最近、バスケ好きの間で話題になっているのが「ニューバランスのバスケシューズ」。ランニングシューズの印象が強いブランドですが、実はバスケットボール分野でも高性能なモデルを次々と展開しており、プロ選手から一般プレーヤーまで注目を集めています。今回はそんなニューバランスのバッシュを徹底的に比較し、それぞれの特徴や選び方のポイントをわかりやすく紹介していきます。
ニューバランスがバスケットシューズ市場に進出した理由
もともとニューバランスは「履く人の足に最もフィットする靴」を追求してきたブランド。長年ランニングやウォーキング分野で培った技術を、バスケットボールシューズに応用したのが近年の展開です。特に、NBAのスター選手カワイ・レナードとの契約をきっかけに、パフォーマンスシューズとしての地位を確立しました。
「安定性・反発性・快適性を高次元でバランスさせた設計」は、ランニングシューズで培ったニューバランスならではの強み。その結果、ジャンプやカットなど急な動きが多いバスケットボールにおいても、足をしっかり支えながら自然な動作をサポートできるのです。
技術的特徴:ニューバランスの“走れるバッシュ”を支えるテクノロジー
ニューバランスのバスケットシューズには、ブランド独自のクッショニングテクノロジーがふんだんに盛り込まれています。代表的なのは以下の3つです。
Fresh Foam X(フレッシュフォームX)
柔らかさと安定感を両立した高反発素材。着地の衝撃をしっかり吸収しつつ、次の動作へと自然に移れるように設計されています。特に「New Balance Fresh Foam BB v2」はこの素材を全面に採用し、足の疲労を軽減して長時間のプレーにも耐えられる仕様です。
FuelCell(フューエルセル)
推進力のある反発素材。踏み込み時のエネルギーリターンが高く、爆発的な加速力を生み出します。「New Balance TWO WXY V5」では前足部にFuelCell、かかとにFresh Foam Xを組み合わせ、クッションと反発を両立しています。
FitWeave(フィットウィーブ)
軽量で伸縮性のあるニット素材。プレー中に足がずれにくく、長時間履いてもストレスが少ないのが特徴です。カワイ・レナードのシグネチャーモデル「New Balance KAWHI IV」では、通気性とホールド感を両立させるこの素材が採用されています。
人気モデル徹底比較:あなたに合う一足はどれ?
ここからは、ニューバランスを代表するバスケットボールシューズをプレースタイル別に紹介します。実際のレビューや評価をもとに、それぞれの特徴を整理しました。
1. New Balance TWO WXY V5 ― オールラウンダーの定番モデル
TWO WXYシリーズは、ニューバランスのバッシュの中でも最もバランスの取れたモデル。V5ではクッション素材を改良し、着地の安定感と反発力の両立がさらに進化しています。
・ヒールにFresh Foam X、前足部にFuelCellを搭載
・グリップ力の高いアウトソールで、素早い方向転換にも対応
・厚めのソール構造ながら、動きの滑らかさが損なわれない
オールラウンドに動きたいプレーヤー、攻守どちらにも関わるポジションに最適です。「万能型で失敗がない」という評価も多く、初めてのニューバランスにもおすすめ。
2. New Balance Fresh Foam BB v2 ― クッション性最強モデル
Fresh Foam BBシリーズは、クッション性を最重視したバッシュ。v2では前作よりも安定感と反発力が強化されており、着地時の衝撃をしっかり吸収します。
・ミッドソールにFresh Foam Xをフルレングスで搭載
・厚めのソールが膝や腰への負担を軽減
・長時間プレーでも疲れにくく、練習用にも人気
やや重めではありますが、跳躍や着地が多いフォワード・センターの選手に理想的。体格の大きいプレーヤーにも安心感があります。
3. New Balance KAWHI IV ― プロ仕様のシグネチャーモデル
NBAのカワイ・レナード選手が実際に着用しているモデル。ニューバランスの技術を凝縮したフラッグシップシューズです。
