野球用グローブを探しているとき、「ニューバランスってグローブも出してるの?」と驚く方も多いはず。実は近年、ニューバランスは野球カテゴリーを強化しており、特にバッティンググローブ分野で注目を集めています。
ランニングシューズで培ったフィット感や素材開発のノウハウを野球用品にも応用しており、革質・耐久性・着け心地など、細部までこだわった仕上がりが魅力です。
この記事では、そんなニューバランスの野球グローブ(主にバッティンググローブ)を中心に、革質やフィット感の違いを比較しながら、おすすめモデルや選び方のポイントを徹底的に紹介します。
ニューバランスが野球グローブに込めたこだわり
ニューバランスはシューズブランドというイメージが強いですが、実は野球用品の開発にも積極的です。
アメリカではMLB選手が着用するシューズや手袋を提供し、日本でも2024年から本格的にバッティンググローブを展開しています。
開発の軸になっているのは「快適なフィット感」「高い耐久性」「安定したホールド感」。
長年シューズ開発で培ってきた“足を包み込む設計力”を、今度は“手を包み込む技術”へと発展させています。
そのため、グローブを装着した瞬間から手に吸い付くようなフィット感があり、打撃時やキャッチ時の安定性にも貢献します。
革質で選ぶニューバランスの野球グローブ
グローブ選びで最初に注目したいのは「革質」です。
ニューバランスの上位モデルでは、天然レザー(シープスキンやカウハイドなど)を採用し、柔らかくもしっかりとした感触を実現しています。
たとえば「LAG45601」シリーズは、しなやかなレザー構造によって高いグリップ力と手の一体感を両立。
新品でも硬すぎず、使い始めからしっくり馴染む革質が特徴です。
また、汗をかいてもグリップ感が落ちにくいように加工されているため、夏場の屋外練習や長時間の試合でも安心して使えます。
ジュニアモデルの「LAG45602」では、軽量で柔らかいシープスキンレザーを使用。
成長期の手に負担をかけず、自然な握りやすさを追求しています。
革の質感や耐久性はもちろん、肌に触れたときの感触まで細かく設計されており、まさに“履く手袋”という感覚です。
フィット感で選ぶなら構造に注目
次に注目したいのが、フィット感を高める構造設計。
ニューバランスのバッティンググローブは「プリアーティキュレートフィンガー」と呼ばれる技術を採用しています。
これはあらかじめ指の関節部分を曲げた状態で裁断・縫製することで、握る動作を自然にサポートする構造。
指を動かしても革が突っ張らず、打撃時の力の伝達がスムーズになります。
さらに、指の付け根部分にはシリコンパーツを配置しており、手全体にしっかり密着。
グローブがズレにくく、スイング中も安定したホールド感を維持できます。
また、手首部分には吸湿速乾素材を採用。汗をかいても蒸れにくく、長時間のプレーでも快適です。
このフィット設計は、守備用グラブを選ぶ際にも重要な視点。
指が曲げやすく、手首の締まり具合がしっかりしているモデルは、捕球時の安定性が格段に上がります。
ニューバランスが掲げる「動きやすさと快適性の両立」は、まさにこの設計思想から生まれています。
最新モデル紹介:用途別おすすめラインナップ
ここからは、ニューバランスが展開する注目の野球グローブモデルを紹介します。
どれも用途やプレーヤーレベルに合わせた構造で、自分に合う一枚を見つけやすいラインナップです。
LAG45601(一般用)
上位モデルとして位置づけられるLAG45601は、レザー構造+高密着フィットが特徴。
プロ選手の意見も取り入れ、スイング時の一体感と耐久性を徹底的に追求しています。
甲側のメッシュ素材により通気性も高く、夏場の使用にも適しています。
LAG45602(ジュニア用)
ジュニア選手の手の形状に合わせて設計された、軽量タイプのモデル。
柔らかく扱いやすいレザー素材で、握りやすさと操作性を重視。
初心者や少年野球を始めたばかりのプレイヤーにもおすすめです。
ウォッシャブルバッティンググローブ
練習頻度の高いプレイヤーに人気の洗えるモデル。
合成皮革を採用し、水洗い後も型崩れしにくい仕様になっています。
手入れが簡単で、常に清潔な状態を保ちたい方にぴったりです。
限定ホワイト仕様(LAG45601-WTB)
見た目にこだわりたいプレイヤーには、限定カラーのホワイトモデルも。
高級感のあるレザーの質感と、白ならではのスタイリッシュな印象で、ユニフォームとの相性も抜群です。
守備用グローブの今後に注目
現時点では、日本国内でのニューバランス製「守備用グラブ」の流通は限られています。
しかし海外では、Made in Japan の高級グラブが存在し、500ドルクラスのプレミアムモデルが話題になっています。
「A2K(Wilson)」に匹敵する仕上がりという評価もあり、今後日本市場での展開が期待されています。
もしニューバランスが守備用グラブを正式にリリースすれば、革質やフィット感へのこだわりはもちろん、
独自の設計思想が注ぎ込まれたハイスペックモデルになる可能性が高いでしょう。
ランニングシューズやスパイクで築いた“履き心地の哲学”が、手を守るギアにも応用される日が来るかもしれません。
グローブ選びで失敗しないためのポイント
グローブ選びは「革」「構造」「用途」「手入れ」の4つを軸に考えるのがコツです。
- 革質:本革は長持ちし、使うほどに手に馴染む。合皮は軽量でメンテナンスが簡単。
- 構造:指や手首の曲げやすさをチェック。プリカーブ設計のモデルは扱いやすい。
- 用途:練習用・試合用・ジュニア向けなど、使うシーンに合ったモデルを。
- 手入れ:汗や泥を放置すると劣化が早まる。使用後は乾拭き・風通しの良い場所で保管を。
ニューバランスのバッティンググローブは、特にフィット感と通気性に優れており、日常的な練習にも最適です。
守備用グラブを選ぶ際も、同じ考え方で革質と設計を見極めると失敗しません。
ニューバランスのグローブでプレーを快適に
バッティングでも守備でも、グローブは「身体の延長線」。
少しのズレや違和感がプレー精度に影響するからこそ、革質とフィット感には妥協できません。
ニューバランスのグローブは、そんなプレイヤーの声に応えるように設計されています。
もし今後、守備用モデルが本格的にリリースされれば、シューズと同様に「自分の手に合う幅(ウィズ)」まで選べるようになるかもしれません。
ブランドの哲学と技術が融合した新しいグローブの登場に、野球ファンなら誰もが期待せずにはいられないでしょう。
ニューバランスの野球グローブおすすめ特集!革質やフィット感で選ぶ最新モデルを徹底比較
ニューバランスの野球グローブは、単なる手袋ではなく“道具としての完成度”を追求したアイテムです。
革の質感、指の動かしやすさ、通気性、ホールド感――どれを取ってもニューバランスらしい精密な設計が光ります。
現時点ではバッティンググローブが中心ですが、今後は守備用グラブにも展開が広がる可能性大。
革質とフィット感にこだわりたい方は、ぜひ一度ニューバランスのグローブをチェックしてみてください。
新しいプレー体験を、あなたの手で感じてみましょう。


