暑い季節になると、軽やかに履けるサンダルが恋しくなりますよね。けれど「見た目が良くても長時間歩くと疲れる」「靴擦れしてしまった」なんて経験、誰にでもあるはず。今回は、履き心地を重視したメンズサンダルの中から、長時間歩いても疲れにくいと評判の人気ブランドを徹底比較します。快適に夏を過ごすための選び方や注目ポイントもあわせて紹介します。
疲れにくいサンダルの条件とは？
「履き心地がいい」と感じるポイントは人それぞれですが、共通しているのは足にかかる負担が少ないこと。疲れにくいサンダルを選ぶ上で大切なのは、以下の要素です。
- クッション性：衝撃を吸収してくれるソールは、長時間歩行の疲労を軽減します。EVAやラテックスなどの柔軟素材を採用したモデルが人気です。
- アーチサポート：土踏まずを支える構造があると、足の筋肉が無駄に働かず快適。特にフラットなサンダルよりも、適度に立体的なフットベッドが理想です。
- フィット感・ホールド感：ストラップでしっかり固定できるかどうかも重要。足がズレると疲れやすく、靴擦れの原因にもなります。
- 通気性と速乾性：汗をかきやすい夏は、ムレやベタつきの少ない素材を選ぶのがポイント。濡れてもすぐ乾く速乾素材は特に便利です。
- ソールのグリップ力：滑りにくいアウトソールは、街中でもアウトドアでも安心。濡れた地面でも安定感を保てるかチェックしましょう。
これらをバランスよく備えたモデルこそ、真の意味で“履き心地のいいサンダル”といえます。
KEEN NEWPORT H2──歩けるサンダルの代名詞
アウトドアブランドの定番、**KEEN（キーン）**の「KEEN NEWPORT H2」は、まるでスニーカーのような安定感で支持されています。
特徴的なのは、つま先を守るトゥガード付きのデザイン。見た目以上に頑丈で、キャンプや旅行など長時間の歩行にも対応できます。
ソールは厚みのあるEVAミッドソール構造で、足裏全体をしっかり支えてくれます。ヒール部分の衝撃吸収性が高く、アーチサポートとヒールカップの形状も絶妙。実際に履いた人のレビューでも「長時間歩いても疲れにくい」「フィット感が抜群」との声が多く見られます。
ただし、やや重量があるため、軽快さを求める人は次に紹介するモデルと比較して選ぶのがおすすめです。
Birkenstock Arizona Soft Footbed──王道の快適サンダル
「履き心地の良いサンダル」と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、Birkenstock（ビルケンシュトック）。中でも定番の「Birkenstock Arizona Soft Footbed」は、ファッション性と快適性を両立した名品です。
このモデルの魅力は、足型に沿って成形されたコルク×ラテックスのフットベッド。履くほどに自分の足の形になじみ、自然なアーチサポートが生まれます。
さらに「ソフトフットベッド」仕様では、足裏に柔らかなクッション層が追加され、初めて履く人でも快適に過ごせるよう改良されています。
革ベルトで調整できるため、ホールド感のカスタマイズも可能。街歩きや旅行など、長時間履くシーンでも疲れにくいバランスの取れたモデルです。
Teva Hurricane XLT2──軽くてタフな万能サンダル
スポーツサンダルの代表格として人気のTeva（テバ）。「Teva Hurricane XLT2」は軽量でクッション性に優れ、アクティブに動く人にぴったりの一足です。
足首・甲・つま先の3点をベルクロストラップでしっかり固定でき、歩行中のズレを防止。EVAソールの反発力と柔らかさのバランスが良く、「長時間履いても脚への負担が少ない」と高く評価されています。
グリップ力のあるアウトソールは濡れた路面でも滑りにくく、街歩きはもちろん、フェスや川遊びにも対応可能。
カジュアルファッションに馴染むデザイン性も魅力で、「旅行に一足持っていくならコレ」と愛用者が多いのも納得です。
OOFOS OOahh Slide──驚くほど柔らかいリカバリー系
一日中歩いた後の疲れた足を癒してくれるのが、**OOFOS（ウーフォス）**のリカバリーサンダル。
「OOFOS OOahh Slide」は、特殊素材OOfoamによる抜群のクッション性が特徴で、一般的なサンダルよりも37％高い衝撃吸収性能を持つと言われています。
足裏全体を包み込むような履き心地は、一度履くと手放せないレベル。立ち仕事の人やランニング後のリカバリーにも最適です。
ただし見た目はややボリュームがあるため、街歩きでの使用には好みが分かれます。それでも「足が軽くなる感覚」「疲れが取れるような柔らかさ」と評判の一足です。
SUICOKE DEPA──街にも映えるモードな快適サンダル
機能性とデザイン性を両立させたい人に人気なのが、SUICOKE（スイコック）。
代表作「SUICOKE DEPA」は、ナイロンベルトの無骨さとEVAソールの柔らかさが融合したモデルで、街でもアウトドアでも違和感なく履けます。
履き心地の秘密は、ソール内部の「抗菌・防臭EVAフットベッド」と、Vibram社製アウトソールの高いグリップ力。長時間の使用でもムレにくく、滑りにくい設計になっています。
ミニマルな見た目ながら、足裏の沈み込みが少なく安定感があり、「おしゃれなのに歩きやすい」と口コミでも高評価。ファッション性を損なわず、快適さを求めたい人におすすめです。
自分に合ったサンダルを選ぶためのポイント
どんなに良いモデルでも、足に合っていなければ快適さは得られません。選ぶ際は次の点を意識しましょう。
- サイズ選びは慎重に
ブランドによって大きさが異なります。足の甲が高い人や幅広の人は、ハーフサイズ上を選ぶと快適なことが多いです。 - 試し履きのときは歩いてみる
立った状態だけでなく、実際に数歩歩いてホールド感を確認しましょう。踵の安定性やつま先の余裕も要チェック。 - 使用シーンを想定して選ぶ
街歩き中心なら軽量・通気性重視。キャンプや水辺なら速乾性・防滑性のあるモデルを。 - 素材の肌当たりにも注目
ストラップ部分が固いと擦れやすいため、柔らかい裏地付きタイプがおすすめです。
夏の快適を支える一足を選ぼう
今回紹介した5つのブランドは、どれも履き心地と快適さに定評のあるモデルばかり。
KEEN NEWPORT H2のアクティブ派に、Birkenstock Arizona Soft Footbedの王道派に、Teva Hurricane XLT2の軽快さを求める人に。OOFOS OOahh Slideは疲労回復重視、SUICOKE DEPAはデザイン性も譲れない人におすすめです。
サンダルは「楽に履ける」だけでなく、「どれだけ快適に歩けるか」で選ぶ時代。
足に合う一足を見つけて、この夏をストレスなく過ごしましょう。
メンズサンダルの履き心地を見直して、快適な夏を
メンズサンダルの履き心地は、ちょっとした設計の違いで驚くほど変わります。
クッション性、フィット感、素材、用途に合わせた選び方を意識すれば、長時間歩いても疲れにくい理想の一足が見つかるはず。
快適さを妥協せず、自分のライフスタイルに寄り添うサンダルを選んでみてください。