・FuelCellミッドソールによる高い反発性
・FitWeaveアッパーが足を包み込むようにフィット
・グリップ性能が非常に高く、クリーンなコートで抜群の安定感
通気性が良く、シーズン通して快適に使えるのも特徴。デザインもストリートファッションとの相性が良く、「履けるバッシュ」として人気を集めています。
唯一の弱点は重量感。軽さを重視するガード系プレーヤーよりも、安定したプレーを求めるフォワードに向いています。
4. New Balance HESI Low V2 ― 軽快さを重視するプレーヤーへ
スピードを武器にするプレーヤーにおすすめなのがHESI Low V2。ニューバランスの中では最も軽量で、地面との一体感が強いモデルです。
・重量約370g前後と軽量
・薄めのソールでコートフィール重視
・低重心設計でカットインやピボットがしやすい
軽快でレスポンスが速い一方、クッション性は控えめ。衝撃吸収よりもスピードと操作性を優先したいガードタイプに最適です。価格も比較的手頃で、初めての一足としても選びやすいモデルです。
プロも愛用する信頼性:NBA選手とニューバランスの関係
ニューバランスのバスケットシューズは、NBA選手の間でも確実に浸透しています。特に有名なのが、カワイ・レナード。彼が着用するシグネチャーモデル「KAWHIシリーズ」は、デザイン性と機能性の両面で高い評価を得ています。
さらに、若手選手の中にも「TWO WXY」を選ぶケースが増加中。これまでナイキやアディダスが強かったNBA市場において、ニューバランスは“静かに勢力を広げているブランド”として注目されています。
ニューバランスのバッシュを選ぶポイント
バスケットシューズはプレースタイルによって最適なモデルが変わります。ニューバランスのラインアップを選ぶ際の基準を整理しておきましょう。
- プレースタイル
・スピード型(ガード)→ New Balance HESI Low V2
・オールラウンド型(ウィング)→ New Balance TWO WXY V5
・パワー型(フォワード・センター)→ New Balance Fresh Foam BB v2, New Balance KAWHI IV - クッションの好み
・柔らかく沈む感覚が好きなら Fresh Foam 系
・弾むような反発感を求めるなら FuelCell 系 - コート環境
屋内メインなら軽量で通気性の良いモデル、屋外で使うならアウトソールが厚めで耐久性のあるタイプを選ぶのが安心です。 - フィット感
ニューバランスは足幅のバリエーション(D、2Eなど)が豊富。足の形に合わせて選ぶことで、疲れにくくパフォーマンスを維持できます。
デザイン性とファッション性も注目ポイント
ニューバランスのバスケシューズは、ストリートでも人気が高いのが特徴。シンプルなロゴ配置と落ち着いたカラーリングが多く、普段使いにも合わせやすいデザインです。特に「KAWHI」シリーズや「TWO WXY」はタウンユースとしても映えるため、バッシュとしてだけでなく“ファッションスニーカー”として愛用する人も増えています。
まとめ:ニューバランス バスケシューズで次のレベルへ
ニューバランスのバスケットシューズは、単なる“新興勢力”ではなく、確かな性能と履き心地を両立した本格派モデルです。
New Balance TWO WXY V5の万能性、New Balance Fresh Foam BB v2の極上クッション、New Balance KAWHI IVのプロ仕様設計、そしてNew Balance HESI Low V2の軽快性——どのモデルにも個性と目的が明確にあります。
バッシュ選びに迷ったら、「どんなプレースタイルをしたいか」を基準に選んでみてください。ニューバランスの技術が、あなたのプレーを一段上に引き上げてくれるはずです。
最後にもう一度――ニューバランスのバスケシューズは、プロも愛用する高性能な選択肢。履いた瞬間に感じる安定感と反発力、その両方をぜひコートで体感してみてください。


