ニューバランスのスニーカーを選ぶとき、「574」や「996」「2002R」など、数字がついた型番を見て迷ったことはありませんか？
実はこの「番号」には、それぞれのモデルの特徴や開発背景がしっかりと意味づけされています。
今回は、そんなニューバランスの“人気番号”をランキング形式で紹介しながら、定番モデルから最新トレンドまでをわかりやすく解説します。
ニューバランスの番号には意味がある？基本の考え方
ニューバランスの型番は、単なるデザイン番号ではなく「用途」「構造」「時代」を反映したもの。
数字を見れば、どんな目的で作られた靴なのか、どのグレードなのかが分かるようになっています。
大まかに言うと、
- 500番台：オフロードランニングをベースにしたカジュアルモデル
- 900番台：ロードランニングベースの高品質シリーズ
- 1000番台以降：最新技術を取り入れたハイエンドライン
このように、数字が上がるにつれて高機能・高品質なモデルが多くなります。
とはいえ、500番台も履き心地やデザインの完成度が高く、「街履きスニーカー」としては抜群の人気を誇ります。
ニューバランスの人気番号ランキングTOP5
ここからは、国内外で特に人気の高いモデル番号を紹介します。
雑誌やECサイトの売れ筋、ファッションメディアの特集などをもとに、いま最も注目されている番号をピックアップしました。
第1位：574 ― 永遠の定番、誰にでも似合う万能モデル
ニューバランスといえばやっぱり「574」。
1980年代のオフロードランニングシューズをルーツに持ち、丸みのあるフォルムとスエード×メッシュの素材感が特徴です。
人気の理由はなんといってもバランスの良さ。
価格も手頃で、履き心地が柔らかく、どんなファッションにも合わせやすい。
初めてニューバランスを買う人がまず選ぶ一足としても定番中の定番です。
カジュアルにもきれいめにもなじむそのデザインは、老若男女問わず人気。
長く愛される理由は、「安心感」と「履き心地の安定」にあります。
第2位：996 ― スタイリッシュで都会的、900番台の顔
1988年に登場した「996」は、900番台の代表格。
細身でシャープなシルエットが特徴で、スーツやジャケットにも違和感なく合わせられる“上品スニーカー”として支持されています。
574よりもややスリムで、すっきり見えるデザインが魅力。
ENCAPミッドソールによる安定感、軽さ、そして足に吸い付くようなフィット感が人気を後押ししています。
ファッション性と機能性のバランスが絶妙で、「きれいめカジュアルに合わせたい」「スマートに見せたい」という人から特に選ばれています。
第3位：2002R ― トレンド感と履き心地を両立した新定番
ここ数年、街で急激に見かけるようになったのが「2002R」。
もともとは2010年に登場した「MR2002」をベースに再構築されたモデルで、クラシックな見た目にハイテク感をプラスしたデザインです。
ABZORBやN-ergyといったクッションテクノロジーを搭載しており、歩行時の衝撃吸収性は抜群。
デザインも“2000年代ランニングシューズ”のムードを感じさせるボリューム感で、トレンドに敏感な層から支持されています。
グレーやベージュといった落ち着いたカラー展開が多く、大人のストリートスタイルにも好相性。
今や「ニューバランスの新定番」として定着しつつある人気モデルです。
第4位：990シリーズ（特に990v6） ― MADE IN USAの最高峰
ニューバランスのフラッグシップといえば「990シリーズ」。
1982年に初代が登場して以来、最新の技術を搭載しながら進化を続けています。
現行の「990v6」では、ミッドソールにFuelCellフォームを採用し、軽量性と反発力を両立。
職人によるMADE IN USA品質も魅力のひとつで、長く使える上質な一足として大人世代から厚い信頼を得ています。
価格帯はやや高めですが、それに見合う履き心地と存在感。
「一生モノのスニーカー」と呼ばれる理由は、こうした品質へのこだわりにあります。
第5位：327・530・1906R ― トレンドを象徴する“新世代”モデル
若い世代やスニーカーファンからの注目度が高いのが、「327」「530」「1906R」といった新世代番号。
- 327：1970年代のレーシングシューズを現代風にアレンジ。サイドのビッグNロゴとソールの独特な形状が特徴。
- 530：90年代のランニングスタイルを再現したレトロ感が魅力。軽量メッシュで履き心地も快適。
- 1906R：2000年代のハイテク感を再構築。厚みのあるソールと安定した履き心地で人気急上昇中。
どれもレトロ×モダンの融合がうまく、ストリートからカジュアルまで幅広く支持されています。
「定番とは違うけど、今っぽさを出したい」という人には最適なラインナップです。
人気番号が支持される共通の理由
人気モデルを比較すると、いくつかの共通点が見えてきます。
- 履き心地のよさ
ENCAPやABZORBなどの独自ソール技術が足への負担を軽減。
「長時間歩いても疲れにくい」という口コミが多いのはこのためです。 - コーディネートのしやすさ
ニューバランスの定番カラー（グレー・ネイビー・ブラック）は、どんな服にもなじみやすい。
特に574や996は、カジュアルにもきれいめにも使える万能選手です。 - 幅広い価格帯と選択肢
エントリーモデルからハイエンドまでそろっており、自分の予算や用途に合わせて選びやすい。
同じ番号でも“Made in USA”“Made in UK”“アジア製”など仕様が異なるのも魅力です。 - 信頼性とブランドストーリー
アスリート用シューズをルーツに持ち、100年以上の歴史を積み重ねてきたブランド。
その信頼感が「結局ニューバランスに戻る」と言われる理由でもあります。
自分に合った番号を選ぶポイント
人気ランキングを参考にしつつ、自分に合うモデルを見つけるには次の3点を意識しましょう。
- 足幅（ワイズ）を確認する
ニューバランスはD（標準）・2E（やや広め）・4E（幅広）などの展開があります。
日本人は幅広足の人が多いため、通常よりワンサイズ上や広めワイズを選ぶと快適です。 - 用途を明確にする
街履き中心なら574や996、長時間歩くなら990シリーズ、トレンド重視なら2002Rや327が最適。
「どんなシーンで履くか」を決めておくと失敗しにくくなります。 - 素材・生産国をチェックする
同じ型番でも、生産国によって素材や細部の仕上げが異なります。
USA／UKモデルは高級感重視、アジア製は軽量でコスパ重視といった違いがあります。
これから注目の“次に来る番号”
ニューバランスは常に新しいシリーズを投入しています。
近年では、レトロランニングや厚底系のトレンドが続いており、2000年代モデルのリバイバルが加速中です。
特に注目したいのは、
- 「2002R」シリーズの派生モデル（Refined、Protection Packなど）
- 「1906L」「860v2」などのラン系リバイバルモデル
- コラボ限定ライン（Miu Miu、mita sneakers、AURALEEなど）
これらはSNSを中心に注目が高く、今後ランキング上位に食い込む可能性も十分あります。
まとめ：ニューバランスの人気番号を知れば、自分に最適な一足が見つかる
「ニューバランス 人気 番号」で検索すると、定番モデルから最新モデルまでさまざまな番号が登場します。
しかし、どのモデルも“履き心地の良さ”という共通点を持ち、好みに合わせて選べる懐の深さが魅力です。
この3軸で考えれば、きっと自分のスタイルにぴったりの一足が見つかるはず。
ニューバランスの番号の意味と人気の理由を知ることで、次に選ぶスニーカーがもっと楽しくなるでしょう。
