静電気の発生は、工場や研究施設、電子部品の製造現場では見過ごせないリスクのひとつです。そんな中で注目されているのが、ミドリ安全の「静電安全靴」。今回は、静電気によるトラブルを防ぎつつ、快適に作業できるおすすめモデルを5つ紹介します。現場での安全と快適性を両立したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
静電安全靴とは?ミドリ安全が選ばれる理由
静電安全靴とは、作業者の体に帯電した静電気を靴底を通して地面に逃がすための靴です。電子機器や精密機械の製造現場では、わずかな放電でも製品にダメージを与えることがあり、静電靴の使用が欠かせません。また、可燃性のガスや粉じんを扱う工場では、静電気による火花が火災を引き起こすリスクもあります。
ミドリ安全は、日本の安全靴メーカーの中でも特に信頼の厚いブランドです。JIS規格(JIS T8103)に準拠した性能試験を自社で実施しており、「安全・快適・長持ち」の三拍子がそろっています。特に静電安全靴では、靴底全体から静電気を効率よく逃がす独自設計と、履き心地を考えた軽量・通気構造が特徴です。
静電気対策が必要な作業環境とは
「自分の職場にも静電靴が必要?」と思う人もいるかもしれません。以下のような環境では、静電安全靴の使用が推奨されます。
- 電子部品・半導体製造ライン
- 医療・検査施設
- クリーンルーム
- 化学薬品・可燃性粉じんを扱う工場
- 通信機器や精密装置の組立現場
これらの現場では、わずかな静電気でも機器トラブルや製品不良を引き起こすことがあります。ミドリ安全の静電安全靴は、電気抵抗を適切に保ちながら安全に放電を促す構造で、現場のトラブル防止に大きく貢献します。
ミドリ安全の静電安全靴が持つ主な特徴
1. 床面全体で除電するソール構造
靴底全面に導電性素材を配しており、歩行中も安定して静電気を逃がします。床の状態に影響を受けにくく、スパークを防ぐ仕組みです。
2. 通気性と軽量性の両立
通気メッシュやEVAソールなど、軽くて蒸れにくい素材を採用。長時間の立ち仕事でも快適に過ごせます。
3. 高い耐滑性とつまずき防止設計
作業現場の床は油や水分で滑りやすいもの。ミドリ安全の多くのモデルでは、つま先やサイドを斜めにカットした「トウカット設計」により、転倒リスクを軽減しています。
4. ワイド先芯による安心感
安全靴として必要な先芯には、軽量かつ広めの樹脂製を採用したモデルが多く、足幅の広い人にもフィットしやすい設計です。
静電安全靴を選ぶときのポイント
選び方を間違えると、せっかくの性能を活かせません。以下のポイントをチェックしましょう。
- 用途を確認する:可燃性ガスや粉じん環境なら、より高い静電性能(特殊静電タイプ)を選ぶ。
- 湿度条件を考慮する:湿度管理が厳しいクリーンルームでは、環境区分C1〜C3に対応したモデルを確認。
- 履き心地を重視する:軽量・クッション性・通気性など、作業時間が長いほど快適性が重要。
- ワイズ(足幅)を確認:EEEや4Eなど、自分の足に合った幅を選ぶ。
- 靴底の耐滑性を見る:床面が濡れやすい現場では、グリップ力のあるソールが必須。
また、静電性能は靴底の摩耗によって低下します。定期的な点検と交換が、安全維持の基本です。
ミドリ安全の静電安全靴おすすめ5選
ここからは、ミドリ安全の中でも人気が高く、用途別に選びやすい静電安全靴を5モデル紹介します。
1. PRM210 静電
軽量で履きやすい定番モデル。靴底から静電気を逃しつつ、最高レベルの耐滑性を誇ります。かかと部分に衝撃吸収ブロックを配置し、長時間の立ち作業でも疲れにくい構造です。つまずきにくいカット設計も安心。
2. エレパス NU403 静電
通気性とフィット感のバランスが取れた人気シリーズ。メッシュ素材を採用しており、ムレにくく軽快な履き心地。電子部品やクリーンルームなど、静電管理が必要な現場に最適です。
3. MG1326 静電(通気底タイプ)
紳士靴ライクなデザインで、営業や施設内移動にも向いています。底部に通気孔を設けることで、快適さを維持しつつ除電性能を確保。スタイリッシュさと機能性を兼ね備えています。
4. RT920 静電(中編上靴)
屋外作業や保守現場向けの中編上モデル。足首をしっかりサポートしながら、静電性能も高レベル。耐久性と防護性を求める作業者におすすめです。
5. ESG3210eco 静電
環境に配慮した「エコスペック」シリーズ。リサイクル素材を使用しながらも、静電気除去性能はしっかり確保。企業のSDGs対策や環境配慮方針にもマッチします。
静電安全靴を長持ちさせるコツ
どんなに優れた安全靴でも、使い方次第で性能が落ちてしまいます。静電靴を長く使うためのコツは以下の通りです。
- 靴底の汚れやホコリは定期的に落とす(導電性能の低下を防ぐ)
- 濡れたまま保管せず、乾燥させる
- 中敷きや靴下も導電性素材を選ぶと効果的
- 靴底がすり減ったら早めに交換
また、半年から1年を目安に、性能チェックや買い替えを検討すると安心です。ミドリ安全の製品は交換パーツやメンテナンス情報も充実しており、長く使い続けることができます。
現場に合った一足を選ぶ大切さ
静電安全靴は「どれでも良い」わけではありません。作業内容や環境によって求められる性能が異なります。ミドリ安全の豊富なラインナップなら、電子部品工場、化学プラント、倉庫、クリーンルームなど、さまざまな環境に対応する一足が見つかります。
安全性だけでなく、履き心地や軽さも重要。足に合ったサイズと形を選び、快適に作業できる環境を整えることが、結果的に生産性向上にもつながります。
ミドリ安全の静電安全靴おすすめ5選!作業環境に最適な快適モデルを徹底解説
静電気のリスクを軽減し、作業の安全と快適さを支えるミドリ安全の静電安全靴。JIS規格に準拠した確かな性能と、履きやすさを両立したモデルがそろっています。
現場環境や用途に合わせて、自分に合う一足を選べば、日々の作業がより快適で安全なものになるでしょう。
ミドリ安全の静電安全靴で、安心して働ける足元を整えてみませんか?


