子どもの足って、気づかないうちにどんどん成長していますよね。靴のサイズが合わなくなったと思ったら、もう次のサイズへ。そんな成長期の足を支えるうえで大切なのが「中敷き(インソール)」です。今回は、ニューバランスのキッズ用中敷きを中心に、正しい選び方とおすすめアイテムを紹介します。
成長期の足を守るために「中敷き」が必要な理由
子どもの足は大人のように完成された構造ではありません。骨の多くがまだ軟骨でできており、柔らかく変形しやすい状態です。特に3歳から小学生の間は、土踏まず(縦アーチ)や横アーチが発達していく重要な時期。この時期にサイズの合わない靴やクッション性のない靴を履いてしまうと、足の形や歩き方に影響が出ることもあります。
中敷きは、足裏を適切にサポートして「安定性」「衝撃吸収」「フィット感」を高める役割を果たします。靴を履いたときの姿勢を整え、歩行バランスを改善するサポートにもなります。つまり中敷きは“靴の一部”ではなく、“足育を助ける道具”と言えるのです。
子どもの足に合った中敷きを選ぶためのポイント
中敷きを選ぶ際に見るべきポイントは、大きく分けて5つあります。どれも成長期の足を守るうえで欠かせません。
1. サイズとフィット感
まずはサイズ。中敷きは足の長さだけでなく、幅や甲の高さに合っているかが重要です。少しでも大きい靴を履かせたい気持ちはわかりますが、ゆるい靴を中敷きで埋めるのはおすすめできません。足が靴の中で動いてしまい、かえって不安定になります。中敷きを入れても“しっかり足が固定されるか”を確認しましょう。
2. ヒールカップの形状
かかと部分がカップ状になっている中敷きは、足のブレを防ぎ、安定感を高めてくれます。特に運動が好きな子どもや、活発に動き回るタイプにはヒールカップ付きがぴったりです。正しい歩行姿勢をサポートし、転倒防止にも役立ちます。
3. アーチサポート
土踏まず(縦アーチ)を支える機能があるかもチェックポイントです。アーチサポートがあると、足裏全体で体重を支えられるようになり、疲れにくくなります。扁平足傾向のお子さんにもおすすめです。
4. クッション性と反発性
子どもは走ったり跳ねたりと、日常的に衝撃の多い動きをしています。クッション性が高い中敷きは、その衝撃をやわらげてくれるので、膝や腰への負担を軽減します。ニューバランスの中敷きには、高反発EVA素材やABZORB(アブゾーブ)といった独自のクッション素材が使われており、長時間歩いても疲れにくいのが特徴です。
5. 通気性・抗菌性
汗っかきな子どもの足には、通気性や抗菌防臭機能のある中敷きが快適。蒸れやにおいを防ぎ、衛生的に使えます。洗って繰り返し使えるタイプも増えており、清潔を保ちやすいのもポイントです。
ニューバランスの中敷きキッズ用おすすめ7選
ここからは、実際にニューバランスから展開されている中敷き・インソールの中で、キッズにもおすすめできる7タイプを紹介します。サイズ調整が可能なモデルや、スポーツ向けなど、それぞれ特徴が異なります。
1. NB ランニングインソール
ランニングにも対応する高反発タイプ。TPUスタビライザーがアーチをしっかり支え、かかと部分には衝撃吸収素材ABZORBを採用。活発に走り回る子どもに最適です。サイズカットも可能で、成長に合わせて微調整できます。
2. NB コンフォートインソール
やわらかいクッション素材を使用したモデル。普段履きや通学シューズにぴったりで、かかとを包み込む形状が安定感をプラスします。長時間の立ち姿勢や通学路の歩行にも向いています。
3. NB キッズ・フィットアジャスター
サイズ調整に特化した薄型タイプ。靴が少し大きいときの微調整や、厚みを足してフィット感を高めたいときに便利。足裏の感覚を妨げない自然な履き心地です。
4. NB アーチサポートインソール
縦アーチ・横アーチの両方を支える設計。足裏のバランスを整える効果が高く、疲れにくさに優れています。特に扁平足やX脚気味の子どもにおすすめ。
5. NB スポーツジュニアインソール
部活やクラブ活動を始めた小学生〜中学生向け。通気性・反発性・防滑性を兼ね備えた総合モデルで、激しい動きにもズレにくい構造です。汗をかいても蒸れにくく、清潔を保ちやすいのも魅力。
6. NB ライトクッションキッズ
軽量で柔らかく、初めての中敷き交換に最適。かかとの安定感がありながらも厚すぎず、靴内スペースを圧迫しません。小さなお子さんの通園靴などにもぴったりです。
7. NB メッシュクールインソール
通気性を重視した夏向けモデル。メッシュ素材が汗を素早く逃がし、ムレを防ぎます。抗菌防臭加工で、汗をかきやすい季節でも快適に過ごせます。
中敷きを使うときの注意点と交換の目安
中敷きは永久に使えるものではありません。使い続けるうちにクッションがつぶれたり、かかと部分がすり減ったりして機能が落ちていきます。一般的な目安として、使用頻度が高い場合は6か月〜1年での交換が理想的。ニューバランス公式でも「履き心地が変わったと感じたら交換を」と案内されています。
また、サイズアウトにも注意が必要です。子どもの足は1年で約1〜2cm成長します。月に一度は中敷きを靴から取り出し、実際に足を乗せてみて余裕があるか確認しましょう。つま先が中敷きからはみ出していたら、もう次のサイズへ移行するサインです。
成長期の足を守るための「靴+中敷き」習慣
中敷き選びも大切ですが、基本は靴そのもののフィット感です。どんなに良い中敷きを入れても、靴が大きすぎたり小さすぎたりすれば意味がありません。
靴のつま先に5〜10mmの余裕があり、かかとがしっかり固定される状態が理想です。ニューバランスでは3Dスキャンによる足測定サービスも行っており、靴選びから中敷き調整までサポートしてもらうのも良い方法です。
さらに、日常生活の中で「裸足で遊ぶ」「足指を使う運動を取り入れる」といった“足の使い方”も足育には欠かせません。中敷きはあくまで補助。足の筋肉やアーチを自然に育てることが、健康な足づくりの基本です。
ニューバランスの中敷きキッズ用で足の未来をサポート
子どもの足は一生に一度しか成長期を迎えません。その時期をどう過ごすかで、将来の姿勢や歩き方、スポーツのパフォーマンスにも影響します。
ニューバランスの中敷きは、成長期の足を優しく、そして確実に支える設計が魅力。サイズ調整のしやすさや、アーチサポート・クッション性など、キッズ用に必要な機能がしっかり備わっています。
定期的に足のサイズを測り、靴と中敷きを見直す。それだけで、子どもの足は正しく育っていきます。日々の一歩一歩を快適に、そして健やかに――ニューバランスの中敷きキッズ用で、足の未来を守っていきましょう。


