スニーカー選びで迷ったとき、真っ先に候補に挙がるのが「ニューバランス 574」。履き心地の良さ、豊富なモデル展開、そして幅（ワイズ）や用途に合わせた細やかな設計が人気の理由です。でも、種類が多すぎて「どれを選べばいいのかわからない」という声もよく聞きます。
この記事では、足の形や使うシーン別に、自分にぴったりのニューバランス 996を見つけるためのポイントをわかりやすく解説します。読み終えるころには、自信を持って“自分の一足”を選べるようになります。
ニューバランスを選ぶ前に知っておきたい「足の基本」
靴選びの出発点は、自分の足を知ることから。
ニューバランス 996の魅力のひとつは、足の長さ（足長）だけでなく「幅（ワイズ）」で選べる点にあります。
一般的なスニーカーブランドは、サイズ表記が「cm」だけのことが多いですが、ニューバランスはそれに加えて「D」「2E」「4E」「6E」などのワイズ展開をしています。
この記号は足幅の広さを示しており、Dはやや細め、2Eが標準、4Eが幅広、6Eはかなりゆったりめです。
多くの日本人は「甲高・幅広」と言われる足型のため、2Eや4Eのモデルを選ぶ人が多い傾向にあります。
ただし、同じ2Eでもモデルによって横幅の感覚は微妙に違うこともあります。試着時には、足先だけでなく甲や踵のフィット感もチェックしましょう。
もし店舗に行けるなら、ニューバランス直営店の「ウィズサイジング計測サービス」を活用するのがおすすめ。足長と足囲を測ってもらうだけで、自分の足型を数値で把握できます。
ニューバランスの数字の意味を理解しよう
ニューバランスのモデルには「ニューバランス 574」「ニューバランス 996」「ニューバランス 990v6」などの数字がついています。この番号には実は意味があり、選び方のヒントにもなります。
- 500番台：安定性と耐久性を重視したオフロード向けモデル。例：ニューバランス 574
- 900番台：軽快で街履き・ランニングにも対応するオンロード向けモデル。例：ニューバランス 996、ニューバランス 990v6
- 1000番台以上：ブランドの技術を詰め込んだフラッグシップモデル。履き心地と素材のクオリティが最高クラスです。
番号が大きいほど最新技術や高品質素材が使われている傾向にありますが、価格も上がります。
普段使いなら「ニューバランス 574」や「ニューバランス 996」がバランスの取れた選択。走り込みやトレーニングなど、性能重視なら「ニューバランス 990v6」といったハイグレードモデルも検討の価値があります。
用途別に見るニューバランスの選び方
同じブランドでも、どの場面で履くかによって“最適な一足”は違います。ここでは用途別にポイントをまとめます。
街歩き・普段使い
日常的に使うなら「デザイン性」と「履き心地」の両立がカギ。
ニューバランス 574やニューバランス 996は、どんな服装にも合わせやすく、クッション性も高いため長時間の外出にも向いています。
カジュアルな服装だけでなく、きれいめスタイルにもなじむので、初めてのニューバランスにもぴったりです。
ウォーキング・立ち仕事
歩く時間が長い人は、ソールのクッション性と安定性を優先しましょう。
ウォーキング用のモデルでは、足への負担を減らすために厚めのミッドソールや、踵をしっかり支える構造が採用されています。
足幅が広い場合は4E展開のモデルを選ぶことで、足指の圧迫を防げます。
ランニング・スポーツ
走るために設計されたモデルは、軽量性と反発力が魅力。
たとえば「Fresh Foam」シリーズや「FuelCell」シリーズなどは、ソールの反発性が高く、長距離ランにも向いています。
サイズ選びでは、足先に1cmほどの余裕を残し、踵が浮かないかを確認しましょう。
トレイル・アウトドア
山道や未舗装路での使用には、グリップ力や防水性が必要です。
