ニューバランスの人気モデル「M1906R」。街でもよく見かけるようになり、そのハイテクな見た目と快適な履き心地で注目を集めています。
今回は、実際に履いてわかった**M1906Rの履き心地・サイズ感・クッション性**を中心に、リアルな体験をもとに詳しくレビューしていきます。
ニューバランスM1906Rとは？モデルの特徴と背景
M1906Rは、ニューバランスの創業年「1906」に由来するモデルを現代的にリメイクした一足です。
もともとはランニングシューズとして開発された「1906」をベースに、最新のクッション技術や安定構造を加えて復刻。
クラシックさとハイテク感を融合したデザインは、ストリートファッションとの相性も抜群です。
アッパーはメッシュ素材で通気性に優れ、ソールには「ABZORB」「N-ERGY」「ACTEVA LITE」など、ニューバランスを代表するクッション素材を複合的に採用。
これらの構造が、長時間履いても疲れにくい安定した履き心地を生み出しています。
履き心地の第一印象：包み込まれるような安定感
実際にM1906Rを履いてみると、まず感じるのはかかとの安定感。
TPUヒールカウンターがしっかりと足をホールドし、着地のたびに足がブレない安心感があります。
クッションは「ふわふわ」というよりも「しっかり沈んでから反発する」タイプ。
足が沈み込みすぎず、地面をしっかり踏みしめられるため、歩行時の安定性が高く感じられます。
特にヒール部分のABZORB SBSは衝撃吸収力が高く、長時間の歩行でも足裏が疲れにくい印象。
「柔らかすぎないけど心地いい」──そんな絶妙なバランスのクッション性です。
長時間履いても疲れにくい理由
M1906Rの快適さを支えているのは、複数のクッション素材の組み合わせです。
- ABZORB（アブゾーブ）：かかと部分に配置され、着地時の衝撃を吸収。
- ACTEVA LITE：軽量ながら反発力のあるミッドソール。
- N-ERGY：アウトソール側に搭載され、蹴り出し時の弾むような感覚をサポート。
- Stability Web：アーチを支える構造で、過度なねじれを防止。
これらの構造により、歩くたびに「沈んで、返す」という自然な推進力を感じます。
実際、1日中歩いたり立ち仕事をしても足の疲労感が少なく、特にヒールから土踏まずにかけてのサポートが非常に優秀です。
サイズ感：普段通り？ハーフサイズアップ？
ニューバランスの他モデル（例：574、990シリーズなど）と比べても、M1906Rはややタイトめの作り。
特に甲の高さや幅が気になる人は、ハーフサイズ（0.5cm）上げると快適に感じることが多いです。
実際に試着した人の声をまとめると、
- 普通〜細めの足型 → 普段通りのサイズでOK
- 幅広・甲高の足型 → ハーフサイズアップがおすすめ
筆者も普段ニューバランスの26.5cmを履いており、M1906Rでは同じサイズでジャストフィット。
ただし厚手の靴下を履くと少し窮屈に感じたため、ゆとりを持ちたい人は27.0cmにしてもよいでしょう。
通気性と軽さ：メッシュ構造が快適さをキープ
アッパー全体に細かいメッシュ素材を採用しており、通気性は抜群。
長時間履いても蒸れにくく、夏場や湿度の高い日でも快適に過ごせます。
履き口まわりも柔らかく、足を入れた瞬間に「ふんわり包み込まれる感覚」があります。
メッシュ＋合成オーバーレイのバランスが良く、柔らかいだけでなく適度な張りもあるため、足の形にしっかり沿ってくれます。
重量はUS9サイズで約400gほど。
数字だけ見ると軽量モデルではありませんが、実際に履くと重さを感じにくいバランス設計になっています。
ソールの剛性とアッパーの柔軟性のバランスが良いため、歩行時のストレスは少ないです。
歩行時の安定性とグリップ力
M1906Rのアウトソールは、耐久性とグリップ力を両立する構造になっています。
「N-ERGY」ユニットの下に配置されたパターンは摩擦力が高く、濡れた路面でも滑りにくい印象。
ヒールの厚みは約37mmあり、プラットフォーム感のある履き心地です。
重心が高くなる分、かかとの安定構造が効いており、着地のブレが少ないのが特徴。
また、ソール全体に反り（ロッカー構造）がついているため、足の転がりがスムーズ。
平地だけでなく、階段や傾斜のある道でも安定して歩けます。
デザインと履き心地のバランスが秀逸
M1906Rがここまで人気を集めているのは、履き心地だけでなく見た目の完成度にもあります。
シルバーやグレーを基調としたメタリックなデザインは、どんなファッションにも合わせやすい。
特にストリートやモード、スポーティスタイルとも相性がよく、「デザインと快適性の両立」という点で非常に優秀です。
履き心地を求めてスニーカーを選ぶ人はもちろん、「おしゃれだけど疲れにくい靴が欲しい」という層にもぴったり。
デザイン性と機能性の両立こそ、M1906Rが多くのユーザーに支持される理由といえるでしょう。
実際のレビューに見るリアルな評価
SNSやレビューサイトでは、以下のような意見が多く見られます。
- 「1日中歩いても疲れなかった」
- 「履いた瞬間、足全体が包まれるような安心感」
- 「クッションが効いていて、立ち仕事にも向いている」
- 「普段履きにちょうどいい。デザインも気に入っている」
一方で、「軽快さより安定感重視」「ソールがやや硬め」と感じる人もいます。
つまり、M1906Rは“ふんわり系”の柔らかさではなく、“しっかり支える系”の快適さ。
この違いを理解して選ぶことで、より満足度の高い履き心地を得られるでしょう。
購入時の注意点と選び方のコツ
M1906Rを購入する際は、以下のポイントを押さえておくと失敗しにくいです。
- サイズに迷ったらハーフサイズアップを試す
- 幅広・甲高の人は特に試着を推奨
- 厚手の靴下を履くなら少し余裕のあるサイズを選ぶ
- 正規販売店や返品可能なショップを選ぶことで品質リスクを回避
- クッション性を最大化したいなら純正インソールを維持する
また、初めて履く際は靴紐の締め具合を細かく調整すると、足に馴染むまでの違和感が減ります。
ニューバランスM1906Rの履き心地まとめ
M1906Rは、ニューバランスの中でも安定感と快適性を両立した名作モデルです。
メッシュの通気性、複合クッションによる衝撃吸収、TPUヒールのサポートなど、あらゆる要素が「履きやすさ」を高めています。
軽さや柔らかさよりも、長時間快適に歩ける安定感を求める人には特におすすめ。
普段履きはもちろん、通勤や旅行などでもストレスなく使える万能スニーカーです。
まとめ：M1906Rの履き心地を体感してみよう
最後にもう一度、キーワードを含めてまとめます。
ニューバランスM1906Rの履き心地は、確かなクッション性と支えのある安定構造が魅力です。
「履き心地の良いスニーカーが欲しい」「デザインも妥協したくない」という人にとって、M1906Rは非常にバランスの取れた一足。
見た目のハイテク感と、歩き心地の良さ。
その両方を求めるなら、M1906Rは間違いなく選んで損のないモデルです。
