ニューバランスのスニーカーを「大きめに履く」人が増えています。少しゆったり履くことで生まれる抜け感や、厚手ソックスを合わせた季節感のあるコーデなど、見た目のバランスを整えるだけでなく、履き心地の面でもメリットがあります。
一方で、「どのくらい大きめが良いの？」「モデルによって違いはある？」といった疑問を持つ人も多いですよね。この記事では、ニューバランスのサイズ感の基本から、大きめに履くメリット・注意点、そしておすすめモデルまでをわかりやすく解説します。
ニューバランスのサイズ感は独特？まず知っておきたい基本
ニューバランスは「長さ」だけでなく「幅（ウイズ）」の選択肢が豊富なブランドです。
一般的なスニーカーは「23.5cm」「26cm」といった長さ中心のサイズ展開が多いですが、ニューバランスは D（やや細め）・2E（標準）・4E（幅広） など、足幅に合わせて選べるのが特徴です。
つまり、「いつも通りのサイズを買ったのにきつい」「同じサイズでもモデルによって違う」と感じるのは自然なこと。モデルごとに使われている木型（ラスト）や素材の伸縮性によって、履き心地は大きく変わります。
一般的に、足の実寸（かかとからつま先まで）＋0.5cm程度を目安にする人が多く、「ちょっと大きめにしておく」と快適に感じるケースもあります。特に長時間の外出や、靴下の厚みによって微妙にフィット感が変わるニューバランスでは、この“ゆとり”が重要です。
「大きめに履く」って実際どうなの？そのメリットを解説
ニューバランスをあえて大きめに履く人には、いくつかの理由があります。
ファッション的な見え方だけでなく、機能的にもメリットがあるんです。
1. 履き心地にゆとりが出る
ジャストサイズだと足先や甲が圧迫されることもあります。特に幅広・甲高の人は、同じサイズでもきつく感じやすい傾向があります。
そこで 0.5〜1.0cm程度大きめ にすることで、足先に少し空間ができ、快適に歩けるようになります。
例えば「New Balance 574」や「New Balance CM996」は比較的細めの木型なので、足幅が広めの人はワンサイズ上げるだけでぐっと楽になることがあります。厚手ソックスを合わせる冬場にも、少し大きめは便利です。
2. おしゃれに“抜け感”が出る
ファッション的な視点では、あえて少し大きめを選ぶことで「こなれ感」が生まれます。
ジャストサイズでピタッと履くとスマートな印象になりますが、ゆったりめに履くと ストリートライクでリラックスした雰囲気 に。
特に、ワイドパンツやスウェット、スラックスなど“裾にゆとりがあるボトム”との相性が抜群です。
裾が靴に軽く乗るようにすると、全体のバランスが整い「今っぽい足元」になります。
3. ソックスコーデや厚底感を楽しめる
大きめサイズだと靴の内部に余裕ができ、厚手の靴下を合わせても窮屈になりません。
カラーソックスをチラ見せしたり、裾をロールアップして足元を主張したりと、コーデの幅も広がります。
また、ボリューム感のあるニューバランスのフォルムが強調され、スタイル全体のバランスが整うのもポイントです。
モデル別に見る！大きめに履いてもおしゃれなニューバランス
ニューバランスはモデルごとにシルエットが異なります。
ここでは「大きめに履いてもバランスが取りやすい」「少し余裕があっても形が崩れない」おすすめモデルを紹介します。
● New Balance 574
定番中の定番モデル。やや丸みを帯びたフォルムと厚めのソールが特徴です。
もともと幅にゆとりのある設計なので、0.5cm大きめ を選ぶと程よくリラックスした印象に。
スウェットパンツやワイドデニムと合わせても足元が沈まず、ボリュームのあるスタイリングが作れます。
● New Balance CM996
スマートで都会的なデザイン。シルエットがやや細身で、幅広の人にはややタイトに感じる傾向があります。
そのため、0.5〜1.0cmアップ が目安。上げ過ぎると踵が浮きやすいので、紐でしっかりフィットを調整しましょう。
