ツル バイ マリコ オイカワ――このブランド名を聞くと、「可愛い」「上品」「大人っぽい」そんなイメージを思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも実際のところ、華やかな見た目のパンプスやサンダルを“長時間履いても快適に歩けるのか？”気になりますよね。今回は、ブランドの特徴や素材構造、実際の履き心地の評判まで徹底的に掘り下げてみました。
エレガンスと実用性を両立するブランド
ツル バイ マリコ オイカワ（TSURU by MARIKO OIKAWA）は、2003年にデザイナー・及川真理子氏が立ち上げた日本のブランド。
「優雅さと遊び心を併せ持つ女性へ」というコンセプトを掲げ、華やかな装飾や繊細なディテールで多くの女性を魅了しています。
特徴的なのは、単に見た目の美しさだけではなく、“足を入れた瞬間に心が喜ぶ”ような靴づくりを目指している点。
この言葉どおり、履き心地へのこだわりが随所に見られます。
パンプス・サンダル・ブーツ・フラットシューズなど、幅広いラインナップがありますが、どのアイテムにも共通しているのは「デザイン性と機能性のバランス」。
単に“映える靴”ではなく、“日常を気持ちよく歩ける靴”であることが、ブランドの根底にある考え方です。
実際の履き心地は？口コミから見えるリアルな評価
ツル バイ マリコ オイカワの靴は、見た目の印象だけでなく、履き心地に関しても高い評価を得ています。
たとえばショップスタッフのレビューでは、「程よくクッションも効いていて履き心地が良い」との声がありました。特に人気モデルAmarettiは、ヒール約1.5cmのローヒールタイプ。
低めのヒールと柔らかなインソールによって、長時間の着用でも足の疲れを感じにくいとの意見が見られます。
また、メッシュ素材を使ったMinouなどのフラットシューズは、軽やかな履き心地と通気性の良さが特徴。
「柔らかな履き心地が魅力」「足先までスッと見せてくれるシルエット」と評されており、デザインと快適性が見事に融合しています。
一方で、「新品のうちはストラップ部分が少し硬く、慣れるまでに時間がかかった」という口コミも。
つまり、素材の特性上、履き始めに多少の“慣らし期間”が必要なケースもあるようです。これは本革やベロア素材を使うブランド靴全般に共通する特徴といえるでしょう。
パンプスでも快適に歩ける秘密①：低めヒールと安定感ある設計
ツル バイ マリコ オイカワのパンプスが“歩ける靴”として支持される理由のひとつが、ヒール高の設計です。
ブランドの代表的なモデルの多くは、1.5〜3cm程度のローヒールから、5cm以下の中ヒールが中心。ヒールが低い分、体重が前方に偏りにくく、足裏やふくらはぎへの負担を軽減してくれます。
また、アウトソール（靴底）にはラバー素材が使われているモデルも多く、滑りにくく安定感があるのもポイント。
特にPointeというニット素材のフラットシューズでは、「ラバーソールが柔らかく、長時間の着用でも快適」と評されています。
パンプスというと“足が痛くなる”という印象を持つ人も多いですが、このブランドではその常識を覆す工夫が随所に見られます。
パンプスでも快適に歩ける秘密②：ストラップとホールド感
次に注目したいのが、足を包み込むような“ホールド設計”。
多くのモデルでストラップが採用されており、これが歩行時の安定性を高めています。
「ストラップで足を引き締めホールド感もあるので、歩行しやすいです」という店舗スタッフの声もあり、
特に足の甲が高い人や、パンプスが脱げやすい人にはこの構造が大きなメリットになります。
また、バックストラップタイプのモデルでは、フィット感を自分で調整できる仕様になっており、足幅や甲の高さに合わせて微調整が可能。
これにより、靴の中で足が前に滑ることを防ぎ、靴擦れのリスクも減らすことができます。
パンプスでも快適に歩ける秘密③：柔らか素材とクッション性
ツル バイ マリコ オイカワの靴に共通するもう一つの特徴は、素材の柔らかさです。
レザーやベロア、メッシュ、ニットなど、足あたりが優しい素材を積極的に採用しており、見た目の上品さと同時に履き心地の良さも追求しています。
また、中敷きにはクッションがしっかり入っているモデルが多く、足裏にフィットする感覚が得られます。
このクッション性があることで、足のアーチを支え、長時間の歩行でも疲れにくいという口コミも多く見られます。
さらに、アウトソールの柔軟性も特徴的。硬い革底とは違い、歩行のたびにしなやかに屈曲してくれるため、かかとや膝への衝撃を軽減してくれます。
デザイン性と機能性のバランス
“美しい靴は痛い”というイメージを変えたのが、このブランドの強み。
リボンやビジュー、パールなどの装飾が施されていながら、見た目の華やかさと歩きやすさをしっかり両立しています。
特にぺたんこパンプスやメッシュフラットなどは、「デザイン性が高いのに歩きやすい」と評判。
見た目が繊細でも、実際に履くと軽く、長時間の外出にも対応できる“頼れる一足”として支持されています。
ブランドのファンの多くが、30〜50代の働く女性や子育て世代というのも納得。
“きれいめで歩ける靴”を求める層にぴったりマッチしているのです。
快適に履くための選び方と注意点
ツル バイ マリコ オイカワの靴は全体的に履き心地が良いと評判ですが、より快適に履くためには選び方にもコツがあります。
- サイズ選びは慎重に
22.5〜24.5cm前後の展開が中心ですが、デザインによっては少し小さめに感じるモデルもあります。特にストラップ付きやポインテッドトゥの場合は、0.5cm大きめを選ぶ人も。 - 素材の硬さを確認する
本革やベロア素材は履き始めが硬いことも。新品のうちは短時間の着用で慣らすのがおすすめ。 - 飾りの位置にも注意
ビジューやバックルなどの装飾が足の甲や指に当たると痛みの原因になることがあります。購入時に足当たりをチェックしておくと安心です。 - 用途に合わせて選ぶ
通勤や立ち仕事が多い人は、低ヒールやクッション入りインソールのモデルを。
華やかな場面には中ヒールやパール付きパンプスを選ぶなど、TPOに合わせた選択が大切です。
こうしたポイントを意識するだけで、見た目の美しさと履き心地の両立がぐっと近づきます。
まとめ｜ツル バイ マリコ オイカワの履き心地は「歩ける可愛さ」
結論から言えば、ツル バイ マリコ オイカワの靴は“可愛いのに歩ける”ブランドです。
低めヒール、柔らか素材、ラバーソール、ストラップによるホールド感――これらの要素が重なり、パンプスでも快適に歩ける秘密をつくり出しています。
もちろん足型や履き方によって感じ方は変わりますが、総合的に見れば「デザインと実用性のバランスが非常に高いブランド」といえるでしょう。
特に「痛くならないパンプスを探している」「おしゃれを我慢したくない」そんな人には、ぜひ一度試してほしい一足です。
ツル バイ マリコ オイカワの履き心地を実際に体験すれば、“きれいに歩く”ことの楽しさを再発見できるはずです。
