ニューバランスのスニーカーは履き心地の良さで知られていますが、最近注目を集めているのが「ローファータイプ」。スニーカーの快適さと革靴のような上品さを両立したデザインが話題です。
しかし、いざ購入しようとすると悩むのが“サイズ感”。「スニーカーと同じでいいの?」「革靴みたいに小さめを選ぶの?」など疑問を持つ人が多いのも事実です。
この記事では、実際のレビューやブランドの特徴をもとに、ニューバランスのローファーのサイズ感と履き心地、そして自分に合った選び方を詳しく解説します。
ニューバランスのローファーとは?スニーカーと何が違うのか
ニューバランスが展開するローファータイプは、もともとランニングシューズをベースにしたデザインが多いのが特徴です。
代表的なのが「ニューバランス 1906L」などのモデル。スニーカーのようなクッション性と、ローファー特有のスマートな見た目を兼ね備えています。
つまり“ローファー”といっても、完全な革靴ではなく「スニーカー構造のローファー」。
そのため、一般的な革靴とは履き口や足入れ感がまったく異なります。
一方で、ローファーらしく踵が浅めに設計されていたり、甲周りがすっきり見えるシルエットのため、スニーカーよりもフィット感がシビアに感じる人もいます。
ニューバランス全体のサイズ感を押さえる
ニューバランスのシューズは、基本的に「いつも通りのサイズ」で選んで問題ないと言われています。
しかし、同じサイズでも足幅(ワイズ)の種類が豊富なのがニューバランスの大きな特徴です。
男性向けでは
- D(標準)
- 2E(やや広め)
- 4E(幅広)
女性向けでは
- B(標準)
- D(やや広め)
といった幅の違いがあります。
つまり、自分の足が細い・広いなどの特徴を知っておくことが、快適に履くための第一歩です。
また、モデルによって木型(ラスト)が異なり、900番台はやや細め、500番台や1000番台はゆったりめといった傾向があります。
ローファー仕様の場合も、使用している木型や素材によってフィット感に差が出る点を理解しておきましょう。
ローファータイプのサイズ感:スニーカーとは少し違う
ローファー仕様のニューバランスは、スニーカーと比べると次のような違いがあります。
- 履き口が浅く、かかとのホールド感が弱い
- 甲の高さによってフィット感が変わりやすい
- 脱ぎ履きしやすい構造のため、横方向にゆるさを感じることがある
レビューでも「普段と同じサイズでちょうど良い」「小さめを選んだらきつかった」という声が多く、安易なサイズダウンは避けた方が良さそうです。
とくにニューバランス 1906Lでは「普段27cmを履く人が26.5cmを選んだらきつかった」という意見もありました。
つまり、ローファーでも“スニーカーと同じ長さ”を基準に選ぶのが基本。
そのうえで、幅や甲の高さに合わせて微調整するのが失敗しないコツです。
幅・ワイズによる違いを理解する
同じ27cmでも、D・2E・4Eでは履き心地がまったく違います。
ローファーの場合はスニーカーよりも横の遊びが少ないため、足幅が広い人は「いつものサイズ+ワイズ広め(2Eや4E)」を選ぶと安心です。
逆に、細身の足の人がワイズを広くすると、かかとが浮いてしまうこともあります。
この場合は標準幅のD、もしくは甲の低さに合わせて中敷きやソックスで微調整するのがおすすめです。
ローファーは甲の形に密着する靴なので、足幅・甲の高さの影響を強く受けます。
そのため、「長さ」よりも「横幅と甲まわり」を重視して選ぶと失敗が減ります。
実際の履き心地:スニーカーの快適さとローファーの軽快さ
ニューバランスのローファーは、履き心地が非常に柔らかく、初めて履いた瞬間から“馴染むような感覚”があります。
特にニューバランス 1906Lのようなモデルは、ソールユニットがランニングシューズの構造をベースにしているため、歩行時の衝撃吸収性が高いのが特徴です。
一方で、踵のホールドが浅めなため、歩くときに“かかとが少し浮く”と感じる人もいます。
これは構造上ある程度仕方がない部分なので、気になる人は厚めの靴下や踵パッドで微調整すると快適になります。
また、アッパー素材がスエードやレザーのモデルは、履き始めは少しタイトでも、数日で足になじんできます。
最初の試着時に「ややピッタリ」くらいを目安にしておくと、馴染んだ後に理想的なフィット感になります。
サイズ選びで失敗しないためのチェックポイント
ニューバランスのローファーを購入するときは、次のポイントを確認しておくと安心です。
- かかとが浮かないかをチェック
- つま先に5mmほど余裕があるか
- 横幅がきつすぎないか
- 歩いたときに足が滑らないか
- 脱ぎ履きしやすいか
これらを満たしていれば、自分の足に合っている可能性が高いです。
もし通販で購入する場合は、返品やサイズ交換ができるショップを選びましょう。
特にローファータイプは、履き口や甲のフィット感が人によって大きく異なるため、実際に履いて確認できる環境が理想です。
用途別のおすすめサイズ感
ローファーは、着用シーンによっても最適なサイズが少し変わります。
- 通勤・オフィス用
脱ぎ履きのしやすさを重視して、ややゆとりを持たせたサイズ。 - 街歩き・長時間の使用
ホールド感重視で、普段通りのサイズ+標準ワイズ。 - ファッション・コーデ中心
見た目のシルエットを重視して、ややタイトめ。ただし長時間歩かない前提で選ぶ。
このように、同じモデルでも「どう使うか」で最適なサイズが変わります。
単に数字だけで選ぶのではなく、自分のライフスタイルと照らし合わせることが大切です。
試着時に確認したいフィット感のポイント
試着できる場合は、立った状態で次の3点をチェックしてください。
- かかとのホールド感
かかとが浮くようならワンサイズ下げるか、インソールで調整。 - 甲のフィット
甲がきつすぎる場合は、ワイズを広めに変更。 - 横幅の余裕
指の付け根が圧迫されるなら、0.5cmアップまたは広めワイズを選ぶ。
歩いてみて“踵が浮く・指が当たる”といった違和感がある場合は、どちらかのサイズを調整した方が快適です。
購入前に知っておきたい日本市場での注意点
日本では「D=標準」「2E=やや広め」「4E=幅広」と表記されますが、海外では基準が異なることがあります。
そのため、海外モデルを並行輸入で買う場合は、必ずサイズチャートを確認しておきましょう。
また、通販サイトによっては「ローファーは小さめ」と説明しているケースもありますが、実際はモデルや素材によって異なります。
口コミやレビューを複数確認し、自分の足型に近い人の意見を参考にするのがおすすめです。
ニューバランス ローファー サイズ 感のまとめ
最後に、この記事のポイントを整理します。
- ローファーでも基本は「スニーカーと同じサイズ」でOK
- 幅広・甲高の人は0.5cmアップ、またはワイズを広めに選ぶ
- 履き口が浅く、かかとが浮きやすい構造なので試着が重要
- 用途によって“ゆとり重視”か“ホールド重視”かを決める
- スエードやレザーは履くうちに馴染むので、最初は少しきつめでも良い
ニューバランスのローファーは、スニーカーの快適さと革靴の上品さを兼ね備えた新しいジャンルのシューズです。
自分の足型と用途に合ったサイズを選べば、日常でもフォーマルでも快適に過ごせます。
「ニューバランス ローファー サイズ 感」を理解し、自分にぴったりの一足を見つけてください。