上品な見た目なので、カジュアルにもきれいめにも馴染みます。
● New Balance ML725
トレンドの“ダッドスニーカー”系デザイン。ソールが厚く、重心が低く見えるため、大きめサイズでもバランスが崩れにくいモデルです。
ストリート・韓国ファッションなどにも人気があり、「あえて大きめでルーズに履く」スタイルにぴったり。
メッシュとスエードの切り替えが特徴で、軽量ながら存在感も十分です。
● New Balance MS327
レトロランニングシューズをモダンに再構築した人気モデル。ソールが後ろに伸びる独特のデザインで、やや大きめでも違和感が出ません。
シルエットがきれいで、男女問わず“こなれた”印象に。ワンサイズ上げて厚手ソックスと合わせると、バランスの取れたスタイリングが楽しめます。
どのくらい大きめがベスト？失敗しないサイズ選びのコツ
大きめに履くときは、ただ単に「1cm上げる」ではなく、足の特徴やモデル特性に合わせて選ぶことが大切です。
- 幅広・甲高の人：0.5〜1.0cmアップが基本。特に996など細身モデルでは少し余裕を持たせる。
- 標準的な足型の人：0.5cmアップが目安。厚手ソックスを履く季節だけ大きめでもOK。
- 足幅が狭い人：無理に大きめにせず、通常サイズのままでも“抜け感”は作れます。
また、サイズアップする場合は、必ず「かかとが浮かないか」「紐を締めたときに安定するか」を確認しましょう。
かかとが浮くと靴擦れの原因になるので注意が必要です。
大きめに履くときの注意点と調整テクニック
おしゃれ目的で大きめを選ぶ場合も、快適さを損なわない工夫が大事です。
かかとが浮く場合はインソールで調整
ほんの少しのサイズ差なら、薄いインソールを追加するだけでフィット感を高められます。
足の沈み込みを防ぎ、歩行時の安定性もアップします。
靴紐でしっかり固定
ニューバランスの多くはシューレース調整がしやすい設計です。
甲部分をしっかり締めるだけでも、ゆるめサイズを快適に履けます。
モデルごとの特徴を理解
「500番台はややゆったり」「900番台はやや細め」など、シリーズごとに傾向が異なります。
過去に履いたモデルを基準に、似た木型のものを選ぶと失敗が減ります。
おしゃれに履きこなす！大きめニューバランスのコーデ術
大きめスニーカーは、ただサイズを上げるだけではなく、全体のバランスで“おしゃれ見え”が決まります。
- パンツの裾をワンクッション入れる
裾がスニーカーに軽く乗るようにすると、ゆるっとした抜け感が出ます。 - 厚手ソックスをポイントに
ソックスを少し見せることで、足元にリズムが生まれます。 - カラーのバランスを整える
グレーやネイビーなど定番カラーのスニーカーに、白ソックスを合わせると軽やかさが増します。 - 全体を“重め”にまとめる
上半身をコンパクトにして足元にボリュームを出すと、今っぽいバランスになります。
「大きめニューバランス」は、ストリートからカジュアル、きれいめまで幅広く応用可能。
ジャケットに合わせてハズしアイテムとして使うのもおすすめです。
ニューバランスを大きめに履くとおしゃれ？サイズ感とおすすめモデルを徹底解説
結論から言えば、ニューバランスを「大きめに履く」のはアリです。
ただし、0.5〜1.0cmの範囲にとどめる のがポイント。
これくらいなら見た目にも違和感がなく、快適さも確保できます。
大きめに履くことで生まれるゆとりや抜け感は、今のファッションとも相性抜群。
パンツのシルエットやソックスとの組み合わせを意識すれば、誰でも簡単に“こなれ感”を演出できます。
履き心地を損なわない範囲でサイズを調整し、自分らしいスタイルを楽しみましょう。
ニューバランスの魅力は、モデルごとの個性と履き心地の深さにあります。
ぜひ、自分の足型やファッションに合わせて“少し大きめの履きこなし”を試してみてください。
きっと、見た目も履き心地も、今まで以上にニューバランスを好きになれるはずです。
