「見た目がかわいい」と話題のNew Balanceのms327。レトロなデザインが人気ですが、実際の履き心地はどうなのか気になっている人も多いはずです。この記事では、実際の使用感や特徴をもとに、ms327の履き心地を詳しくレビューしていきます。
ms327とは?1970年代モデルを現代風に再構築した人気スニーカー
ms327は、New Balanceの「327」シリーズのメンズ仕様モデル。1970年代に発売されていたランニングシューズ「320」「355」「Super Comp」などからインスピレーションを得てデザインされています。
特徴的なのは、ヒールまでせり上がったアウトソールと、サイドに大きく配置された“N”ロゴ。レトロとモダンを融合させたデザインが、ファッションスニーカーとして注目を集めています。
素材はナイロンとスエードのコンビが中心で、軽量かつ柔軟。ソールには厚みがあり、街歩きや旅行など長時間の使用にも向いています。
軽さが魅力!見た目以上に軽量な履き心地
まず驚くのは「軽さ」。見た目はボリュームのあるソールで重そうに見えますが、実際に履くと非常に軽く感じます。
実測ではおよそ301g前後とされ、一般的なスニーカー(平均390gほど)と比べてもかなり軽量。長時間の外出や通勤、旅行などでも足の負担が少なく、快適に歩けます。
「見た目よりずっと軽い」「1日中履いても疲れにくい」といったレビューも多く、デザイン性と実用性のバランスが高い点が人気の理由のひとつです。
クッション性は柔らかめで衝撃をしっかり吸収
履き心地の中心となるクッション性も優秀です。ミッドソールにはやや柔らかめの素材が採用され、歩行時の衝撃をしっかり吸収してくれます。
かかと部分は約35mmと厚めで、足全体を包み込むような安定感があります。前足部も約25mmあり、地面の硬さを感じにくい構造です。
反発力は控えめですが、街歩きや日常使用にはちょうど良いバランス。
「走るよりも歩くのが快適」「衝撃が少なくて膝が楽」という声も多く、クッション性重視派にはぴったりの仕上がりです。
サイズ感とフィット感|普段通りサイズでOKだが、甲高や幅広は注意
サイズ選びは履き心地を大きく左右します。ms327のサイズ感は「基本的に普段のサイズでOK」とするレビューが多いです。
ただし、足幅が広い人や甲が高い人は、少し窮屈に感じることもあるようです。特につま先部分はやや細めのシルエットなので、ゆとりを持ちたい人はハーフサイズ上げるのもおすすめ。
一方で、標準的な足型の人にはフィット感がちょうど良く、「かかとがしっかりホールドされる」「足が安定して歩きやすい」といった評価もあります。
かかと部分には厚めのクッションが入っており、包み込まれるような安心感があります。ベロ(タン)がやや硬めに感じるという声もありますが、履き慣れると柔らかく馴染んでくるため、最初の数回は短時間の着用から慣らすのが理想です。
通気性と素材感|ナイロン×スエードで軽くて蒸れにくい
アッパー素材にはナイロンとスエードを組み合わせており、軽くて通気性が良いのも魅力です。
薄めのナイロンメッシュを使用しているため、空気が通りやすく、夏場でも蒸れにくい構造。スエード部分は見た目の高級感を演出しつつ、耐久性を補強しています。
「メッシュ部分が光を通すほど薄い」「風が通って涼しい」といった意見も多く、軽量さと快適性を両立。
一方で、秋冬に着用する場合はやや通気性が高すぎると感じる人もいるようです。季節に応じて靴下で調整すれば、快適に履けます。
アウトソールの安定性とグリップ力
ms327の見た目を特徴づけているのが、ギザギザしたアウトソール。1970年代のトレイルシューズを彷彿とさせるラギッドソールは、見た目だけでなく実用性も高いです。
ソールが前後にせり上がっており、かかとからつま先まで地面をしっかり掴むような感覚。グリップ力が強く、雨の日や滑りやすい場所でも安定して歩けます。
さらに前足部・かかと部分が広めに設計されているため、着地の安定感も抜群。平地での歩行ではふらつきが少なく、地面をしっかり感じながら歩けます。
ただし、階段の下りや傾斜のある道では、慣れるまで少し違和感を覚える人もいます。平地メインの使用であれば、非常に安定した履き心地を体感できるでしょう。
長時間歩いても疲れにくいスニーカー
軽量性とクッション性のバランスが取れているため、長時間の使用にも強いのがms327の特徴です。
旅行や通勤などで1日中歩くシーンでも「1万歩以上歩いても平気だった」「足裏の痛みが出なかった」といった口コミが目立ちます。
柔らかめのソールが地面の衝撃を吸収し、足の疲れを軽減。
履き始めこそ少し硬く感じる人もいますが、数回履くうちに自分の足に馴染み、より快適になります。
一方で、反発力を重視するランナーや運動用途には物足りないという声もあります。あくまで「街歩き・デイリー向けスニーカー」として設計されている点を理解しておくと良いでしょう。
ms327の弱点と注意点
ms327は多くの面で優秀ですが、注意すべき点もいくつかあります。
まず、幅広・甲高の人はフィット感にやや注意。つま先が細めなので、長時間歩くと圧迫感を感じることがあります。購入時はできれば試着を推奨します。
また、タン(ベロ)がやや硬めに作られており、甲の部分が当たって痛みを感じる人もいます。最初は厚めの靴下で慣らすなど、工夫して履き始めると良いでしょう。
そして、反発力が控えめなため、ランニングや激しい運動には不向きです。あくまで普段履き・お出かけ向けとして考えるのがベストです。
デザインと履き心地のバランスが魅力
ms327の最大の魅力は、ファッション性と履き心地の両立にあります。
厚みのあるソールと大きなNロゴは存在感がありながら、どんな服にも合わせやすいデザイン。スリムなパンツにもワイドシルエットにも馴染むため、男女問わず人気があります。
さらに、履いてみると見た目以上に軽く、長時間歩いても快適。
「デザイン重視で選んだけど、意外と歩きやすかった」という声も多く、ファッションスニーカーとしても、実用的な一足としても満足度が高いモデルです。
ms327の履き心地まとめ|軽量スニーカーとして高バランスな1足
最後に、ms327の履き心地をまとめます。
- 軽量で足への負担が少ない
- 柔らかめのクッションで衝撃を吸収
- 通気性が高く、長時間でも蒸れにくい
- グリップ力・安定感があり歩きやすい
- タンや甲まわりが硬めで、慣らしが必要な場合もある
総合的に見ると、ms327は「街歩き・通勤・旅行」に最適な軽量スニーカー。
ファッション性と快適性のバランスが取れており、普段使いの一足として高く評価できます。
見た目のボリューム感とは裏腹に、履いてみると軽やかで快適。
「軽くて歩きやすいスニーカーを探している」「デザイン性も妥協したくない」そんな人に、ms327はまさにぴったりの一足です。


