ジムでの筋トレ、足元は何を履いていますか?
「とりあえずランニングシューズでいいかな」と思っている人は意外と多いですが、実はトレーニング内容に合わない靴を履くと、フォームが崩れたり力がうまく伝わらなかったりすることがあります。
そこで今回は、筋トレに向いたニューバランスのシューズに焦点を当てて、選び方とおすすめの考え方を紹介します。足元を変えるだけで、トレーニングの質は驚くほど変わります。
筋トレに靴選びが大切な理由
ジムでのトレーニングは、単に「走る」動作だけではありません。スクワット、デッドリフト、ランジ、ベンチプレスなど、さまざまな動きがあり、足元の安定性が体全体のバランスを支えています。
筋トレ用シューズに求められるのは、主に次のポイントです。
- 安定性:重りを扱う種目では、足がブレないことが最優先。
- 接地感:足裏の力を地面に伝えやすいフラットなソール。
- グリップ力:滑らずしっかり踏ん張れるアウトソール。
- ホールド性:靴の中で足が動かず、力が逃げない構造。
つまり、クッション性を重視したランニングシューズは筋トレには不向き。柔らかすぎるソールだと沈み込み、力が逃げてしまいます。
その点、ニューバランスには「安定感」と「動きやすさ」の両立を目指したトレーニングラインがあり、筋トレ用としても非常に優秀です。
ニューバランスのジム・トレーニングラインとは
ニューバランスには「トレーニング&ジム」というカテゴリがあり、ランニングとは異なる用途に特化しています。
公式サイトでは、次のように紹介されています。
「あらゆる動きに対応し、あなたのパフォーマンスを最大限に引き出す。」
この言葉の通り、スクワットやベンチプレスのような静的動作から、ケトルベルやバーピーのような動的トレーニングまで対応できる設計になっています。
特徴を整理すると以下の通りです。
- フラットなソール:安定感重視で沈みにくい構造。
- ロープロファイル設計:地面をしっかり感じ取れる。
- 横ブレに強い補強構造:左右動作でも足がぶれにくい。
- メッシュ+補強素材のアッパー:通気性と耐久性を両立。
これらは、筋トレ特有の「地面を押す」「重りを支える」動作に最適です。
筋トレでニューバランスを選ぶときのチェックポイント
どんなトレーニングをするかによって、靴に求める機能は変わります。自分の使い方に合わせてチェックしておきたいポイントを見ていきましょう。
1. ソールの硬さと厚み
筋トレでは、柔らかすぎないソールが理想です。沈み込む感覚があると、力が分散しやすくなります。硬めでフラットなソールを選ぶことで、地面を押しやすく、安定して姿勢を保てます。
2. ヒールドロップ(かかとの高さ)
スクワットなどでは、かかとが高すぎると重心が前に流れ、フォームが崩れやすくなります。ドロップ(つま先と踵の高低差)が小さいモデルの方が、自然な姿勢で重りを支えられます。
3. 側方安定性
ケーブル系トレーニングやステップ、サイドランジのような動きでは、横方向の安定感も必要です。アッパーやヒールがしっかりしているモデルを選びましょう。
4. フィット感
靴の中で足が動くと、力が逃げるだけでなく、マメや靴ずれの原因にもなります。ニューバランスはワイズ(足幅)展開が豊富なので、自分の足型に合うものを選びやすいのが強みです。
5. 通気性と耐久性
ジムは湿度が高く、汗もかきやすい環境です。通気性がよく、摩耗に強い素材を選ぶと快適に使えます。
筋トレにおすすめのニューバランスモデル
ニューバランスの中でも、筋トレやジムトレーニングで人気のあるモデルをいくつか紹介します。
● Minimus TR V2
「地面を感じる」トレーニングシューズの代表格。
フラットで硬めのソールが特徴で、スクワットやデッドリフトなどの高重量種目に向いています。
足裏感覚が鋭く、安定感が抜群。レビューでも「リフティング中の足のブレが少ない」と高評価です。
● DynaSoft TRNR v2
