YEEZY 700の履き心地が気になっている人は多いのではないでしょうか。
ボリュームのあるシルエットと独特の存在感で人気のモデルですが、「実際に長時間履いて快適なの？」「サイズは小さめって聞くけど本当？」という疑問を持つ人も多いはず。
ここでは、実際に履いた人たちの声や構造的な特徴をもとに、YEEZY 700の履き心地・歩きやすさ・サイズ感を詳しく解説します。
YEEZY 700とは？独特のボリューム感と快適性の両立
YEEZY 700は、adidasとカニエ・ウエスト（Ye）のコラボレーションから誕生したスニーカーです。
特徴は、重厚感のあるチャンキーデザインと厚みのあるソール。いわゆる「ダッドスニーカー」の代表格とも言える存在です。
一見すると重そうに見えますが、実際はadidasの高反発素材「BOOSTフォーム」がミッドソールに搭載されており、足裏のクッション性は非常に高いです。
履いてみると、その見た目からは想像できない柔らかさと沈み込み感があり、足裏全体を包み込むような安心感が得られます。
クッション性と足裏の感覚：柔らかく、それでいて安定
YEEZY 700の最大の特徴は、厚みのあるBOOSTミッドソールによる快適なクッション性です。
歩くたびにふわりと沈み込み、衝撃を吸収してくれるため、長時間の街歩きでも疲れにくい構造になっています。
特にヒール部分のクッションが分厚く、体重をしっかり受け止めてくれる感覚があります。
そのため、立ち仕事や移動の多い日にも向いています。
ただし、反発力が高いタイプのランニングシューズほど軽快ではなく、あくまで「安定感重視」。
“ふかふかで快適だが、スポーツ用途にはやや重い”という評価が多く見られます。
街歩き・通勤・旅行といったシーンで真価を発揮する一足と言えるでしょう。
アッパー構造と足当たり：包み込まれるような履き心地
アッパーにはスエード、メッシュ、レザーなど複数の素材が組み合わされており、見た目だけでなく履き心地にも独特の奥行きを生み出しています。
足首まわりとヒール内側には厚めのパッドが入っており、履いた瞬間に“足が包まれる”感覚があります。
このフィット感は非常に安心感があり、靴の中で足がズレることがほとんどありません。
一方で、そのしっかりとした構造ゆえに通気性はそこまで高くないため、夏場や湿度の高い時期には少し熱がこもることもあります。
履き始めはやや硬く感じても、数回履くうちに素材が足に馴染み、柔らかくフィットしてくるのが特徴です。
“最初はやや硬いけど、履き慣れると快適”という声が多いのも納得です。
サイズ感とフィット：ハーフサイズアップが無難
YEEZY 700のサイズ感は「基本は通常サイズ（True to Size）」ですが、足幅が広い人や厚手のソックスを履く場合は“ハーフサイズアップ”が推奨されます。
つま先の形状がやや細めに設計されているため、幅広足の人がジャストサイズを選ぶと少し窮屈に感じることがあります。
特にV1（初期型）ではトゥボックスがタイトで、足先に当たりを感じたというレビューもあります。
一方で、V2やV3ではアッパー素材が改良され、足入れがしやすくなっています。
標準的な足型の人であれば、普段と同じサイズか、0.5cmアップを選ぶのがベストです。
目安として、
- 普段27cm → YEEZY 700では27.5cm
- 幅広・甲高の人 → 1サイズアップ（例：27cm → 28cm）
これくらいのゆとりを持たせると、長時間履いても圧迫感を感じず快適に過ごせます。
歩きやすさ：厚底でも自然な重心バランス
厚底スニーカーは見た目が重く、歩きにくそうに感じる人も多いですが、YEEZY 700はその点が上手く設計されています。
BOOSTフォームの反発力とソール形状のバランスによって、体重移動がスムーズ。