「Hierro」シリーズのように、ビブラムソールやGORE-TEXを採用したモデルは滑りにくく、アウトドアにも安心。
つま先やアッパーの補強があるタイプを選ぶと、石や木の根からの衝撃を軽減してくれます。
足型別に最適なワイズを選ぶコツ
靴のサイズ選びでは、足長（cm）とワイズの両方が大切。
ここでは足型別にどのワイズを選ぶと良いかをまとめます。
- 細身・甲低タイプ：D（やや細め）またはB（レディース）
- 標準タイプ：2E（メンズ）、Dまたは2E（レディース）
- 幅広・甲高タイプ：4Eまたは6E
幅広モデルは、つま先や小指部分に圧迫を感じにくく、長時間の使用でも疲れにくいのが特徴です。
一方で、細めの足に対して広すぎるワイズを選ぶと、足が中で動いてしまい安定性が落ちます。
可能であれば、店頭で“両足”を測り、左右差を確認するのが理想です。
素材・テクノロジーの違いを知るともっと楽しい
ニューバランスは、モデルごとに異なる素材やソール技術を採用しています。
たとえば「C-CAP」や「ENCAP」は、クッションと安定性を両立するためのミッドソール構造。
「Fresh Foam」は柔らかく反発のあるフォーム材で、足への負担を減らす工夫がされています。
また、防水素材「GORE-TEX」を搭載したモデルもあり、雨の日やアウトドアでの使用にも最適です。
さらに、「Made in USA」「Made in UK」といったプレミアムラインは、素材選びや縫製の丁寧さで高い評価を受けています。価格は高めですが、長く履ける一足として支持されています。
ネット購入時の注意点
ネットでニューバランスを購入する際は、いくつか注意すべきポイントがあります。
- サイズ表を確認し、足長とワイズの両方を意識する
- モデルによって幅感が異なるので、レビューを参考にする
- 「返品・交換が可能か」を事前にチェックする
- 足幅が広めなら「ワイド」「4E」と明記されたモデルを選ぶ
また、ハーフサイズ（0.5cm刻み）の展開があるため、「普段より0.5cm上げる」「同サイズでワイズを広げる」といった調整がしやすいのもニューバランスの魅力です。
サイズアップよりも、まずはワイズ変更で調整するのが理想的です。
実店舗での試着がいちばん確実
最終的には、試し履きに勝るものはありません。
履いた瞬間の“第一印象”を大切にしましょう。違和感がある場合、それは長時間履くと痛みや疲労につながります。
試着の際は以下のポイントをチェックします。
- つま先に0.5〜1cmのゆとりがあるか
- 踵が浮かず、しっかり固定されているか
- 小指や甲の部分に圧迫を感じないか
- 歩いたときに左右ブレがないか
スタッフに相談しながら、用途と足型に合うモデルを選ぶことで、最適なフィット感を得られます。
ニューバランス選びで失敗しない10のチェックポイント
- 足長と足囲（ワイズ）を正確に測る
- 自分の足型（幅広／甲高など）を把握する
- 用途を明確にする（街歩き・ウォーキング・ランニングなど）
- モデル番号の特徴を理解する
- ワイズ展開を確認する
- 試着時は両足でフィット感を確認
- つま先と踵のゆとりをチェック
- ネット購入時はレビューと交換条件を確認
- 左右の足の大きさが違う場合は大きい方に合わせる
- デザインよりも履き心地を優先する
ニューバランスの選び方まとめ：自分の足を知ることが最初の一歩
ニューバランスのスニーカーは、見た目のスタイリッシュさだけでなく、足に優しい設計と細やかなサイズ展開が魅力です。
しかし、モデルやワイズを理解しないまま選ぶと、「思ったよりきつい」「歩くと疲れる」ということにもなりかねません。
大切なのは、自分の足の特徴を知り、それに合ったモデルを選ぶこと。
そして、歩く目的や使うシーンを明確にすれば、自分にぴったりの一足に出会えます。
快適さとスタイルを両立した“自分だけのニューバランス”を、ぜひ見つけてください。
