スーツにスニーカーを合わせる。少し前までは「えっ?」と思われていたこのスタイルも、今ではビジネスシーンや街中で普通に見かけるようになりました。なかでも人気なのが「ニューバランス」をスーツに合わせるコーデ。上品さと抜け感を両立できるうえ、履き心地の良さも抜群です。この記事では、そんなニューバランスを使ったスーツスタイルの着こなし方を、具体的にわかりやすく解説していきます。
スーツにニューバランスを合わせるのはアリ?
答えはもちろん「アリ」です。むしろ今の時代に合った選択と言えます。
近年はテレワークやビジネスカジュアルの浸透により、「快適で、でもだらしなくない服装」が求められるようになりました。革靴で一日中過ごすよりも、クッション性の高いスニーカーで快適に動けた方が生産性も上がります。
とはいえ、どんなスーツにもニューバランスを合わせればOKというわけではありません。スーツとスニーカーの組み合わせには「バランスの取り方」があります。ここを押さえることで、一気に洗練された印象になるのです。
ニューバランスがスーツに合う理由
ニューバランスの魅力は、なんといっても「上品さと機能性の両立」にあります。
スポーティすぎず、クラシックなデザインを持つモデルが多いため、フォーマル寄りのスタイルにも自然になじみます。特にCM996やM1400などの定番モデルは、落ち着いたシルエットと素材感でスーツに合わせやすいと評判です。
もうひとつの理由は「色」。ニューバランスはグレー、ブラック、ネイビーなど、スーツと相性の良いカラー展開が豊富。派手すぎない色合いを選べば、スーツの引き締め役としても活躍してくれます。
さらに、履き心地の良さも無視できません。クッション性や安定感が高く、長時間歩いても疲れにくい設計は、通勤や出張の多いビジネスパーソンにぴったりです。見た目だけでなく実用性でも「スーツに合うスニーカー」として選ばれる理由がここにあります。
スーツとスニーカーのバランスを整えるコツ
スーツにニューバランスを合わせるときは、いくつかのポイントを意識するだけで印象が大きく変わります。
- パンツ丈は短めに
くるぶしが軽く見える程度の丈感が理想です。裾が長すぎるとスニーカーが隠れてしまい、だらしなく見えてしまいます。すっきりとしたラインに整えることで、全体がスタイリッシュに見えます。 - パンツのシルエットは細すぎず太すぎず
テーパードシルエットやストレートラインのパンツが好相性。スニーカーのボリュームに対してバランスを取りやすくなります。 - カラーは統一感を意識
スーツがネイビーならネイビーやグレーのニューバランスを。チャコールグレーのスーツなら黒や濃いグレーを合わせると、まとまりのあるコーデに。 - 素材感を合わせる
スーツの生地がマットであれば、スニーカーもスエードやレザーなど、光沢を抑えた素材を選ぶと統一感が出ます。
これらを意識するだけで、スーツスタイルが“きれいめカジュアル”に変わります。
スーツにおすすめのニューバランスモデル
ニューバランスのラインナップは非常に幅広いですが、その中でもスーツに合わせやすいモデルをいくつか紹介します。
- CM996
ニューバランスの定番。細身のフォルムと上品なスエード素材で、スーツにもすっとなじみます。グレーやブラックを選べば、ビジネスシーンでも違和感なし。 - M1400
ややボリューム感があるモデルですが、落ち着いたトーンのカラーを選ぶことでスーツにマッチ。程よい存在感を出したいときにおすすめです。 - M5740
クラシックなデザインにモダンさを加えたモデル。カジュアルなスーツやセットアップとの相性が抜群で、休日のオフィススタイルにも使えます。 - M2002R
高級感のあるデザインと履き心地を兼ね備えた人気モデル。ブラックレザー仕様ならドレスシューズのように見え、フォーマルな印象を保てます。
これらは単に見た目が良いだけでなく、履き心地や耐久性にも優れているため、長時間の移動でも快適。見た目と機能のバランスを両立できる点で、まさに“スーツに最適なスニーカー”といえます。
スーツスタイル別・ニューバランスの合わせ方
ビジネスカジュアルスタイル
オフィスカジュアルやリモートワーク中心の環境では、スーツジャケット+チノパンのような軽いスタイルが主流。そこにニューバランスのスニーカーを加えるだけで、程よい抜け感を演出できます。カラーはブラックやチャコールグレーなど、落ち着いた色味がベストです。
オフィス通勤スタイル
ネイビーやグレーのスーツにニューバランスを合わせる場合は、靴下やバッグの色を揃えるのがポイント。全体のトーンが統一され、清潔感ある印象になります。スラックスの裾はノークッションまたはワンクッションに調整し、足元をすっきり見せましょう。
オフの日のセットアップスタイル
週末にスーツスタイルを楽しみたいなら、少しカジュアルなセットアップとニューバランスを合わせるのがおすすめ。ホワイトスニーカーを選べば爽やかさが出て、ジャケットを脱いでもバランスよく決まります。
スーツ×ニューバランスをおしゃれに見せる小物使い
スニーカーを合わせたスーツスタイルでは、小物選びも印象を左右します。
- 靴下
スーツの色に近いトーンでまとめると脚長効果があります。あえてワンポイントカラーを入れて遊ぶのもおしゃれ。 - バッグ
スニーカーに合わせてナイロン素材のバッグを持つと、全体に統一感が出ます。逆にレザーバッグを合わせればきちんと感をキープ。 - 腕時計
スポーツウォッチよりもシンプルなメタル系やレザーベルトを選ぶと、全体の印象が大人っぽくまとまります。
スーツにスニーカーを合わせるときの注意点
おしゃれに見せるためには、TPOをわきまえることも大切です。
たとえば、フォーマルな商談や冠婚葬祭などではスニーカーは避けましょう。あくまで「ビジネスカジュアル」や「普段のオフィス」「移動時」「休日出勤」など、カジュアルが許される場面で取り入れるのが鉄則です。
また、スニーカーが汚れているとせっかくのスタイルも台無し。定期的にクリーニングし、ソールの汚れや色落ちをチェックしましょう。特にニューバランスのスエード素材は汚れやすいため、防水スプレーをかけておくと安心です。
スーツとニューバランスで“きちんと見える”印象を作るには
「スーツにスニーカー=カジュアル」ではなく、「スーツにスニーカー=今っぽく上品」が理想です。そのためには、“全体の調和”を意識することが重要です。
スーツのラインを崩さず、パンツのシルエットを整え、スニーカーをクリーンに見せる。上半身にはシャツやニットなど、スーツらしさを感じさせるアイテムを取り入れる。たったそれだけで「きちんと感」が生まれ、周囲からも好印象に見えます。
ニューバランスのスーツ着用スタイルで快適かつスマートに
スーツスタイルにおけるニューバランスは、単なる「スニーカー」ではありません。
それは、快適さと上品さを両立させるための選択肢であり、現代的な働き方やライフスタイルに寄り添ったアイテムです。スーツの堅苦しさを和らげつつ、しっかりと自分らしさを演出できるのが最大の魅力。
正しいモデルと色、そしてバランスを意識すれば、ニューバランスはスーツスタイルの新定番になります。快適でありながら、きちんと見える。そんな理想の装いを、ぜひあなたの毎日に取り入れてみてください。


