「ニューバランスって本当に履きやすいの？」
そう感じている人は多いのではないでしょうか。実際、スニーカー好きだけでなく、普段あまり靴にこだわらない人からも「履きやすい」「疲れにくい」と支持されているのがニューバランスです。
この記事では、なぜニューバランスが履きやすいのか、その理由と初心者でも失敗しない選び方、おすすめモデルまでわかりやすく解説します。
ニューバランスが「履きやすい」と言われる理由
ニューバランスのスニーカーが支持される一番の理由は、足に合わせて選べる設計にあります。見た目のかっこよさだけでなく、実際に「長く歩いても疲れにくい」「フィット感が心地いい」と感じる要素が詰まっているのです。
幅の種類が豊富で日本人の足に合いやすい
多くのスニーカーはサイズ（長さ）だけで選びますが、ニューバランスは**ワイズ（足幅）**も明確に表示されています。
「D（やや細め）」「2E（標準）」「4E（幅広）」「6E（超幅広）」など、足幅に合わせて選べるため、窮屈さや痛みを感じにくい構造です。
特に日本人は足幅が広い人が多いため、2Eや4Eモデルの存在は大きなメリット。足の形に無理なくフィットするので、「履き心地がいい」と感じやすいのです。
優れたクッション性と安定感
ニューバランスの履きやすさを語る上で欠かせないのがミッドソール（靴底のクッション部分）。
代表的な技術には以下のようなものがあります。
- REVLITE（レブライト）：軽量で柔らかいクッション素材。長時間歩いても疲れにくい。
- ABZORB（アブゾーブ）：衝撃吸収と反発力の両立。歩行時の衝撃を軽減。
- ENCAP（エンキャップ）：クッション性と安定性を兼ね備えた構造。
モデルによって採用技術は異なりますが、どれも“歩きやすさ”と“疲れにくさ”を追求して開発されています。
日常使いはもちろん、通勤や旅行など長時間履くシーンでも快適です。
足に馴染む木型（ラスト）設計
靴の形を決める“木型”も履きやすさに大きく関係します。
ニューバランスでは、「SL-1」「SL-2」「PL-1」など複数の木型があり、モデルごとに異なる履き心地を実現しています。
たとえば人気の「996」シリーズは細身のSL-1ラストを採用し、足全体を包み込むようなフィット感が特徴。
一方で「574」はやや広めの設計で、つま先が動かしやすく、ゆったり履ける仕様になっています。
こうした違いが、自分の足に合うモデルを見つけやすい理由のひとつです。
初心者が知っておきたいニューバランスの選び方
「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」という声もよく聞きます。
ここでは、初心者でも失敗しないための選び方のポイントを紹介します。
1. 自分の足幅（ワイズ）を知る
まずは足幅を測って、自分がどのワイズに該当するかを知りましょう。
足幅が合っていない靴は、履き心地が悪いだけでなく、疲れや痛みの原因にもなります。
靴店で計測してもらうのが確実ですが、目安として以下のように考えると選びやすいです。
- 細めの足 → Dまたは2E
- 標準〜やや広め → 2E
- 幅広・甲高 → 4Eまたは6E
ニューバランスは幅広モデルも多いので、自分にぴったりのサイズを選べます。
2. 用途を明確にする
「通勤・通学」「ウォーキング」「ファッション重視」「ランニング」など、目的によっておすすめモデルは変わります。
同じニューバランスでも、用途に合わせて選ぶことで“履きやすさ”が一段と感じられます。
3. クッション性と軽さをチェック
実際に履いたときの“軽さ”と“地面からの反発”は、疲れにくさに直結します。
特に初心者は、柔らかいクッション素材を使ったモデルを選ぶと失敗が少ないです。
長時間歩く人には、足裏全体をサポートするFresh Foamシリーズが人気です。
4. サイズは「少し余裕」を意識
つま先に指1本分のゆとりがあるのが理想です。
きつすぎると足が痛くなり、ゆるすぎると靴擦れや疲れの原因になります。
モデルによって木型が異なるので、同じサイズでも履き比べてみるのがポイントです。
5. デザインも“履きやすさ”の一部
「履きやすい＝機能的」という印象がありますが、見た目の好みも大事。
ニューバランスはカラー展開や素材も豊富で、どんな服にも合わせやすいのが魅力です。
長く愛用するなら、デザインも自分のスタイルに合うものを選びましょう。
履きやすさで人気のおすすめモデル
ここからは、実際に“履きやすい”と評価されているニューバランスの代表的モデルを紹介します。
574 ― ゆったりした万能モデル
クラシックな見た目で、どんなコーデにも合う人気モデル。
横幅が広めでつま先が動かしやすく、初心者にも履きやすい設計です。
クッション性と安定感のバランスがよく、立ち仕事や通勤にもおすすめ。
996 ― フィット感重視の定番スニーカー
スリムなシルエットながら、柔らかなミッドソールと包み込む履き心地が魅力。
特に「C-CAP」「ENCAP」などのクッション素材が歩行時の衝撃を軽減します。
長時間歩いても疲れにくく、街歩きにも最適です。
MW880 ― ウォーキングに特化した快適モデル
「Fresh Foam」ミッドソールを搭載し、足裏全体を優しく支える構造。
軽量で通気性にも優れ、長距離を歩く人や旅行用にも人気があります。
幅広サイズ展開があり、フィット感の調整がしやすいのもポイント。
990シリーズ ― 究極の履き心地を追求
アメリカ製のフラッグシップモデルで、価格は高めですが完成度は別格。
クッション性・安定性・耐久性すべてが高水準で、履くたびに足になじんでいきます。
v3～v6まで進化を続けており、「一度履くと他に戻れない」との声も。
530 ― 軽量でファッションにも◎
程よいボリュームとクラシックな雰囲気で、カジュアルスタイルにぴったり。
ソールのクッションが柔らかく、長時間歩いても快適です。
普段使いの1足として人気が急上昇中。
Fresh Foam X 1080 ― 柔らかさと安定感の両立
最新テクノロジーのクッションを採用し、ランニングだけでなく日常使いにも最適。
まるで足が沈み込むような柔らかさで、膝や足首への負担を軽減します。
履きやすさを保つためのケアと工夫
いくら履きやすい靴でも、使い方やメンテナンス次第で快適さは変わります。
- 履いた後は湿気を飛ばす
- インソールを定期的に洗う・交換する
- 紐を正しく結び、足全体を支えるように履く
- ソールがすり減ったら早めに修理・買い替え
こうした小さな工夫を続けることで、履き心地を長くキープできます。
初心者が失敗しないための注意点
- 「人気モデル＝自分に合う」とは限らない
- サイズだけで選ばず、足幅や甲の高さもチェックする
- 高価格モデルが必ずしも履きやすいわけではない
- 返品・交換可能なショップで購入すると安心
実際に試し履きして、「足のどこにも圧迫感がない」「歩いたときに自然に前へ進む感覚がある」ものを選ぶのがポイントです。
まとめ：自分の足に合えばニューバランスは最高に履きやすい
ニューバランスの履きやすさは、クッション技術や木型設計だけでなく、自分の足に合うサイズとワイズを選べる自由度にあります。
足に合う1足を見つければ、毎日の歩きが驚くほど軽やかに感じるはずです。
特に初心者には、「574」や「996」、「MW880」など、履き心地とデザインのバランスが取れたモデルがおすすめ。
自分の足の特徴やライフスタイルに合わせて選べば、“履きやすいニューバランス”があなたの相棒になるでしょう。
