スニーカーを選ぶとき、「サイズ(長さ)」は意識しても、「幅(ワイズ)」まで気にして選んでいる人は意外と少ないのではないでしょうか。
でも実は、この“幅”こそが履き心地を左右する重要なポイントなんです。特に日本人の多くは足幅が広め、甲も高い傾向にあるため、標準幅のスニーカーでは窮屈に感じることも少なくありません。
そんな悩みを解決してくれるのが、ニューバランスの「ワイドモデル」。足に優しく、快適な履き心地を実現するその秘密を、今回はじっくり紹介していきます。
幅(ワイズ)とは?まずは靴の“サイズの奥深さ”を知ろう
靴のサイズ表記には「足長(cm)」だけでなく、「足囲」や「足幅」を示す“ワイズ(ウィズ)”があります。
ニューバランスではこのワイズを細かく設定しており、代表的な幅は以下のように分かれています。
- メンズ:D(やや細い)/2E(標準)/4E(幅広)/6E(超幅広)
- レディース:B(やや細い)/D(標準)/2E(幅広)/4E(超幅広)
つまり、「同じ27cm」でも、Dと4Eでは横幅に大きな違いがあるということ。
足長が合っていても、ワイズが合っていなければ痛みや疲れの原因になります。逆に、自分の足幅に合った靴を選べば、驚くほど快適に感じられるのです。
ニューバランスが“ワイドモデル”にこだわる理由
ニューバランスはもともと1906年に矯正靴メーカーとして創業したブランド。
「足の健康」を第一に考え、100年以上にわたり“人それぞれの足に合う靴”を研究してきました。
その理念が今も息づいているのが、ワイズ展開の豊富さです。
特に日本市場では、幅広・甲高の足型が多いことから、ワイドモデルの需要が高く、定番モデルから最新モデルまで「2E」「4E」展開を積極的に取り入れています。
単に幅を広げただけでなく、木型(ラスト)と呼ばれる靴の設計そのものを工夫し、つま先や甲のカーブまで考え抜かれた構造が快適さを生み出しています。
たとえば、ニューバランスの代表的な木型「SL-2」は、つま先と横幅にゆとりがあり、日本人の足型に特にフィットしやすいと評判です。
ワイドモデルを選ぶメリット
1. 指先や足の付け根が痛くなりにくい
足幅が広めの人が標準幅を履くと、指の付け根が圧迫されて痛くなったり、足全体が締めつけられるような感覚になることがあります。
ワイドモデルはこの圧迫を軽減し、足指を自然に伸ばせる設計になっているため、長時間歩いても快適です。
2. 長時間の歩行でも疲れにくい
足を締めつけないことで血行が良くなり、むくみや疲労感が出にくくなります。
特にウォーキングや通勤、旅行など、一日中履くシーンではこの違いが大きく出ます。
3. 安定感とホールド感の両立
幅広ながらも、足全体をしっかり包み込むフィット感を持っているのがニューバランスの特徴。
横滑りやぐらつきが少なく、歩行時の安定感が抜群です。
4. デザインの選択肢が豊富
ワイドモデルというと“機能重視で見た目が地味”な印象を持つ人もいるかもしれません。
しかし最近のニューバランスは、人気のライフスタイルモデルからランニング系まで幅広いデザインでワイド対応を実現しています。
見た目も履き心地も妥協しない一足を選べるのが魅力です。
幅広足の人におすすめのワイドモデル
ここからは、特に人気の高いワイド対応モデルをいくつか紹介します。
New Balance Fresh Foam 880 v7 シリーズ
ウォーキングにもランニングにも使える万能シリーズ。
「New Balance Fresh Foam 880 v7」などは2Eや4E展開があり、足幅が広い人でも快適にフィットします。
クッション性と安定性を兼ね備え、長時間歩く方に特におすすめ。
New Balance ME420
手に取りやすい価格帯ながら、履き心地の良さで高評価を集めているモデル。
軽量ソールと柔らかいメッシュアッパーで、幅広4E設計が選べます。日常使いにぴったり。
New Balance 550
レトロなデザインが人気のクラシックモデル。
限定的ながら4Eワイド仕様も存在し、幅広足でもトレンド感あるスタイルを楽しめます。
New Balance Fresh Foam X 1080
ニューバランスのハイエンド・ランニングモデル。
柔らかなクッション性と滑らかなライド感が魅力で、4E幅広仕様にも対応。
「走れる幅広スニーカー」として人気を集めています。
ワイドモデルを選ぶときの注意点
ウィズだけでなく“木型”を確認する
同じ「4E」でも、木型の違いによって履き心地は変わります。
たとえば「SL-2」はゆったり、「SL-1」はやや細め。
幅広を選ぶ際は木型情報もチェックするのがポイントです。
足長サイズを上げすぎない
幅が狭いと感じても、サイズを上げて対応するのはNG。
足長が大きくなりすぎると、かかとが浮いたりつま先が余ってしまいます。
「長さはそのまま、幅を広げる」という選び方を心がけましょう。
自分の足囲を知っておく
店舗や計測アプリで“足囲”を測ると、どのワイズが合うか把握しやすくなります。
2Eが標準、4Eが幅広という基準を頭に入れておくと、ネット購入時も失敗しにくいです。
幅広でもおしゃれに履ける!コーディネートのコツ
ワイドモデルは機能的でありながら、スタイリングの幅も広がります。
例えば、ボリューム感のあるソールはストレートデニムやワイドパンツとの相性が抜群。
「足元に少し存在感を出す」ことで、シルエット全体が引き締まります。
また、黒やグレーなどのベーシックカラーなら通勤や街歩きにも使いやすく、
白系モデルを選べば春夏シーズンに軽やかな印象をプラスできます。
幅広モデルだからといって“スポーティすぎる”印象にはなりません。
ニューバランスのワイドモデルが支持される理由
ワイドモデルが多くのユーザーに選ばれるのは、単に「幅が広い」からではありません。
ニューバランスは履き心地を科学的に追求し、幅・長さ・甲の高さまでをトータルに設計しているため、
“自分の足に自然にフィットする”感覚が得られます。
さらに、長年培ってきた木型技術やクッション素材の進化(Fresh FoamやFuelCellなど)により、
ワイドでも軽やかでスタイリッシュな履き心地を実現。
この「快適さとデザイン性の両立」こそ、ニューバランスが多くの支持を集める理由です。
まとめ:ニューバランスのワイドモデルで“自分に合う一足”を見つけよう
スニーカーの履き心地は、足の長さだけでなく「幅」がカギ。
ニューバランスのワイドモデルは、足幅が広い人でも快適に歩けるように設計された頼れる存在です。
2Eや4Eなど、自分の足囲に合ったウィズを選ぶことで、日常がぐっと快適になります。
もし「いつもスニーカーがきつい」「長時間歩くと足が痛くなる」と感じているなら、
次の一足はぜひ“ニューバランスのワイドモデル”を試してみてください。
見た目も履き心地も妥協しない、あなたにぴったりのスニーカーがきっと見つかるはずです。


