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絶縁性能に優れた安全靴おすすめ10選!感電リスクを防ぐ選び方と人気モデル比較

電気工事や設備保守の現場で、感電リスクを防ぐために欠かせないのが「絶縁性能を備えた安全靴」です。普通の安全靴では金属パーツや導電素材を使っていることも多く、足元から電気が流れてしまう可能性があります。そこで今回は、電気を通しにくい素材を採用した絶縁安全靴に注目し、その特徴や選び方、さらに人気モデルを紹介します。


絶縁安全靴とは?電気を通さない構造で足を守る

絶縁安全靴とは、靴底や中底にゴムや高分子樹脂などの電気を通しにくい素材を使い、感電リスクを軽減するために作られた靴のことです。電気工事や設備点検などで、誤って低圧電路(100~300V程度)を踏むような場面でも、足から電流が流れにくくなっています。

JIS規格(JIS T8101)では「電気絶縁特性」が付加性能として定義されており、耐電圧試験に合格したものだけが絶縁性能を表示できます。一般的には「I-600(600V以下対応)」や「I-3500(3500V以下)」などの表記があり、対応する電圧範囲が明確です。

ただし、注意点として「靴底のみが絶縁仕様」である製品も多く、甲やつま先などの部分には絶縁性能がないケースもあります。そのため「どの部位が絶縁なのか」を確認しておくことが大切です。


絶縁安全靴が必要なシーンとは?

絶縁安全靴は、以下のような現場で特に効果を発揮します。

  • 電気工事・配線作業
  • 工場設備や配電盤の保守点検
  • 変電・送電設備のメンテナンス
  • 電動工具を扱う現場
  • 水や油が床にある導電環境の作業現場

こうした場所では、感電事故を防ぐために「靴底からの電気の通路を遮断」することが安全対策の一部になります。特に湿気が多い環境や金属製の床、ケーブルが露出している場所では、絶縁性能のある靴が有効です。


絶縁安全靴の選び方

1. 対応電圧をチェック

絶縁靴には耐電圧性能が明記されています。作業現場が低圧(300V以下)であれば「I-600」クラスで十分ですが、高圧設備(3500V以上)を扱う現場では「I-3500」以上の仕様が必要です。製品のスペック表やタグで必ず確認しましょう。

2. 靴底材質と構造

電気を通さない素材として、ゴムやEVA、PU(ポリウレタン)が主流です。中底やインソールに金属部品を使用していないかも重要な確認ポイント。靴底が2層構造になっているモデルは、耐久性と絶縁性能を両立しています。

3. 他の安全性能とのバランス

絶縁性能に加えて、滑り止め(耐滑性)、耐油性、踏み抜き防止などの機能も必要です。電気設備の現場は油や水が床にあることも多いため、滑りにくいソールを選ぶと安心です。

4. 使用環境と靴の分類を区別

絶縁靴と静電靴は似ていますが、目的が逆です。静電靴は「帯電を逃がす」ことで静電気を防止しますが、絶縁靴は「電気を通さない」ことで感電を防ぐもの。用途を混同しないよう注意しましょう。

5. 定期的な点検と交換

ゴム底のひび割れや摩耗、劣化は絶縁性能を低下させます。使用頻度にもよりますが、1~2年を目安に交換を検討すると良いでしょう。特に油や熱にさらされる現場では、より短いサイクルで点検を行うのが理想です。


絶縁安全靴おすすめ10選

ここでは、国内メーカーを中心に人気の絶縁安全靴を紹介します。どれも信頼性が高く、現場での使用実績があります。

1. ミドリ安全 RT910

AC3,000Vの耐電圧試験に合格したモデル。靴底のゴム素材が優れた絶縁性能を発揮し、低圧電路を扱う作業に最適。軽量でクッション性も高く、長時間の作業にも向いています。

2. シモン WS33

総ゴム製のロングタイプで、水場や屋外作業にも対応。電気を通しにくく、感電リスクの高い環境で使用される定番モデルです。JIS規格にも適合。

3. ミズノ 安全靴 BOA

スポーティなデザインとフィット感が特徴。ゴム底で絶縁性能を確保しながら、BOAダイヤルで着脱もスムーズ。軽量で動きやすい点が魅力です。

4. TULTEX AZ-51646

アッパーに合成皮革、ソールに絶縁ゴムを使用したモデル。おしゃれなデザインながら、JIS規格準拠の性能を備えています。現場でも街でも違和感のない見た目です。

5. ミドリ安全 V251NJT

低圧電路を踏む可能性のある現場向けに設計されたローカットモデル。耐滑性にも優れ、工場・倉庫・メンテナンスなど幅広い用途に対応します。

6. アシックス ウィンジョブ CP305

電気を通さないラバーソール構造。スポーティで軽快な履き心地が特徴。つま先保護と耐久性を両立し、動きやすさも抜群です。

7. ノサックス HIBARI

国内製造で信頼性が高く、JIS T8101 I-600に適合。ゴム底の絶縁性に加え、耐滑性にも優れた作業靴です。

8. トップセーフ IS-3000

完全防水タイプで、屋外電気工事や雨天時の作業に強いモデル。厚手のゴム底が3,000Vまでの耐電圧試験をクリアしています。

9. プロテクティア PXシリーズ

絶縁性ゴム底と衝撃吸収インソールを採用。疲れにくく、工場ライン作業に人気。通気性のある設計で蒸れにくい点も魅力です。

10. Simon 絶縁作業靴 I-3500

3500V対応の高耐圧仕様。高圧設備のメンテナンスや変電設備近くでも使用可能。重厚な作りと高い保護性能が特徴です。


絶縁安全靴を長持ちさせるコツ

絶縁性能を維持するには、日々のケアも欠かせません。使用後は靴底を乾いた布で拭き、油や水分を落としておきましょう。ゴムが硬化してしまう高温多湿の場所での保管は避け、風通しの良い場所に置くのが理想です。

また、靴底に深い傷や亀裂が入った場合は、早めの買い替えをおすすめします。絶縁性能が低下していると、安全靴の意味が半減してしまいます。


まとめ:安全靴の絶縁性能で感電リスクを防ごう

感電リスクを減らすためには、作業手順や設備管理と同じくらい、足元の安全も大切です。絶縁安全靴は、電気を扱うすべての現場で“最後の防壁”となる存在。
対応電圧や素材構造、快適性をしっかり見極め、自分の作業環境に合った一足を選びましょう。

絶縁性能に優れた安全靴は、感電リスクを防ぎながら、日々の作業をより安心で快適なものにしてくれます。

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