足が大きい人にとって、安全靴選びは意外と苦労が多いもの。
「29cm以上のサイズがない」「幅がきつくて痛い」「見た目がいかにも作業靴」——そんな悩みを抱える人は少なくありません。
しかし最近は、スポーツブランドを中心に“おしゃれで履きやすい大きいサイズの安全靴”が増えています。
この記事では、29cm以上にも対応する人気モデルや選び方のポイントをわかりやすく紹介していきます。
大きいサイズの安全靴が少ない理由と最近の変化
日本人男性の平均足サイズは26〜27cmほど。
そのため、国内メーカーの多くは28cmまでの展開で止まっていることが多く、29cm以上は「特注扱い」や「在庫限り」というケースも珍しくありません。
ところが、ここ数年で状況が少しずつ変わっています。
作業服ブランドだけでなく、アシックスやミズノ、プーマなどのスポーツメーカーが安全靴市場に参入。
スニーカーのようなデザインと快適な履き心地を両立したモデルが増え、サイズも30cmまでラインナップされるようになってきました。
特にアシックスの「ウィンジョブ CP201」シリーズや、ミズノの「オールマイティ TD2 22L」シリーズは、30cmまで対応するモデルもあり、足が大きい人にとって頼れる存在です。
さらに、TULTEX セーフティシューズやミドリ安全 ワイド樹脂先芯耐滑安全靴 CJ010などのワークブランドも“29cm以上対応”を明記するなど、選択肢の幅が広がっています。
大きいサイズの安全靴を選ぶときのポイント
サイズとワイズ(幅)を両方チェック
29cm以上の安全靴を探すときは、単に“長さ”だけでなく“幅(ワイズ)”も要チェック。
足の大きい人は、甲高・幅広タイプが多く、3E・4Eなどのワイド設計モデルを選ぶことで圧迫感を軽減できます。
軽量設計で疲れにくいモデルを
大きいサイズの安全靴は、その分素材も増えるため重くなりがち。
軽量ソールやクッションミッドソールを採用したモデルを選ぶと、長時間の立ち仕事でも疲れにくくなります。
デザイン性も重視
「大きいサイズ=ごつい見た目」ではありません。
最近はスニーカーのようにスタイリッシュなモデルや、街でも履けるデザインも豊富。
黒・ネイビー・シルバーなどのカラーを選べば、現場でも清潔感のある印象を保てます。
通気性と耐久性のバランス
メッシュ素材でムレを防ぎつつ、補強されたトゥ部分で耐久性を確保しているモデルが理想的。
夏場の現場では通気性、冬場や屋外作業では防水性・断熱性の高いタイプを選ぶと快適に過ごせます。
29cm以上でも履ける!おすすめ安全靴8選
ここからは、29cm以上の大きいサイズに対応した人気安全靴を紹介します。
機能性・履き心地・デザインのバランスを重視した厳選モデルです。
1. アシックス ウィンジョブ CP201
スポーツシューズのような軽快さが特徴のアシックス定番モデル。
クッション性とグリップ力に優れ、滑りやすい現場でも安心。
サイズは21.5〜30.0cmまで展開しており、29cm以上も入手しやすいのが魅力です。
通気性の高いメッシュアッパーでムレを防ぎ、軽量化も実現しています。
2. ミズノ オールマイティ TD2 22L
スニーカーのような履き心地と洗練されたデザインで人気のモデル。
反発力の高いミッドソールと耐滑ソールで、長時間の立ち仕事でも快適です。
29cm以上の展開があり、スポーツブランドらしいフィット感が特徴。
見た目もスタイリッシュで“おしゃれ安全靴”としても人気があります。
3. TULTEX セーフティシューズ
コストパフォーマンスを重視するならタルテックス。
2,000円台から手に入る手頃な価格ながら、滑りにくいソールと軽量設計を両立。
29cm以上にも対応しており、普段履きにも違和感がないカジュアルデザインが魅力です。
初めての安全靴にもおすすめのエントリーモデルです。
4. ミドリ安全 ワイド樹脂先芯耐滑安全靴 CJ010
足幅が広い人にぴったりなワイドタイプ。
樹脂先芯で軽量化を実現し、JIS規格に準じた安全性能も備えています。
滑りにくいソールと耐油仕様で、工場や倉庫作業にも最適。
29cmサイズまで展開されており、快適さと安全性のバランスが取れた一足です。
5. コーコス A-44000 セーフティースニーカー
スニーカーのようなデザインで、作業現場でもおしゃれに履けるモデル。
通気性の高いメッシュ素材を採用し、軽量で蒸れにくい仕様です。
価格も手頃で、29cmまで展開しているためリピート購入する人も多い人気商品です。
6. ミズノ オールマイティ TDII 11L
上位モデルとして位置づけられる高機能タイプ。
かかとの安定性とクッション性を高めた設計で、長時間の作業でも疲労を軽減。
スポーティで洗練されたデザインが特徴で、普段履きにも使える万能タイプです。
サイズは30cmまで対応しています。
7. ALGRID セーフティスニーカー A-34000
軽量で動きやすいセーフティスニーカー。
アウトドアにも馴染むシンプルなデザインで、コスパにも優れています。
29cmまで対応しており、通気性の良さが夏場にうれしいポイント。
安全靴初心者やサブシューズとしてもおすすめです。
8. GD JAPAN 作業靴 RB-718
ブーツタイプの防水安全靴。
雨天や屋外作業で威力を発揮し、足全体をしっかり守ります。
ラバー素材のソールで滑りにくく、耐油性にも優れています。
サイズ展開も広く、29cm以上にも対応。防水重視派にぴったりの一足です。
大きいサイズの安全靴を快適に履くコツ
大きい足の人は、サイズが合ってもフィット感がいまいち…ということも多いもの。
以下のポイントを意識すると、より快適に履けます。
- 厚めのインソールを入れてフィット感を微調整
- 靴ひもタイプなら、甲の高さに合わせてしっかり結ぶ
- ダイヤル式(BOAシステム)を選ぶと脱ぎ履きがスムーズ
- 通気性の高い靴下を合わせてムレを防止
- 仕事の内容に合わせて“軽量タイプ”と“防水タイプ”を使い分ける
特に29cm以上の靴は重くなりがちなので、軽量タイプをメインに選ぶと疲労を軽減できます。
まとめ|29cm以上でもおしゃれに履ける安全靴で快適な毎日を
大きいサイズの安全靴は、以前に比べて格段に選択肢が増えています。
アシックスやミズノなどのスポーツブランドはもちろん、タルテックスやミドリ安全のような定番ワークブランドからも、29cm以上対応モデルが登場。
「サイズがない」「デザインがいまいち」という時代は、もう終わりに近づいています。
自分の足に合った一足を選べば、作業中の疲れも減り、見た目にも自信が持てるはず。
ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの“大きいサイズの安全靴”を見つけてみてください。


