スニーカー選びで「一日中歩いても疲れにくい靴が欲しい」と感じる人は多いはず。そんな中で注目を集めているのが、ニューバランスML610。トレイルランニング由来のデザインを持ちながら、街歩きにもぴったりな履き心地が魅力の一足です。今回は実際の使用感や構造面から、ニューバランスML610がなぜ長時間歩いても疲れにくいのかを詳しく掘り下げます。
トレイルランニング発想から生まれた「ML610」とは
ML610は、2000年代に登場したニューバランスのトレイルランニングシューズをベースに再構築したモデルです。もともと不整地や山道を想定して設計された靴であるため、安定性やグリップ性に優れ、足をしっかり支えてくれます。
しかしこのモデルが人気を集めている理由は、単なる“トレイルシューズ”としてではなく、「日常で履いても快適でおしゃれ」な点にあります。ミッドソールにはニューバランス独自のC-CAPクッションを搭載し、厚みのあるソール構造が衝撃を和らげてくれる。さらに、程よくボリュームのあるフォルムがトレンドのファッションにもマッチします。
街歩きでも山道でも履ける、そんな“万能スニーカー”としてのポジションを確立しているのがML610なのです。
長時間歩いても疲れにくい理由①：C-CAPクッションによる衝撃吸収
ML610の履き心地を語る上で欠かせないのが、C-CAPミッドソールの存在です。これはニューバランスが長年培ってきたクッショニング技術で、軽量ながらも高い耐久性と衝撃吸収性を持ち合わせています。
実際に履いてみると、着地した瞬間の「ドン」という衝撃をしっかり吸収してくれる感覚があり、長時間歩行時の足裏の疲れを軽減してくれます。
特にアスファルトなどの硬い地面では、ソールがしなやかに沈み込み、自然な反発で次の一歩を後押ししてくれるような感覚です。
ランニング用シューズほど柔らかすぎず、かといって硬すぎもしない。絶妙なバランスのクッション性が、日常使いにちょうどいい快適さをもたらしています。
理由②：トレイル由来の安定感とグリップ力
トレイルランニングモデルをベースとしているML610は、見た目以上に安定性があります。アウトソールには深めのラグ（凸凹）パターンが施され、滑りやすい路面でもしっかり地面をつかむ構造です。
街歩きであっても、段差や石畳など不均一な地面を歩く場面は多いもの。そんなときでも靴底全体が安定して接地する感覚があり、足がブレにくい。結果的に膝や足首への負担も少なく、長時間の歩行でも疲れにくく感じます。
また、ソールには耐摩耗性の高い「N-Duranceラバー」も採用されています。これにより、アスファルトや砂利道などさまざまな地面でしっかりグリップし、摩耗にも強い設計となっています。旅行や通勤など、毎日履くシーンにも安心です。
理由③：足に優しいフィット感と通気性の良さ
快適な履き心地には、クッション性だけでなく“フィット感”も欠かせません。ML610のアッパーは、通気性の高いメッシュ素材と合成スエードを組み合わせた構造で、軽量ながら足にしっかりフィットします。
メッシュ部分が多く配置されているため、長時間履いても蒸れにくく、特に夏場の街歩きや旅行にも快適。
一方で、つま先やサイド部分は補強材が使われており、しっかりしたホールド感も両立しています。
実際に愛用者のレビューでは「ワイズが広めでも窮屈感がない」「履き始めから足に馴染む」といった声が多く見られます。足幅が広めの人にも対応しやすく、万人向けのフィットを実現しているのが魅力です。
理由④：軽量設計でストレスのない歩行感
一日中履くスニーカーは、軽さも重要なポイントです。ML610は見た目のボリュームに反して意外なほど軽く、足を持ち上げる動作の負担が少ない設計です。
長時間歩行では、1歩ごとの「重さの積み重ね」が疲れの大きな要因になります。軽量設計により、足首や膝にかかる負担を軽減できるのは大きなメリット。
実際に40,000歩近く歩いても快適だったという海外ユーザーの口コミもあり、軽さと安定性のバランスが評価されています。
また、シューズ全体の重心が低めに設定されているため、安定感を感じつつスムーズな足運びが可能。見た目はボリューミーでも、履くと「意外と軽い」と感じる人が多いのも納得です。
理由⑤：デザイン性と実用性の両立
ML610が人気を集めるもう一つの理由は、機能性だけでなくデザイン性の高さにもあります。2000年代のトレイルランを思わせるレトロなボリューム感と、現代的なカラーリングや素材の組み合わせが、ストリートファッションにもマッチします。
特に近年はY2Kスタイルの再評価もあり、厚底のような見た目がトレンド。スポーティながらも都会的に履きこなせるため、街中でも存在感を放ちます。
デザイン重視のスニーカーは履き心地が犠牲になりがちですが、ML610はその逆。しっかり機能性を保ちながらも、ファッションアイテムとして成立している点が、他のモデルにはない魅力です。
実際に履いてわかった感想
実際にML610を日常使いしてみると、「とにかく足が楽」というのが第一印象です。朝から夕方まで履いていても足裏の疲労感が少なく、特に長距離の通勤や観光にぴったり。
歩き出した瞬間に感じるクッションの柔らかさと、足の着地が安定している感覚は、ニューバランスらしさそのもの。トレイル由来のソール形状が地面の凹凸を吸収し、どんな道でも安心感があります。
また、デザインの面でも服を選ばず、ワイドパンツやスカートにも相性抜群。日常から旅行、アウトドアまで、どんな場面でも頼れる万能シューズといえます。
購入時に気をつけたいポイント
多くのレビューで「サイズ感がやや小さめ」との声があります。そのため、普段のサイズよりも0.5cmほど大きめを選ぶと快適に履けることが多いです。特に厚めのソックスを履く人や長時間歩く人は、少し余裕を持たせるのがベター。
また、C-CAPソールは安定感が高い一方、柔らかすぎるクッションを好む人には少し硬めに感じる場合もあります。ふんわり沈み込むタイプが好みなら、インソールを交換するのも一つの手です。
ニューバランスML610の履き心地は「毎日履ける快適さ」
総じて、ニューバランスML610は「長時間歩いても疲れにくい」ことを実感できるモデルです。
クッション性・安定性・軽量性・通気性という4つの要素が高次元でバランスしており、日常使いから軽いアウトドアまで幅広く対応します。
足への負担を抑えたい人、旅行や通勤で一日中歩く人、そして“履きやすくておしゃれ”を両立したい人には特におすすめです。
ただし、履き心地の感じ方は足の形や体重、歩き方によっても異なるため、実際に試着して確かめることが大切です。
まとめ｜ML610 履き心地の魅力を再確認
ニューバランスML610は、トレイルランニング由来の安定性と、日常での快適さを両立した一足。
C-CAPクッションによる優れた衝撃吸収、通気性の良いメッシュアッパー、そして軽量設計。これらすべてが「長時間歩いても疲れない」という実感につながっています。
ファッション性と機能性のバランスが取れたML610は、日常を快適に過ごしたい人にこそ試してほしいスニーカーです。
（※本記事は執筆者の個人の感想であり、すべての方に同様の効果を保証するものではありません。着用環境や体質によって感じ方は異なります。）
