっては、むしろ理想的なバランスです。
履き心地をより快適にするコツ
565をより快適に履くためには、ちょっとした工夫がポイントになります。
- 最初の数回は短時間の外出で慣らす
- 紐の締め具合を調整してフィット感を高める
- 足幅が細い人は厚手ソックスやインソールで調整
- 定期的に中敷きを交換してクッション性を維持
こうした工夫で、自分の足によりフィットさせることができ、履き心地が格段にアップします。
まとめ｜ニューバランス565の履き心地は“毎日履きたい”万能スニーカー
ニューバランス565は、クラシックな見た目と実用的な履き心地を両立したモデルです。
C-CAPミッドソールによる安定感、NB COMFORT INSERTの柔らかい足当たり、そして幅広設計によるゆとり。どれもが「長く履いても疲れにくい」理由をしっかり支えています。
一方で、初期の硬さややや緩めのフィット感といった特徴もあるため、自分の足に合わせて微調整するのがポイント。
総合的には、デザイン・快適さ・価格のバランスが非常に良く、「通勤や普段履きにちょうどいい1足」としておすすめできます。
クラシックな見た目と歩きやすさを両立したニューバランス565。
日々のスタイルに取り入れれば、足元から自然と軽やかに過ごせるはずです。
