スニーカー好きなら一度は気になる「エア ジョーダンの履き心地」。デザインの格好よさやブランドの象徴性はもちろんですが、実際に「長時間履いて快適か」「普段使いしやすいか」という点は、意外とモデルによって差があります。
ここでは、人気モデルを“履き心地”と“デザイン”の両面から徹底比較し、快適さランキングとして紹介します。
エア ジョーダンの履き心地を決める5つの要素
まず「履き心地」を語る前に、快適性を左右するポイントを整理しておきましょう。エア ジョーダンはシリーズが長く、年代や技術進化によって特徴がかなり異なります。
- クッション性と反発力
衝撃吸収を担うミッドソールと、踏み込み時の反発力を生むZoom Airユニット。この2つの性能バランスが快適性の要です。クッションが柔らかすぎると安定感が失われ、硬すぎると足が疲れやすい。その中間をうまく調整しているモデルが高評価を得ています。 - フィット感と素材の柔らかさ
アッパー素材が硬すぎると慣らしに時間がかかり、逆に柔らかすぎるとサポート力が弱くなります。足幅(ワイズ)も重要で、幅広の人はタイトなモデルを避けるべき。履く人の足型との相性が快適性を左右します。 - 安定性とサポート構造
クッションが良くても足元がブレると疲労がたまりやすい。シャンクプレートやヒールカウンターの剛性が高いモデルは、長時間履いても安定感を保ちやすいです。 - 通気性と軽量性
特に夏場や長時間歩行では、アッパー素材の通気性能が大きな差を生みます。軽くてムレにくいモデルほど「履き心地が良い」と感じやすい傾向があります。 - 用途との相性
エア ジョーダンは本来バスケットボールシューズ。コート用設計のため、街履きでは少し硬く感じることもあります。街歩き中心か、スポーツ・ファッション兼用かで理想のモデルは変わります。
第1位:Air Jordan 36 ― フルレングスZoomが生む最高クッション
快適性で最も評価が高いのが「Air Jordan 36」。フルレングスのZoom Air Strobelユニットをアッパー直下に配置し、その上に追加のZoom Airを重ねたダブル構造。着地時の衝撃を吸収しつつ、蹴り出しの瞬間には反発力を強く感じられます。
実際、ユーザーのレビューでも「シリーズ史上最高のクッション性」と評されることが多く、2〜3時間の使用でも足の疲れが少ないという声が目立ちます。
また、軽量ジャカードアッパーを採用しており、通気性と軽さも抜群。バスケプレイヤーだけでなく、街履きスニーカーとしても快適です。
ただし、足幅が広い人にはややタイトに感じられる傾向があり、ワンサイズ上を選ぶとフィットしやすいという意見もあります。価格帯はやや高めですが、快適性を重視するなら間違いなく上位に入るモデルです。
第2位:Air Jordan 13 ― クラシックと快適性の理想的バランス
1997年に登場したAir Jordan 13は、クラシックモデルながら履き心地の評価が非常に高い一足。ヒールと前足部にZoom Airユニットを内蔵し、着地時のクッション性と反発力を両立しています。
カーボンファイバー製のシャンクプレートによってねじれ剛性を高めており、安定感も抜群。長時間履いても足首や膝に負担がかかりにくいのが特長です。
「2〜3時間履いても痛みが出ない」「足裏全体でしっかり支えられる」といったレビューも多く、快適性の高さがうかがえます。
一方で、通気性はやや劣るため、夏場や湿度の高い環境ではムレやすいという声も。
しかし総合的には、クラシックデザインと快適性を高いレベルで両立しており、「機能と美しさのバランス」で選ぶなら外せないモデルです。
第3位:Air Jordan 1 Low ― デザイン性抜群だが快適性は控えめ
ストリートファッションの象徴とも言えるAir Jordan 1 Low。クラシックな見た目と豊富なカラー展開で、ファッション性は圧倒的です。
ただし、快適性という観点では上位モデルに劣る部分があります。ソールのクッションは薄めで、長時間の歩行では疲れを感じやすいという意見も多いです。
「足幅が狭くタイトに感じる」「硬めの履き心地」というレビューも散見されますが、逆に「足に馴染めば心地よいレザーの柔らかさを感じる」といった声もあります。
つまり、履き慣れるまでの“慣らし期間”が必要なタイプ。
街履き中心でデザインを最優先したい人には理想的ですが、「快適さ最優先」で選ぶなら他のモデルがおすすめです。
第4位:Air Jordan 3 ― 名作の風格と安定感を備えた定番モデル
Air Jordan 3は、シリーズの中でも屈指の人気を誇る名作。履き心地に関しても悪くはなく、特にヒール部分のAirユニットがほどよいクッション性を提供します。
ただ、近年の最新モデルと比べると軽量性や反発性ではやや劣ります。素材がしっかりしている分、足を包み込む安心感は高く、レザー特有のフィット感を好む人には評価が高いモデルです。
普段履きでは「安定感のある履き心地」「硬めだが支えられる感覚が心地よい」という意見が多く、クラシックなルックスとトレンド感を両立しています。
第5位:Air Jordan 12 ― レザーの高級感とタフな履き心地
Air Jordan 12は高級感のあるレザーを使用し、耐久性の高さと重厚な履き心地が特徴です。Zoom Airユニットをフルレングスで内蔵しており、着地時の衝撃をしっかり吸収します。
硬めのミッドソールがしっかりとした安定感を生み出す反面、やや重さを感じるという声もあります。
長時間履くよりも、短時間での着用やファッションメインで使うのが向いています。
クラシックなスタイルを好む人にとっては“履き心地より存在感”を求める一足とも言えるでしょう。
快適さだけでなく「用途」で選ぶのが賢い
ここまでランキング形式で紹介しましたが、履き心地の感じ方は人それぞれ。用途によって最適なモデルは変わります。
たとえば「長時間歩く・立つ仕事が多い人」ならクッション性重視のAir Jordan 36、「街歩き中心でファッションも楽しみたい人」ならAir Jordan 1 LowやAir Jordan 3がベスト。
「バスケでも履きたい」「反発性を重視したい」という人にはAir Jordan 13やAir Jordan 36が向いています。
また、足幅や甲の高さなどの個人差も大きいため、ネット購入の際は口コミや実寸サイズをよく確認するのがおすすめです。
エア ジョーダンの履き心地ランキングまとめ
最後に改めてランキングをまとめます。
- Air Jordan 36 ― クッション性・軽さ・通気性すべて最高レベル
- Air Jordan 13 ― 安定感とデザインのバランスが秀逸
- Air Jordan 1 Low ― デザイン重視派の定番。クラシックな履き心地
- Air Jordan 3 ― 安定した作りと王道の存在感
- Air Jordan 12 ― レザーの重厚感と耐久性が魅力
履き心地を重視するなら、Zoom Air搭載モデルがやはり強い印象です。
一方、ファッション性やコレクション性を重視するなら、レトロモデルの人気は根強い。
エア ジョーダンは“快適さ”と“デザイン”のどちらを軸にするかで理想の一足が変わります。
自分のライフスタイルに合ったモデルを選べば、毎日の足元がもっと楽しくなるはずです。
ぜひこの記事を参考に、あなたにとって最高のエア ジョーダンを見つけてみてください。