歩行時に足裏がしっかり接地し、前方への蹴り出しも自然に行えるため、見た目よりも歩きやすいです。
街中を6〜8時間ほど歩いても、かかとや膝に疲労感を感じにくいという声もあります。
ただし、軽量性を重視する人にはやや“重たさ”を感じることもあります。
スピーディな動きを求めるなら、YEEZY 350やUltraBoostなど、より軽量なモデルの方が適しているでしょう。
それでも、700特有の安定感と厚底の安心感は、ゆったりとしたペースで歩く日常使いには理想的です。
長時間履いてわかった快適性と疲労感の少なさ
YEEZY 700を実際に長時間履くと、最初の印象以上に「疲れにくい靴」であることに気づきます。
ヒールから前足部まで全体にBOOSTが敷かれており、どの部分で着地しても衝撃を吸収してくれるため、足裏の負担が均等になります。
特に立ち仕事や旅行など「長時間立つ・歩く」シーンでは、他のスニーカーとの差がはっきり分かります。
足の裏がじんわり痛くなることがなく、むしろ“包み込まれる安心感”が続くという感覚。
また、アッパーのパッド構造により、靴擦れやかかと浮きがほとんど起きないのも魅力です。
重さを感じにくいバランス設計と相まって、休日の街歩きや通勤にも使いやすい万能な履き心地です。
気になるデメリットや注意点
履き心地に優れるYEEZY 700ですが、いくつか注意点もあります。
まず、通気性がそれほど高くない点。
厚めのアッパー素材とパッドが熱をこもらせやすく、夏の炎天下では蒸れを感じることがあります。
また、軽量モデルに比べると全体的にボリュームがあり、長距離移動では少し重さを意識する瞬間もあります。
特に、ランニングやスポーツ向きではなく、「日常的な歩行」を前提にした設計と考えるのが正解です。
さらに、幅広の人がサイズ選びを誤ると、つま先の圧迫や小指の当たりを感じることも。
初めて履く場合は、余裕を持ったサイズでの試着をおすすめします。
どんな人に向いている？おすすめの使い方
YEEZY 700は、ファッション性と快適性の両方を求める人に最適です。
特に次のような人には強くおすすめできます。
- 一日中歩いても疲れにくいスニーカーを探している人
- 厚底でも安定感のある履き心地を重視したい人
- ストリート系ファッションが好きで、コーデの主役にしたい人
- 通勤・通学・買い物・旅行など、幅広いシーンで使いたい人
逆に、通気性や軽さを最優先したい人や、スポーツ用途を想定している場合は他モデルの方が快適です。
とはいえ、「おしゃれで長時間履けるスニーカー」という意味では、YEEZY 700はトップクラスのバランスを誇ります。
YEEZY 700の履き心地まとめ
YEEZY 700の履き心地をまとめると、次のような特徴に集約されます。
- BOOSTミッドソールによる柔らかなクッション性
- 厚めのパッドで足を包み込む安定感
- 街歩きや長時間の使用でも疲れにくい設計
- 通気性は控えめで、夏場はやや蒸れやすい
- 幅広足の人はハーフ〜1サイズアップが快適
見た目は重厚でも、中身は非常に快適。
履けば履くほど足に馴染み、YEEZYシリーズの中でも「履き心地の良さではトップクラス」と評される理由がよくわかります。
YEEZY 700 履き心地を試す価値は十分にある
YEEZY 700の履き心地は、単なるスニーカートレンドを超えた“快適さの完成形”とも言える仕上がりです。
街中での歩行、通勤、休日の散歩、旅行など、どんなシーンにも自然に溶け込みながらも、一日中快適に過ごせる。
ボリューム感と包み込み感を両立したこのモデルは、履く人の足をしっかり支え、安心して一歩を踏み出せる一足です。
サイズを正しく選べば、見た目以上に柔らかく、思わず何度も履きたくなるスニーカー。
YEEZY 700の履き心地を体験すれば、その人気が単なるデザイン性だけでないことを実感できるはずです。