クッション性と安定性のバランスをとったモデル。
ジャンプやステップを含む多方向トレーニング、ケトルベルやHIIT系のワークアウトにも対応します。初心者から中級者まで幅広く使える一足です。
● NERGIZE
女性ユーザーに人気のトレーニングモデル。
軽量で履きやすく、ストレッチやマシントレーニングなど軽めの筋トレにぴったりです。デザイン性が高く、ジムの行き帰りにもそのまま履ける点も魅力です。
● Minimus Prevail
よりウェイトリフティング寄りの設計で、フラットソールと高剛性が特徴。
スクワットやデッドリフトのフォームを安定させたい中上級者におすすめです。
トレーニング内容別・モデルの選び方
筋トレと一口に言っても、目的は人それぞれです。自分のトレーニング内容に合った靴を選ぶことで、効果をより引き出せます。
高重量トレーニングが中心の人
スクワットやデッドリフトなど、重いウェイトを扱う場合はフラットソールが必須。
Minimus TRシリーズのように「沈まない」「足裏が安定する」モデルを選ぶと、フォームを崩さずに力を発揮できます。
全身の筋トレや機能的トレーニングをする人
ケトルベル、バトルロープ、サイドステップなど、多方向の動きを行う場合は、横ブレに強くクッション性もあるタイプが最適です。
DynaSoft TRNR v2のような安定+反発バランス型が便利です。
軽めの筋トレや有酸素運動も行う人
マシンやランニングを組み合わせるなら、軽量で通気性のあるモデルが快適。
NERGIZEはフィットネス全般をカバーでき、女性に特に人気があります。
ランニングシューズとの違いを理解しておこう
筋トレ用シューズとランニングシューズは、構造的に目的が異なります。
ランニングシューズは衝撃吸収・推進力重視。
筋トレシューズは安定性・接地感重視。
この違いを理解せずに「普段走る用の靴で十分」と思ってしまうと、トレーニング時に足元が沈んでバランスを崩すことがあります。
ニューバランスのように用途ごとに設計を分けているブランドでは、「ジム用」「トレーニング用」の表記があるかをチェックするのが大切です。
ニューバランスを選ぶメリット
ニューバランスが筋トレ向けに選ばれる理由はいくつかあります。
- 足幅展開が豊富で、日本人の足にも合いやすい。
- トレーニング用途のモデルが公式に用意されている。
- デザイン性が高く、普段使いにも馴染む。
- 安定性・耐久性に優れたソール設計。
つまり、「機能性」と「見た目」の両立がしやすいブランドです。
ジムだけでなく、日常でも履けるトレーニングシューズを探している人には、ニューバランスは非常に相性が良いでしょう。
よくある失敗と注意点
靴選びで失敗しやすいポイントも押さえておきましょう。
- 柔らかすぎる靴を選ぶ:厚底ランニング系は筋トレには不向き。
- 重すぎる靴を選ぶ:安定性があっても動きづらくなる。
- サイズが合っていない:ホールドが甘いと力が逃げる。
- 通気性を軽視する:蒸れて滑りやすくなり、集中できない。
ニューバランスのトレーニングモデルはこれらをバランスよくカバーしているので、目的に合った一足を選ぶだけで快適さが変わります。
まとめ:筋トレに効果的なニューバランスシューズでパフォーマンスを上げよう
筋トレにおいて、シューズは単なる道具ではなく「体の一部」と言えます。
足元が安定することで、フォームが安定し、筋肉に正しく刺激を与えられるようになります。
ニューバランスのトレーニングモデルは、安定性と動きやすさのバランスが秀逸。
Minimus TRのように地面を感じるタイプもあれば、DynaSoft TRNR v2のように多方向動作にも対応するモデルもあります。
自分のトレーニングスタイルに合った一足を選び、ジムでのパフォーマンスを最大限に引き出していきましょう。
筋トレに効果的なニューバランスシューズは、あなたの「理想のフォーム」と「ケガをしない身体作り」を支えてくれる、最初の投資です。


